謎の下宿人 〜 サンセット アパート 〜

 

吾郎君の今回の舞台の内容レポです。記憶の範囲で書いてますので、
創作入ってると思いますが、『こんな感じ』程度に楽しんで頂ければ
と思います。もちろん、内容に嘘偽りが有っても、一切、責任は取り
ませんので悪しからず…m(_ _)m。

 

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東京 PARCO劇場:2003年5月4日(土)〜5月27日(火)

大阪 シアター・ドラマシティ:2003年5月30日(金)〜6月3日(火)

脚本:鈴木聡   演出:山田和也

キャスト


  町田 恭平 : 稲垣 吾郎  (『日ノ出荘』の新入り君。自称、謎の下宿人?)
        ◆
  小暮奈津子 : 佐藤 仁美  (大家さんの次女。一度は家を飛び出したものの)
        ◆
  小暮富士子 : 松金よね子  (下宿屋『日ノ出荘』を仕切っているおかみさん)
  安西 匹樹 : 羽場 裕一  (貴子ちゃんの駆落ち相手。元々は一流証券マン)
  横沢 清一 : 渡辺  哲  (下宿人。たまに夜のアルバイトをしている??)
        ◆
  禧久 好夫 : 阿南 健治  (日ノ出荘について何でも知ってる古株の下宿人)
  小暮 貴子 : 谷川 清美  (大家さんの長女。安西と激しい恋に落ちたが…)
  高梨 暎子 : 三鴨絵里子  (元気はつらつの下宿人。過去った男の数も多し)
        ◆
  小暮 満男 : 平田  満  (『日ノ出荘』の大家さん。全ての事件の発端?)

 

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あらすじ

舞台は昭和30年代〜40年代の匂いの染み付いた東京下町(?)にある下宿アパート『日の出荘』。セミの鳴き声が響く真夏のとある日に、一人の青年町田が下宿屋にやってきます。ちゃぶ台のある生活に憧れてこの下宿屋にやってきた町田君でしたが、『日の出荘』の非常に個性的な住人たちと馴染もうとすればするほどズレていまい、引越し初日から苦労の連続。しかしながら、その町田の持つ不思議な存在感ゆえか、いつの間にか下宿屋に溶け込んでいきます。

町田がやってきたと同時に、『日の出荘』では様々な変化が起こります。ギャンブルで大損を繰り返す大家さんが競馬で大勝ちしたり、家を飛び出していった大家さんの娘、奈津子と貴子が同じ日の夜に戻ってきたり・・・そういった「いいこと」が日の出荘には続きます。

しかしながら、その約1ヶ月後、大家さんはコーヒー豆の先物買いで大損をしてしまいます。先物をするにあたり大家さんが高利貸しから借りた1,000万については、町田が持っていた現金1,200万円で返済したものの、先物の損失分5,000万円については、返済の目処が立たず、結果、泣く泣く下宿屋を廃業することに。

町田はその夜、おカミさんに初めて自分のことについて話します。以前、自分はゲームソフトの社長をやっていたが、そこには実態としての町田は存在せずとてもフワフワしていた存在だったと。そして、生きているという実感を求めて、会社を辞め、この下宿屋にやってきたのだと。実際、やってきたこの下宿屋のみなさんは、“ビンビン”生きていて、とても幸せそうに見えたと・・・。

2週間後、それぞれが前向きに、明るい未来を見つめながら、『日の出荘』を旅立っていったのでした。

 

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もう少し長い話は以下を見てね。

第一幕

第二幕

第三幕

第四幕

第五幕

掲示板へのカキコ・小ネタ

 

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舞台セットの雰囲気

舞台のセットは『日ノ出荘』1階。舞台の正面は茶の間(居間?)らしき空間で、中庭からの上がり口が舞台中央にあります。左手には台所,右手にはソファーやテレビ,雑誌などがある団らんコーナーも。さらにその右手にはトイレが配置されています。団らんコーナーの奥には玄関と、2階に続く階段があります(町田君の3号室はここにあります)。舞台左手には別ルートで2階にあがっていく階段がありまして、ここは空き部屋かな?

セットのあちらこちらには、足踏みミシン,黒電話,レコード&プレイヤー,レトロな扇風機等々、昭和の時代の遺産があちらこちらに置かれています。この雰囲気では、トイレは確実に和式って感じだな(苦笑)。

そして、中庭からの上がり口にある風鈴が、たえず風に吹かれて揺れ続け・・・

 

 

これが「日ノ出荘」だぁ〜

 

日ノ出荘見取り図

 

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