2016年


 1月


9月
長月
新しい年の始まりです。 新年明けまして おめでとうございます。
今年も暖冬でここ神戸では厚いコートの出番が少ない日が続いています。枯葉がまだ縋り付いている木も多く晩秋を思わせる風景です。
キリッとした冷気の中、すっかり葉を落とした木々が、冬空を背景に、大きく枝を広げ、すっくと立ち並ぶ様はやがて来る桜の季節とはまた違った
爽快感があって冬は好きな季節なのですが。暮れの慌ただしさが去って、新年の清々しいゆったり感はまた格別ですね。
東京の母や弟、姉一家と共に過ごす恒例の年末年始は今年は淡路島で全員集合です。
この時期のホテルは高いし混むしでなるべくなら避けたいのですが、まだ現役で頑張っている面々なので、全員集合となると仕方なし、です。
でもお蔭で毎年の正月が心に残る記念日となって積み重なっています。
91歳になる母も共に車で来られる元気さに先ずは感謝です。
今年は3日が日曜日の為、お正月休みはきっかり3が日で終わり、暮れにぎりぎりまで働いた人にとってはちょっと物足りない最短休暇です。
お教室は5日の火曜日教室から始まります。新メンバーも今月からお二人加わってまた今年1年楽しく頑張っていきましょう。
11月には2年に1度の教室展もあります。
昨年もグループ展を開かれたりなど活躍の場をひろげた方が増えました。新たにビスクを始められた方や、粘土の大作に取り組まれる方も多く、
見応えのある作品展になる事と期待しています。
今年も宜しくお願い致します。
2016年年〜2020年
nikki
長く感じられる1月も終わって、Last Winterの2月です。
先日の寒波の襲来は沖縄でさえ雪が見られたというのに神戸ではさっぱり降らず、残念でした。
恒例のホテルでの親族集合の越年、今年は淡路島でした。東京勢は車で早朝に発ち、昼過ぎには到着という相変わらずの元気さ。同乗の母は90歳
というのに。土地柄、海の幸満載の刺身の舟盛りの質、量共の豪華さには圧倒されました。
これまで10年以上続いた越年行事でしたが、1番平日休みの取れなかった姉が取りやすくなったのを機に今回で終了となりました。混んで割高な正月は避けて
桜か紅葉の季節に、という事で、ちなみに次回は11月で候補地も決定です。
先日いつも通る道の街路樹3本に張り紙がありました。「この木は神戸市が植えたものではありません。植えた人は申し出てください。○日までに申し出がない場合は
撤去します」 その日が○日だったので驚いて早速市役所の明記されていた部署に連絡。10年以上も前から夏には木陰の一助になり、中の1本の琵琶の木は
たわわに実をつけて楽しませ、すっかり周りの街路樹にも溶け込んでいるのに、何をいまさら、誰が植えたかなんて大した問題ではなし、都市の緑化傾向にも逆行する
のでは等々と延々抗議の結果、市側が撤回を承諾してくれました。正直TEL1本で聞き届けられるとは思っていなかったので拍子抜けしたのと共に、そんなに簡単に
木の命を扱って欲しくないと改めて憤り、且つ、気になった事は先ずは声を上げてみるべきだと思ったことでした。
春の到来とともに人形界もそろそろ活発化、生徒さん達の出品されるDMが教室に次々と届いています。
人形の傾向も色々な変遷を重ねて、人形本来の素朴な可愛らしさを求める原点に回帰しているように思われます。肩肘張らず楽しんで自然体で作ってゆけそうですね。
人形本体の造形は変遷にかかわらず、独りよがりにならない様に、人体を無視することなく、しっかり取り組んでください。
今年は教室展の年です。11月ですから今から新作に取り組んでも間に合います。頑張りましょう。
2月


2016
20169~2020
今年は暖冬だったので桜の道の100本ほどのうち、河津桜が例年より2週間程も早く開花、今八分咲きでしょうか。これから寒緋桜、ソメイヨシノ、しだれ桜、
八重桜の関山と順を追って次々と咲き競いスタジオへの行き帰りを楽しませてくれます。
春の海にクジラの潮吹きが観られるというので初旬にちょっと沖縄へ旅してきます。小さな船なので飛沫避けのレインコートも必要とか、面白そうです。
観られなかったら返金だそうですが、ホントかな。  沖縄本島は初めてなのでレンタカーで激戦の跡地等も訪ねてみるつもりです。
3月は誕生日ラッシュ。私、夫、次男、長男のお嫁さん、孫2人それに母。今年91歳になる母は年齢を全く感じさせない元気さで頼もしい限り、有難い事です。
人形界はここ数年ますます新人さんがひしめき合って売り手市場の騒がしさです。 情報氾濫社会の中、雑音に惑わされることなく自分流スタイルを追求するのは
至難の業ですがそうありたいものです。
人形作りのアプローチとして私にとって不可欠なのはヌードデッサンです。感覚的に人体の絶妙なバランスを把握出来るようになるには1番の近道で、皆さんにも
お勧めしていますが、諸事情で無理な方はあらゆる機会をとらえて人体を観察する事。てっとり早いのがご自分。顔も例外ではなく、疑問点の多くはそれで解決です。
あとは想像力(創造力)を大きくふくらませましょう。
お陰様で教室は順調、今年秋のゆーむ展[に向けて復帰された方も何人か。お祭りは多い方が楽しいです。またご一緒に頑張りましょう。
3月

