(9)英会話
ハワイでは、ほとんど日本語で用が足せた。とくにホテルの中やワイキキ(現地の人はワイキッキッと発音していたように思う)の店などは、日本語のできる人を必ず配置しており、「完璧な日本語」で応対してくれる。案内板も日本語表示があり、英語は全くといっていいほど必要ない。
しかし、お店以外で現地の人と話をするときはやはり英語が必要である。ザ・バスの中、や送迎バスの運転手、あるいはパラセイリングでボートを操作する人。こうした人たちとのコミュニケーションは英語でやるしかない。自分の英語の「実力」がたいしたものではないことは知ってはいたが、それでも言いたいことがなかなかうまく表現できないもどかしさには悔しいものがあった。シンプルパターンを自動化することの大切さを改めて知った。
そこで一念発起、日本に帰ってきてまた性懲りもなく英会話の本を2冊ほど買ってしまった。一つの教材を1000回繰り返せば力がつくはずなのに、なぜか新しい教材を見たら欲しくなる。そして、結果的に英会話の教材ばかりが増えていく。
今回買ったのは非常に易しい本である。「72のパターンでかなりのことが表現できる」みたいなタイトルで、読めばバカみたいに簡単な文章だ。主語、動詞、助動詞、現在完了など、レベル的に言えば中学1〜2年生程度か。しかし、それだけのパターンがさらと口をついて出てくれば十分に用が足せそうである。今まで、難しい本を買いすぎたかもしれない。今度こそ・・・と思う。
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