(6)観光資源
ハワイはもともと観光資源が乏しく、あるのは美しい海だけといってよい。だから、ハワイに行ったらぼーっと海を眺めているのが一番よい。実際、多くの観光客はそうしてすごしているように思われた。あえて、ハワイの観光資源をあげるならば、マリーンスポーツとパールハーバーぐらいのものか。
マリーンスポーツは掛け値なしでおすすめである。パラセイリング、シーウォーキング、バナナボート、シュノーケリング、ウィンドサーフィンなど、少々値段は張るがやっておいて損はない。

(パラセイリング、50〜60メートルの高さにまで飛ぶ)
一方、パールハーバーには第二次世界大戦で奇襲攻撃を受け沈没したアメリカの戦艦アリゾナ号が今も海底に沈没したままになっており、その上にアリゾナ記念館が設置されている。日本が再び戦争をしないというなら、ハワイに行ってこの記念館を訪れ、戦争の愚かさと平和への誓いを新たにすべきであろう。
ところが、ここを訪れる日本人観光客は非常に少ない。実際、岸和田高校の修学旅行で生徒をここに連れて行こうとしたが、生徒は全く興味を示してくれず、断念するほかなかった。広島、長崎、沖縄の延長としてパールハーバーがあり、そこで本物の戦争の傷跡を見ながら平和学習をする。これは今の日本の状況を見ると非常に価値のあることだと思う。
しかし、生徒に活動内容を選ばせると目先の楽しいことばかりを追い求める。自由行動の時間はたっぷりあるのだから、パールハーバーの見学くらいは強制してでもやるべきだったと今になって反省している。

(目の前にパールハーバーが見えるというのに・・・、通過)
<<前に戻る
<<続きを読む
|