弥生


花の4月が巡ってきました。
ソメイヨシノが今3分咲きでしょうか。雪柳、モクレン、山桜、芝桜等で街が白とピンクに染まり始めています。
花の蜜を求めて枝を飛び交うめじろや雀の動きも活発になって来ました。生命が一斉に芽吹く春は心躍るものがありますね。
先月の沖縄へのホエールウオッチングの旅、大成功でした。1月から4月にかけて沖縄近海にロシアから繁殖の為南下する主にザトウクジラが
3時間程の乗船中に観られるという事でしたが、3頭に出会えました。ラッキーな事にうち1頭は赤ちゃんを連れたベテランママさん(ガイドさん説明)。
船から5,60mの距離だったでしょうか暫くは伴走状態で体長6m程はあろうかという赤ちゃんクジラがイルカよろしく大ジャンプを見せてくれる等大サービス。
母さんも15,6m程だそうで、潮吹きの後真っ黒な背中が弧を描いて海面に盛り上がる様はまるで潜水艦の様で、裏側が白いまだら模様の大きな尾びれで
海面をバシャッとたたいて水飛沫とともに没する様は豪快そのものでした。
真っ青な空の下、潮風に吹かれてクジラを追いかけて日頃の日焼け用心もすっかり忘れて・・・ 後のケアが大変でしたが。
先月も生徒さんの個展等、展示会がいくつかありましたが、20cm以下のおチビさん人形がちょっとしたブームみたいです。教室でも取り組んでいらっしゃる方が
多いですが、大事な点はおチビさんでも、おチビさんだからこそ、造形に手を抜かず、特に顔や手足の先にもしっかり表情を持たせて作り込む事です。大変そうでも
やはり大きな作品に較べれば制作時間は大幅に短縮できるのですから、技術を凝縮した形で完成させましょう。
和歌山の九度山芸術祭に呼ばれています。
NHKの大河ドラマ真田幸村ゆかりの地で、観光客の増加をふまえてドラマの舞台が九度山に移る9月の1ヶ月開かれる町を挙げての芸術祭です。
人形のみならず、絵画や音楽等多分野の招待アーティスト20余名の作品展や公募展を町全体を美術館と見立てて店舗や空き家等を利用して行う企画で、
平山郁夫画伯ゆかりの地として美術館も擁する”芸術の町”の未来を摸索する町長さん初め役員の方々、皆さん千載一遇のチャンスとばかりに張り切っていらっしゃいました。
先日の下見の際も駅や町は既に真田家の六文銭の赤い旗印で埋まり、多くの観光客がゆかりのお寺や墓所など訪れていました。大河ドラマの影響って凄いですね・・・
私も2,3体の出品でいいかと軽い気持ちでお引き受けしましたが20畳以上はありそうな展示スペースを頂きまして・・ ガラーンとした空間にポツン、ポツンの展示もまた
面白いかと半分開き直っています。
現在月1回行っているお人形洋服教室に加えて月1回の着物教室も開講予定です。ご興味のある方はご検討ください。
4月

卯月


202016
22016016ねo
新緑の季節、爽やかな風が吹き抜ける5月です。
時には中国からの黄砂が帯状になって上空に流れ込むのもこの季節ですが。
先日は藤の花を観に名古屋近くの天王川公園に行ってきました。
疏水の上に渡された270m余の藤棚に濃淡入り混じった藤の花が今を盛りと咲き誇る様は見事でした。
あいにくの雨模様でしたが却って静けさを誘う風情で、満開の花の下はほの暗く藤色に煙って幽玄の趣を醸し出していました。
途中の牡丹園でもぼってりと豪華な衣装に包んで物憂げにたたずむ中国の例えば楊貴妃を連想させる大輪の花々に目を奪われ時を忘れ、
花に遊んだ1日となりました。
ここのところビスクの洋服作りに追われていますがあと少しで一段落するので久しぶりに粘土の大きな作品に取り組まねばと考えています。
完成を急がずじっくりとあるいは数年をかけて取り組んでゆくのも面白いかと。とりあえず第1段階は9月の九度山展に向けて。題名は“未完成”。
4ヵ月でどこまでできるか、やってみましょう。
洋服作り、これまでは製図作りにこだわってきましたが、やっと立体裁断にいくらか馴染んで型取りがしやすくなってきました。
服作りを外注しないで自分でする事にずっと迷いを持っていましたがここまで来たらもう自分でやり続けます。
ストローブレードなるものを手に入れて今度は帽子を編んでみようかと思います。
連休もお教室はお休みしません。お出かけの予定のない方、制作頑張りましょう。
5月

皐月


2016年
蒸し暑くてどんよりとした梅雨空のうっとうしい日が続きますが、雨に濡れた新緑にほっと癒されています。
先月は月末に佐野先生の衣装教室展が梅田であり、私も参加させていただきました。
皆さん、練り上げたデザインで凝った仕上げの力作ぞろい、着飾る人形もリプロからテディベア、羊毛ワークのうさぎさん等バラエティに富んだ
楽しい展示会でした。テーマだったセーラー服に安易に便乗、さらりと短期間で仕上げてしまった私は大いに反省。
同時にあっさり好みの感性でビスクのデコラティブな服作りはやっぱり大変なのではと思った事でした。
今月は初旬にマレーシアに行ってきます。何度目かですが弟が滞在していることもあり、珍しく誘ってくれた次男の計画に夫婦でのった形です。
海外を旅するのは他人種の顔を主とした造形観察にはまたとないgoodチャンスでもありますし。(特に空港は面白いです。ちなみにその意味で
今までで一番興味深かったのはフロリダのティズニーランドでの子供の群れと、タンザニアで出会ったマサイ族でした。)
予約済みの格安切符が今頃になって大幅な時間変更があったり、現地ではさらに軽飛行機でリゾート地へ飛ぶ等安全面で一抹の不安はありますが
息子とのめったにない旅、目いっぱい楽しんできます。
久方ぶりの120pの粘土作品、じっくり進行中です。やっぱり制作時の全力投球感は粘土が一番ですね。
完成後の事まではあまり考えたくありませんが。
人生暇つぶしと言った人がいますが、賛成です。
ウツウツと過ごしても、笑って過ごしてもやがて終わりが来るのは皆同じ。最後に楽しい人生だったとしみじみ述懐できるよう頑張ります。
11月の教室展、60名程の規模になりそうです。
今回は粘土作品は大作が並びそうです。ビスクの方も増えました。皆さん頑張っていらっしゃいます。
6月

水無月


22016年〜2018年016年012016年6年
1年の半分が終わりました。後半の始まりです。
まだうっとうしい梅雨空が続いていますが、やがてくる猛暑に較べれば今の涼しさを大切に制作を進めたいものです。
教室展までもう4ヵ月、あっという間です。
先月6日間旅したマレーシアでは半分をペナン島の隣のランカウェイで過ごしました。海の碧さは沖縄の方が勝っているのではと思いましたが。
イーグルと大理石の産地で知られた島で港の巨大なイーグル像がシンボルになっています。切り立った断崖のある入り江では確かに飛び交っていました。
海風を受けて海面を疾走するボート観光のハイライトの正にその時、強烈なスコールにあって、しかも3時間程も振りやまず、全員びしょ濡れの帰還。
聞けば9月までは雨季だとか。   島へのフライトの直前には段差で転んで足首捻挫、旅行中足を引きずって歩くなど今回はハプニング続きでした。
目の前で焼いたナンに3種のカレーが付いたおなじみインドの朝食が百円。多彩に調理した北京ダックをパリパリに焼いた皮も勿論加えてまるまる一羽4人で
満喫してお酒も加えて5千円でお釣りがきたのには安さと美味しさに大感激でした。
弟の住むマンションの25mプール、満々と溢れる水を蓄えて9階にあるのに緑も豊かで凄く快適だった事、防犯対策が玄関ドア、ベランダ共に鉄格子との
2重構造になっていてエレベーターも鍵なしでは動かない事、頻繁なガードマンの巡回等、その徹底ぶりには驚きました。 街中を歩いた感じでは電車でも
若者が年配の人に席を譲るなど物騒な感じは受けませんでしたが。
人形展が相変わらず盛んで、先月も生徒さん参加の展示会が何カ所かでありました。発表の場が身近になった事は励みになりますね。
人形年刊誌のクラフトアートが去年からお手頃サイズ、価格にリニューアルされて読みやすくなったようなので6月末発行の今年度分は教室でもご希望の方に
よりお安く販売しています。
初版発刊当時の20年程前に較べて格段に増えた人形制作人口と共にレベルも確実にUPしているように思えます。
今年も暑い夏になると思いますが頑張りましょう。
特に今回教室展初めての方、ドレスに頭を悩ませるより人形本体に精力を傾けて細部もおろそかにする事なく、ご自分の納得できるレベルにまで完成させてください。
裸での展示も勿論OKです。
7月

文月


連日の猛暑が続いていますが、この夏は朝晩が涼しい日が多くとても助かっています。高層階なので窓は全開で寝ますが、明け方は冷気で掛布団を引っ張り上げる程です。
日中猛暑でも朝晩が涼しければ結構暑さを楽しめる余裕が生まれますね。
タンザニアに行った時も朝8時過ぎまでは上着のいる涼しさだったので、これならマサイ族も元気に暮らしていけるのだと納得できました。
日差しが照りつける午後は動物達もお昼寝タイム、サファリに出かけても出会えるチャンスは少なかったです。ライオンはオスは一匹行動ですがメス達は木陰で重なり合って
昼寝。象達は小象を中心に立ったまま昼寝でした。
大きな耳を風になびかせてザックザックと行進する象の群れ、草原を埋めたシマウマ群の鮮やかな縞模様、疾風の如く駆け抜けたダチョウ、獲物を狙う時とは打って変わった
授乳中のハイエナのとろけるような優しい眼差し等々、懐かしく思い出します。
久方ぶりに先日は須磨海岸へ海水浴に行って浜が綺麗になったのに驚きました。
最近は海水浴客が減少気味なのか人出も以前程ではなく水質は足元が見える程に透明度が増して小魚が泳ぐのが見られました。家から車で30分足らずで来れることを思えば
わざわざ日本海まで足を延さなくてもいいか、と思えました。日焼け止めクリーム等でしっかりガードしてそこそこ泳ぎ、読書も楽しみ、スイカ、トウモロコシ、おむすび等定番の
お弁当も平らげて、夏!の1日でした。
120pの粘土作品と奮闘中です。全体の造形が一応出来たのでつなげてみて不自然な個所、動きを総点検。今回初めて膝を2重関節にしてみたのでより動きをそれらしくする
には股関節にも工夫が必要で試行錯誤の連続です。 大きいので少しの修正でも粘土の削りかすの山。山を集めて試しに水を加えたら簡単に再生。結構役立ってます。
9月の展示会までの1ヶ月でどこまで完成度を高められるか。服作りもあるし、他の作品の手直しもしたいし、兎に角、その日にできる事だけに集中して目いっぱい頑張り、あとは
ケ・セラ・セラです。制作に専念できる日は10時間以上は頑張ってます。
教室展のDM制作もそろそろ考えねばなりません。こちらも開催まであと3ヶ月です。
8月

葉月


今年の猛暑は凄い。連日35℃を越えて日本列島蒸し風呂と化しました。
8月も後半となれば朝晩の暑さは和らぐのにその兆しはなし。初旬の涼風は何だったのでしょう。
この調子で9月も夏!でしょうか、やれやれです。
蝉の声はさすがになりを潜めたようですが、 先日、初めて羽化を目撃しました。足元にモソモソ近づいてきたダンゴムシの親玉の様な虫を拾い上げてよく見たら
蝉の顔をしていたので早速持ち帰ってリビングの植木にとまらせて観察することに。まず背中が割れて、反り返った状態で中からそろそろと出てきてそれ以上出たら落下、
の直前に腹筋運動よろしくむっくと起き上って抜け殻にしっかりつかまり今度は縮んだ羽が伸びるのをじっと待つ事1時間半、立派な蝉の誕生です。
羽化したばかりの青味がかった透明な羽の美しさに大感激でした。
1日に九度山芸術祭の作品搬入です。120cmの粘土の子も何とか間に合わせました。もっと時間をかけたかったのですが・・。久しぶりの大きな子、重くて持ち運びも
大変だけれどやっぱり造形は面白い。また期限を設けずじっくり取り組みたいと思います。自分の楽しみの為に。
会期は1ヶ月。展示スペースがやたら広いので15体程持ってゆく事に。それでも空間の方がかなりを占めると思います。展示方も例の如くいたってシンプル。付属品は
最小限に、人形だけです。 ポーズも長期の展示を考慮すると少し不安ですが立ちポーズ等も含めました。  搬出入も重労働。我が家の車では無理なので息子からレンタルで
何とか間に合わせました。連れ合いが手伝ってくれるので助かっています。
11月の教室展に向けて生徒さん達の動きもそろそろ慌ただしくなって来ました。創作にもやはり緩急の刺激は必要。あと2ヶ月しかないとみるか、2ヶ月もあるとみるか。
ともかくフルに活用しましょう。卒業生も希望されれば参加できますので久し振りの作品と出会えるのも楽しみです。
バタバタしているので遅くなりましたがDM制作も始めます。
3日 
九度山展、搬入してきました。町を挙げての催しで展示も若いボランティアの皆さんがお手伝いしてくださり大助かりでした。町民も皆協力的で親切、楽しみな展示会となりそうです。
お天気の方は台風一過で爽やかな日に恵まれましたがまたまた台風が目白押しらしくてちょっと心配ですが。
9月

長月


1ヶ月続いた九度山芸術祭、沢山のボランティアの方に支えられてお陰様で御好評を頂き天候不順にもかかわらず、盛況の内に2日幕を閉じました。スタッフの方々、
ご来場下さいました方々、ご協力くださった九度山町の方々も、誠に有難うございました。楽しい経験をさせて頂きました。
10月、秋本番です。台風が目白押しだった為か雨模様の日も多く、例年より秋の訪れが早いような気がします。暑さに弱い私としては仕事がはかどって助かりましたが。
DMも何とか刷り上がって教室展まであと1ヶ月です。新人さんとビスクの方が増えた為か今回はぎりぎり間に合うかナ、の方が多いような気がします。臨時教室を開いたり、
朝から始めたりと今月はかなりハードな月になりそうです。
緊張感を持って臨むとより良い作品に仕上がることも多いので後1ヶ月しかない、のではなく後1ヶ月もあるとの意識で最後のぎりぎりまで頑張ってください。展示は出来たところまでの
未完成品、OKです。
展示は裸のままの人形でも全く構いません。服が必須ではない人形を目指しています。
それでも何かと思われる方はお好きな布等をちょっと巻きつけたりしてアクセントにされたらと思います。全員自立する人形ですが会期が1週間である事を考えますと立たせる場合は
スタンドを使っていただいて結構です。市販品以外でもアクリル等で目立たない簡単なスタンドを作ってテグスなどで軽く結んでおかれたらと思います。
60名の展示です。会場内全体の他の方とのバランスも考慮して付属品はなるべく控えめにシンプル展示を心がけてください。作品の力で勝負です。ベテランの方はお一人3体程に
なりそうです。 制作に追われる日々というのも得難い貴重な体験だと思います。楽しんでください。
近所の桜並木の1本が急にはらはらと葉を落とし枯れてしまうのかと気を揉んでいたら2、3日後殆ど坊主になった枝々に白いものが点々と。近づいてよく見ると小さめですが可憐な
桜の花でした。他と比べると幹も細いので弱り気味のなか季節を間違えてしまったのかなと思いつつも秋の桜の風情を楽しみました。
木立が黄金色に染まり始めるのも もうすぐですね。
10月

神無月


第8回教室展が三宮のギャラリー北野坂で始まりました。こちらのギャラリーとは教室展を始める前、個展からのお付き合いで20年近くになります。
若き日の黒いスーツに身を包んで飛び回っていらしたオーナーとも昨今はお互い寄る年波には逆らえないですねとこぼし合っています。
なぜか雨に降られることの多かった搬入日も今回はお天気に恵まれて無事終了といきたいところでしたが、体調不良等で未搬入の方もいらして毎回気がもめる事です。
展示は教室以外で個人的に作られた作品や過去で気に入った作品の追加もOKなので当日になるまで確かな数がつかめない為、あらかじめ思案した配置の変動は避けられず、
また年々備品も増える傾向にある為、移動そのものも大変でてんやわんや。例年の如く、オーナー泣かせの夜更けまでかかる搬入となりました。
今回はいつにもまして多種多様の作品が並んだ気がします。レベルも初心者から市場で活躍を始めた方達まで幅広です。
大きな馬に乗った武将も登場、馬も勿論粘土でしっかりサマになっています。矢張り作り手の仕上げたい一心の賜物でしょう。
ビスクの方が全体の2割程に増えている為か全体に作品が小ぶりになった気がするのはちょっと寂しいです。その分精巧さが増してきたと思いますが。
人形界の変遷を映して愛らしいミニサイズも増えました。
私などは流れに逆らって120cmの粘土少女を出しましたが。ビスクも今回は70cmを加えました。原型は80pになります。
初めて120cmの大作に取り組んで見応えのある作品に仕上げた生徒さんもいらっしゃいます。総勢およそ100体、次の日曜までの6日間、多くの方に足をお運び願いたいです。
11月6日
お陰様で盛況のうちに無時終了しました。
今回も皆さんの大変な頑張りのお蔭で、個性豊かな見応えのある作品展となりました。ベテランの方が多くなった為か、技術的向上にも著しいものがあったと
思います。生徒さんどうしも多くの作品に触れる事で大いに得るところがあったでしょう。
足を運んでくださった方も懐かしいお顔がいっぱいで毎日嬉しい悲鳴でした。人形を扱っている方々もいらして下さり、生徒の皆さんには大きな励みになったと思います。
さぁまた新しい一歩です。再来年の作品展に向けて、早速、今月からGOです。
11月

霜月


冬の訪れが年々ゆっくりとなる中、急に寒くなってきました。木枯らしに路上の落ち葉がクルクルと舞い、枝に残った真紅の一葉が風に震えていました。
実家のある東京でも一面の雪景色が見られたとか。東京に11月の雪なんて見たことも聞いたこともありません。
温もりの恋しくなるこの季節が好きです。

年開催の教室展、終わりました。大変ですがやはり教室にとってなくてはならない節目となる催しです。毎回の個々の変化、成長の跡が楽しみです。
今回も60名の方の個性に溢れ、趣向を凝らした100余体が一堂に会し、壮観でした。
12月

師走


新しい年の幕開け、おめでとうございます。
冬の寒さはこれからが本番ですが、また確実に桜咲く春が巡ってきます。四季の移り変わりと共に喜びも悲しみも回り燈籠のように巡り巡って瞬く間に
1年が過ぎてゆきます。 この一瞬一瞬を大切にとの思いはますます深まっています。
昨年秋は第8回教室展を皆さんのお蔭で盛況のうちに終える事ができました。生徒さん達にも得るところが沢山あったと思います。
終わりは新たな始まりの時です。もう次回2018年秋に向けてカウントダウンは始まっています。次作はお決まりですか?
在籍10年を越える方が増えてそれぞれ個展やグループ展、企画展への出品と活躍の場を広げられ、充実した日々を送られていらっしゃるようです。
人形作りを人生の友として生涯続けられたら素晴らしいですね。
昨年末は有難い事に国内に加えて中国の方からもネット注文が相次ぎ、郵送や送金の仕方など、英語での慣れないやり取りに忙殺されましたが、何とか
一段落。 sold outの人形の注文もあるので年明けからまた忙しくなりそうですが、このお正月の間は久方ぶりに自宅での、のんびり年越しです。
共に過ごす積りでいた義母が風邪の為ドクターストップで施設での年越しとなってしまったことが残念ですが。
今年もお教室では時には好きな話題で盛り上がりながら心置きなく創作を楽しみましょう。
  本年もどうぞ宜しくお願い致します。
1月

睦月


1
01
2017年
寒い日が続きます。先日は各地で豪雪の便り。彦根、綾部、広島等からの生徒さん達も雪かきで大変だったそうです。
ここ神戸では六甲山に冠雪は見られるものの雪には毎冬見放されっぱなしで、神戸は大好きな街だけにそれだけは残念です。
1月は正月を含む為か例年長く感じられるのに今年は何かバタバタと終ってしまった気がします。 
右肩が上がらなくなって1ヶ月余、リハビリに通い始めたところです。水泳は暫くやめるようにとの事。全く不思議な事に肩が痛くて上がらなくても水の中ではクロールもちゃんと
できていたのですが、それもここ1週間程はいくら何でも無理でしょ、の感じになってきました。今のところ腕を下げた状態ではさして不自由なく動いてくれますが日毎に可動範囲が
狭められてきているので仕事柄心配です。 リハビリ、頑張ります。
昨年末年始に受注したビスクの制作に取り組んでいます。SOLD OUTの注文なので作品のイメージを壊さない様に、より魅力的にと神経を使います。60p級の大きさのビスクが
主なので服作りも大変です。日数的には余裕を頂いていますが。
生徒さん達の作業も先月は教室展後の新作の製図作りや発泡スチロール削りで教室中に白いスチロール片が舞っていましたが今月はそれも落ち着いて粘土作業が主になります。
やはり人形作りの醍醐味は粘土での造形過程にあるでしょう。特に顔。大変ですがそれだけ面白味も増すわけで、個性の発揮どころです。 彫刻教室もかくやと思えるほどBodyの
造形にも留意しますが、では彫刻と人形との違いは何かと問われれば、顔に対する思い入れの違いでしょう。人形の魅力は顔で九分方決まりです。
初めから人体の解剖図に拘る方もいらっしゃいますが、ほどほどに。外側から観察できる範囲の表現で十分ですから先ずは周囲の人間観察です。デッサンは大いにお勧めです。
そのうえで疑問点、物足りなさが募ってきた時に初めて解剖図も頭に入ってくるわけです。
今年も生みの悩み、苦しみ全てを含めて制作、楽しみましょう。  風邪にはくれぐれもお気を付け下さい。 
2月

如月


河津桜がやっと2分咲きでしょうか。2月半ばから蕾がほころび始めましたがここのところの寒さで足踏み状態、三寒四温の日々が続いています。
彦根からの生徒さんは今年は膝上まで雪が積もって長靴を買い替えたとか、高山からの方は雪かきが大変と話されているのを半分羨ましく聞きました。
連日報道されない日はないトランプ騒動を始め、北朝鮮、中国、それにヨーロッパまでもが何やら先行き不安要素目白押しの昨今でいささか鬱気分ですが、
季節は時を違わずに巡り来てくれて桜色に染まる春はもうすぐそこです。
ここ数か月調子の悪い右肩がMRI診断で腱の断裂が確認されてしまいました。部位、切断形状とも悪いので腱板修復手術を勧められています。
原因は長年の負荷という事で職業病みたいなものですか・・  術後3ヶ月程は安静が必要との事でガックリです。
当面は納期が迫っている人形達の洋服数着は当スタジオで服教室を開かれている先生にお願いする事にして、あと2着ほどは何とか仕上げようかと手のご機嫌を
伺いながら進めていますがなかなかはかどらなくて情けないです。

今月は久しぶりに京都の美晴花さんの人形展に参加させていただきます。教室展にも出品した80pと78pの粘土人形に少し手を加えた2体と、53pのビスク1体
,計3体を予定しています。
全てがとりあえず一段落する予定の4月半ばに手術をお願いしようかと検討中ですが、また皆さんにもご迷惑をおかけすることになるかと憂鬱です。
決まりましたらお知らせしますのでその時は宜しくお願い致します。  <(_ _)>
6日
手術が決まりました。4月6日です。やはり調子が悪いので早めていただきました。3日で退院できるそうですがその後3週間は装具をつけて固定、後も暫くは安静
が必要という事です。
教室予定ですが今月は平常通り行います。4月は1ヶ月お休みをいただいて、5月後半の21日からスタートします。5月は1回ずつのクラスとなります。
再開後1ヶ月程は力のいる作業は控えさせていただきますが、口は達者ですので、ご安心頂いて大丈夫です。ご迷惑おかけして誠に申し訳ありません。
どうぞ宜しくお願い致します。
3月

弥生



今年は三寒四温の日々が長かったようですがやっと春らしい陽気になってきました。しだれ桜、ソメイヨシノ、白木蓮、雪柳が一斉に花開き始め、いつもながら
春の訪れには心弾むものがあります。
でもしかし、私には少々憂鬱なこの春です。6日に肩の手術、その後の養生で5月半ばまで人形教室は休講を余儀なくされました。教室を始めて18年程になるでしょうか、
こんなに長いお休みをいただくのは初めてです。  もっとも休講中でも手が動かせるようになったら、片付けねばならない仕事は山積ですが。
腕の拘束期間の3週間はせめて読書、ビデオ三昧とでもいきましょうか。
生徒さん達にはせっかく短期集中でアメリカからいらしてくださっている方も含めてご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんが、時は春、ゴールデンウィークも間近です。
存分に羽を伸ばしてください。では5月21日まで・・・失礼します 。
4月17日
無事終わって肩の調整中ですがこれがやっぱり大変。少ーしづつは可動範囲がひろがってきてはいますが、
ま、忍耐あるのみです。
4月

卯月



月がやっと終わりました。長かったです。ひたすら我慢と忍耐の日々でした。夜も腕の固定装具を外せないので先ず不眠との戦い。2週間程は睡眠薬、その後はあまり続けるのは
弊害が出そうで何とか自力でと徹夜も含めて4日程大奮闘、やっと最近眠れるようになりました。
さて恨みの装具からは3週間で解放されたものの、腕は肘が前に曲げれるようになったぐらいで横にも、上にも上げられません。ほぼ不自由が無くなるのは3ヶ月程後でそれまでは
リハビリに通いながら徐々に、という事で予想外の大手術でした。
右手が使用禁止で何もできない、何もしない日々は忙しがっていたこれまでとは落差があまりに大きく暫くは有り余る時間の消化に却って疲れてしまいました。
この際に敬遠していたスマホでもと遅ればせながらガラ系から買い換えましたが、案の定、超機械オンチを自認する私の事、チンプンカンプンで腕の不自由さと相まってストレス度は
一時最高潮に。はたして使いこなせる日は来るのでしょうか。
お蔭で桜だけはこの春堪能できました。10年ぶりくらいに訪れた姫路城の桜、いつもの王子動物園の桜、毎日散歩した近所の100本の桜の道等々、” 素晴らしい”の一言でした。
季節は足早に移り変わり、もうすっかり木々は新緑に覆われて… これもまた見事な眺めです。
ビデオ、読書も結構はかどりました。どんな姿勢をとっても快適というわけにはいかずリハビリ体操をしながらではありましたが。物語は何だか空々しくエッセイ等の短編集が主でしたが
久々に読書の楽しさを思い出し、ビデオも毎日のように観て、もともと映画は大好きですが、こんな時間もやっぱり大切なんだと改めて気付かされました。
今月中旬に半年前から予約していた船旅に8日程出かけます。それまでに少しでも右腕を調整し、21日から予定の教室再開にも合わせなければなりません。
受注しているお人形達の納入期限も迫ってきていますしで、時間の止まってしまったような4月と較べ、少しずつでもアクセルを踏み込んでいけたらと願っています。
久しぶりにお教室の皆さんとお会いできるのがとっても楽しみです。
スマホも教えてくださいね。
5月

皐月



6月、梅雨もこれからだというのに、ここ2,3日は30度を超す暑さ。年々春と秋がなくなって、夏ばかり長くなってゆくようで暑さに弱い私としては北国に移りたい気分です。
木々の緑が目に見えてぐんぐん勢いを増していくようです。
先月は8日間の船旅、行ってきました。本格的な船旅は初めてです。沖縄、石垣島、台湾を巡るコースでしたが、寄港は各1日であくまでも目的はクルージングを楽しむ、です。
神戸から那覇まで1日半かかるのには驚きました。  このスピードを誇る時代にシズシズと穏やかな水面を滑るように進む何とも優雅なものです。 ブラスバンドに送られての出港は
さすがに感激でした。
奮発したプライベートデッキでうつらうつら終日海を眺めながら無為の時を楽しもうと思っていたのに・・・   船上生活の慌ただしさは予想以上でした。
勿論無視していればそれでいいのですが、初心者の悲しさ、どれどれと首を突っ込まずにはいられなくて。日々届けられる催し物情報のまま300mの船内をあっちこっちうろうろ。
カジノや大劇場、大小プールに16階屋上シアターまで、絢爛豪華な設備と乗務員1300人のサービス。早朝から深夜まで食べ放題のレストランの数々。フォーマルディナーも含めて
日に数回の着替え。客室には不釣り合いな程大きなドレッサーとシューズboxが備え付けられていました。
当初はすっかりくたびれ果てましたが半ば頃から船内リズムにも慣れてきてやっと航海を楽しむ気分になってきた頃には下船、でした。
後1週間程は体の揺れ感が続き、今はまだ疲れの感触の方が大きいですがそのうちあの別世界をもう1度味わいたいと思う時が来るかもしれません。
どこまでも拡がる星空をバックに海風に吹かれながらデッキチェアに寝転んで観たシアターの心地よさは最高でした。  乗客のリピーターの多さにも驚きでした。
 肩はまだ回復半ばですが焦らず出来る事からぼちぼちやってゆこうと思います。リハビリには今年いっぱいぐらい通う事になりそうです。
受注のお人形たちは完成、発送することが出来ました。
1ヶ月半の休講、生徒の皆さんにはご迷惑おかけしましたが、また宜しくお願いたします。
6月

水無月



7月

文月

今年は空梅雨の様で予報は雨だ雨だと言っていますが雨は申し訳程度で薄曇り続き、お蔭で蒸し暑さはあるものの過ごしやすくて助かっています。
紫陽花には毎年の事ながらその律義さと生命力に驚かされます。
常には枯れてしまったかの様なのに時節到来となるとにわかに生気づき見る間に葉は生い茂り瑞々しい花がこんもりと咲き揃う。
ベランダの群青色の紫陽花はもう20年になるでしょうか、去年の母の日のプレゼントのピンクの紫陽花と共に薫風に揺れています。
さて次は朝顔です。今年も幅3mの朝顔用ネットを張りました。種まきが遅かったのでまだ葉が4枚づつ勢揃いしたところですが。
例年花が少々小ぶりなのは密に植え過ぎかと反省し、60pのプランタンに多くて3本としましたが、さて今年はどうなりますか、毎朝のチェックが楽しみです。
我が家に来て3年半、洟垂れ猫の風(ふう)の鼻がだいぶましになってきました。
猫の鼻炎は一生ものだと医者にも言われ半ばあきらめながらも息苦しいのではと可愛そうで色々薬を処方してもらいましたが一向にらちが明かず。
薬で衰弱してしまった際に苦肉の策として注射器でミルクを与えたところ気難しい風の味覚にも合ったようで体調回復と共に鼻が治まってきました。
今はただ小康状態なだけかも知れませんが、もうここ2ヶ月程鼻すっきりです。どうかこのまま治りますように。洟を垂れていない風ちゃんは意外と男前、でもやっぱりブサカワかな?
ミルクは注射器で与えてもらうものと決めているようで自分では飲みません、また仕事が増えてしまいました。何かにつけちょっと変な子なのです。
私の肩、術後そろそろ3ヶ月ですがまだ動きが通常の半分程、上がりません。手元の作業には取り立てて不自由はなさそうですが緻密な動きとなるとハテナで、長期戦と
なりそうです。
ビスク、受注品のうち1体が搬送中破損事故に遭いました。中国への場合、事故は高確率と聞いていましたが、やはり、でした。こちらに実損はありませんが発注者には本当に
お気の毒でした。破損部を焼成、入念な梱包で先日発送しましたが、さて今度は無事届くでしょうか。 修復のご依頼と共に更に新たなご注文も頂き有難い事ですが。
お陰様で120pの粘土のご注文も入っているので今年は教室展がない事を幸いに肩の調子を見ながら秋口には粘土にも取り掛かろうかと思っています。
暑くなると気分もダレがちですが夏にはまた夏の楽しみがいっぱい、前向きに楽しみましょう。
ラギラと輝く太陽と入道雲にはまだあまりお目にかかっていませんが、はっきりしない薄曇りばかりで、集中豪雨に見舞われた地域を除いては空梅雨だった今年、連日の
蒸し暑さは相当なものです。暦はやっと8月に入ったところで夏本番はまだまだこれからと思うとやれやれです。
気合いを入れて蒔いた朝顔、蔓はゆうに2mを越えて幅3mの立派な日除けを作ってくれましたが花はまだぽつぽつといったところ。種まきがちょっと遅かったからでしょうか。
満開が楽しみです。
留守の間の猫と花の世話を息子にお願いして九州の高千穂峡と平家落人の部落、五家荘と椎葉村、五木の子守唄の故郷を旅してきました。源氏の追手を逃れた落人部落は
今なお険しい山中でマイクロバスがやっとの道ばかりでしたが夜神楽見物や神話が今も息づいているかのような暮らしぶりが垣間見えて興味深い旅でした。
私の肩、先日受けた麻酔リハビリが思ったより効いた様で動きが7割方スムーズになった気がします。麻酔注射を首にするのでちょっと息苦しくなったりして快適とは勿論言えません
でしたが先生が渾身の力を込めて行うバリバリと音を感じる程のリハビリが無痛とは有難い事です。まだ今しばらくは通わねばならないそうですが先が見えてきた感じでホッとして
います。

それにしても暑いですね。。我が家はほぼエアコンなしで生活していますので季節をもろに感じています。猫達も長毛の風はさっぱりとカット、フローリングの何処ででもコロンと
寝転がるので踏みつぶさないよう用心。義経は日中のベランダに寝そべることもある程暑さには強い子です。 ま、あと小一ヶ月、2人と2匹、何とかこの暑さ乗り切ります。
神戸花火大会、今年は開港150周年記念で15000発、今から楽しみ。我が家からでも見えますがやっぱり音がドドーンと響かなければ、で近くまで出向きます。
海水浴も毎年行ってますが生徒さんに尋ねると行ってらっしゃる方はほぼゼロ。須磨海岸は今年遠浅工事完了という事でもあるし、やっぱり1回ぐらいは行くかも。
中国からのビスクと粘土の注文、考え方の相違からトラブリましてキャンセルになりました。大きな取引だったので少々残念ですが、懸念材料があったのでは制作に集中できません
のでこれで良かったのかも知れません。 倫理観、風習とも異なる国との交流はやはり難しいものがあります。
お教室はお盆休みもありません。暑い時は何かに熱中しているのが一番。暑さを忘れるほど、熱中できるとよいですね。
8月

葉月


終わりました、やっと酷暑の8月が。 真っ青な空と入道雲のイメージとはちょっと違って曇りがちで、ただただ蒸し暑く、連日のニュースはトランプ大統領の迷走と北朝鮮の
愚挙ばかりが目立ち、”戦争”の二文字がにわかに現実味を帯びて感じられたこの夏でした。
ついに1回も海水浴には行かずじまい、珍しくビアガーデンならぬ焼き鳥屋でほろ酔い気分を楽しみ、神戸の15000発海上花火大会に出かけ、ベランダで育てた幅3m、
高さ2mの朝顔が涼しげな影を作って濃淡のピンク、紫、淡いブルーの花々で日々を彩ってくれた事などがこの夏の特記事項でしょうか。久し振りに張り切って猫2匹を
シャンプーしてミニギックリ腰になった事も。

この2日程で急に冷気を含んだ朝夕の風が心地よく、秋への助走の季節、9月です。
久し振りに30cm足らずの小さなビスク数体に取り組んでいます。顔も新顔です。人形の表情ってどんなに意図的に取り組んでも不思議にその時の自身を反映して
しまうようで結局は仕方ないか、に落ち着いてしまいます、怖いですね。  最近はなるべくサラッと最大公約数的表情にしようかと、方針転換中です。
大きな子の顔の原型も2ツ、進行中です。じっくり時間をかけて念には念を入れて、です。 勢いに任せた荒削りの粘土作品に取り組みたい思いは常にありますが、現実は
チマチマと小さな服作り等に時間を取られてジレンマに陥っています。
最近の生徒さん達の活躍ぶりには目覚ましいものがあります。先日もグループ展、見せていただきました。気の合ったお仲間どうし、切磋琢磨しつつ個性を発揮した自由な
制作を楽しんでいらっしゃる様子に羨ましさを覚えました。 お仲間がいるっていいですね。
静かに人形作りを楽しむには絶好の季節到来です。
9月

長月


今年は例年になく秋の訪れが早かったようです。最高気温が30度に達しない日も続いたりして、やれやれでした。
今スタジオに通う道は虫の音でうるさい程、桜の葉も色づき始めて、先日は近くで銀杏をたくさん拾っていただきました。大きく立派で美味しく、銀杏って採れるのは
まだずっと後ではなかったの、と驚きました。   孫の小学校の運動会にも行ってきました。さすがに強い日射しでしたが束の間昔の記憶に遊びました。
9月は季節の狭間で特記事項もないままにあっという間に過ぎてしまったように思います。涼風を感じ始めたら冬はもうすぐそこ、早くもせっかちなお節の広告が紙面を
賑わし始めました。
我が家の2匹の猫のうち、古株の義経の具合が悪くて、馴染みの獣医さんの診断も老衰もあるしなーとはなはだ心もとない。この夏の暑さに負けたようにガリガリに痩せて
鼻水、涙目とまるで人間の老衰現象のよう。もう1匹の風は薄野での出会いからはや4年、よく太ってすっかり丈夫そうになったというのに。大人2人だけの家ではこの2匹の
存在は大きい。毎日あれはどうだ、これならどうかといろいろ食べさせてみるが一向に回復の兆しは見えず。元気になって!まだ14歳だよ。
先日はビスクを焼き始めた頃に教えを乞うた事のある岐阜でお茶碗を焼いていた叔父さんの3回忌に行ってきました。年月の流れの速さをしみじみと感じたことでした。
今回焼きあがった小さなビスクの子達、ちょっとこれまでと違った感じなので7体も焼いてしまいました。服は何とか4体分仕上げ、2体はもういません。あと5体の行先を
何処にしようかと思案中。服の制作がまだ3体分、同じではつまらないし、かといって全く違うのでは展示の際、連帯感が生まれないし、そんなに熟慮している時間はないし、
でいつものようにバタバタしています。
右肩の腱断裂が9分通り治ってきたので鈍ってしまった体に活を入れるべく水泳にそろそろ復帰。ジム復帰はなかなか行く時間がとれなくて却ってストレスがたまった気がするので
この際やめてしまおうかとこれも思案中。久しぶりの水泳はやっぱり気持ちがいい、下手の横好きではありますが。
何をするにも健康が先ず第1、身体が元手です。スポーツの秋、そして読書の秋でもあります。秋の夜長を楽しみましょう。
10月

神無月

木枯らし1号が先月30日に吹き荒れました。1日遅れだそうです。木枯らしというからにはもっと遅くに吹くかと思っていましたが。冬が駆け足でやってきます。
2週続きの週末台風襲来で22日の教室はついに休講となりました。お教室を始めて20年近く、初めての事です。残念至極。
超大型台風との事で28階の自宅マンションも地震の時より大きく揺れてビックリでした。
10月19日早朝、ここ2ヶ月程患っていた猫の義経が逝きました。原因は結局不明なまま、13歳でした。
前の子は20歳まで長生きしたし、これまで病気知らずだっただけにこんなに早く逝くなんて未だに信じられない気がしています。
私にしかなつかない子で家ではいつも一緒。トイレにもついてきてドアの下から小さな白い手を差し込んで開けて入ってきました。その小っさな手ももう見られません。
仕事中は部屋の隅の義経用カゴの中でじっと待機、さぁ寝るよの声掛けで共にベッドへ、でした。
風は仲が良いとはけっして言えなかったのに死んだ夜はずっーと義経に添い寝していて驚きました。やはり動物は鋭い勘で何か感じ取っていたのですね。
仲間を失って一番ショックなのは風かも知れません。   風はノラ出身だけに義経ほど外を怖がらないのでこれからはなるべく連れ出してあげようと思います。
家だけしか知らなかった義経が哀れです。
焼却炉から出された姿が老衰で死んだルリが入れる前と全く同じ寝姿だったのに、義経のそれはまだまだ元気だった証の様に散乱していました。
7体の28pの子達、あと靴3足作ったら終わり。やっと久しぶりに新顔2つのモールド作りに取り組めます。   アメリカからの注文ビスクも年内には仕上げないと。
今年もぎりぎりまで制作に追われそうです。
”100万回生きた猫”の作者、佐野洋子さんが大好きで今はエッセイ集”問題があります”を読んでいます。彼女の人間性、とても共感できます。たとえ一日30分でも
本に触れ合う時間は持ちたいものです。
秋を楽しむ間もなく寒くなりそうです。風邪に気を付けてくださいね。
11月

霜月


12月。2017年も余すところあと僅かです。
秀吉が大茶会を開いたことで知られる有馬の瑞宝寺公園に昨日紅葉を観に行ってきました。その見事さに毎年訪れる事にしているのですが今回も来られたのは
3年ぶりでしょうか、たった年に1度の紅葉狩りでさえいつの間にか数年の間をおいてしまって。年月の流れの速さには今さらながら驚かされます。
標高が高いのでもう裸木ばかりかと思いましたがまだ彩鮮やかに錦絵の世界がひろがっていました。地球温暖化の影響か冬の訪れも1ヶ月は遅くなったような気がします。
小さなお人形を降り積もった紅葉に立たせて写真を撮っている方を見かけました。今度真似してみましょうか。
家の中ばかりでは退屈だろうと風を連れ出してみましたが、ちっとも歩こうとしません、うずくまるばかり。やはり猫と散歩を楽しむには日頃から連れ出して慣らす努力が
必要なようです。
義経が逝って1ヶ月余、時には義経がいつももぐりこんでいたベッド布団の前に陣取りニャゴニャゴと語りかけていた風も彼のいない生活にだいぶ慣れてきたみたいで、
私も、です。仕方ないですね。
秋は展示会の季節、生徒さんのグループ展等、足を運ばせてもらいましたが、自由に楽しげに作品を生み出していてその裏の労苦も忍ばれるだけに感心させられること
しきりでした。
来年はまた隔年開催の教室展の年、今回は例年より1m程の大作も多そうで着々と準備が進んでいるようです。ベテラン生徒さんが多くなるにしたがって展示会の質も
ますます向上し見応えのあるものになってゆきます。
年末は恒例の神戸ルミナリエに加えて今年は生木では世界1大きなクリスマスツリーがメリケンパークにお目見えとの事、楽しみです。
年内お届け約束の人形2体の仕上げ、来年の展示会用のモールド作り、クリスマス、年賀状書き、身内全員集合の新年会の準備等々、慌ただしい日々は続きますが、
今年も何とか無事終われそうな事に深く感謝です。
12月

師走


1月

睦月


2018年、新しい年の幕開けです。明けましておめでとうございます。
近頃ますます不安定さを増すかに見える世界情勢の中にあって今年も無事穏やかな新年を迎えられる事に先ずは感謝です。
世の中SNS時代とかで変化のテンポに拍車がかかると共に人間関係の希薄化も進んでいるような気がします。
世界中の誰とでも簡単に繋がるけれどその実、誰とも繋がっていない孤立化現象が拡がりつつあると観るのはアナログ人間の杞憂でしょうか。
もう少し他者への思いやり、想像力があれば防げたであろう痛ましい事件が多すぎる気がします。
人形の世界でもじっくりと腰をすえて取り組んだ深みのある作品は影を潜め、お手軽、お手頃、使い捨て風潮を具現化したような作品が目につく気がします。
時代と程よく折り合いをつけながら自分らしさを見失わない難しさを最近とみに感じています。
今年は隔年開催の教室展の年です。日頃の人形への思い入れを存分に発揮してください。
発表の場を他にも持たれる生徒さんが年々増えて喜ばしい限りですが、新しい生徒さん達も共々日頃の切磋琢磨の成果を見ていただきましょう。
次へと続く大事なステップとなります。秋まで準備期間はまだたっぷりあります、頑張りましょう。
私も昨年は肩の手術と注文ビスクに追われてしまいましたが、今年は原点に返って粘土作品を1体仕上げたいと思います。
大晦日、久しぶりに手際よく仕事納めが出来て、お節作りに奮闘できました。お正月くらいはどっぷりと日常生活に埋没したいものです。そしてリフレッシュ
できたら、又、です。
春夏秋冬、それぞれの表情に癒され味わいながら、これからもずっと人形制作に携わっていきたいと思っています。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
2月

如月


1月は行事が盛り沢山な為か、他の月より長く感じられます。
記録的な寒波とかで実家のある東京でも30pの積雪でした。雪景色に憧れる私としては羨ましい限りですが、ここ神戸では全くの愛想無し、
かすかにちらついた程度です。今月に期待します。
スタジオへの桜の道、桜の裸木が何か華やいできたと思ったら蕾が膨らみ始めていました。特に早咲きの河津桜は先端に淡いピンク色も感じさせて。
自然って、凄いですね。
暮れから新年にかけて開かれた生徒さんの初個展は大成功。苦節ウン十年、立派に花開いた様でこれまでの道のりを思う時、やったね、おめでとう!!
感慨しきりです。
お教室もオープンから早や20年近く、人形作家として歩み始めた生徒さんも十指を越えご活躍中の方も。喜ばしい事ですが、ふとこの頃歳月を感じます。
人生を彩り豊かに過ごす一助として先ずは楽しむ事をモットーにこれからも訥々と進めて行こうと思います。
2月、寒さの時は寒さを楽しみましょう。
猫の風もすっかり冬衣装、モコモコでふくら雀の様。自前の毛で野宿もできそうです。
相棒の義経がいなくなって早や4ヵ月、亡くなった夜ずっと添い寝していた姿が目に浮かびます。今ではすっかり1匹体制に慣れてミルク、おやつと
自己主張も増えて野良から人間サイドにより近づきました。
中国やアメリカへの人形納入等、神経を使いましたがやっと一段落。でもまだ後しばらく展示会用の制作に追われるので冬恒例の日本海への蟹食旅行も、
フグ食旅行にも行けていません。暖かくなるまでには何とかと思っていますが。楽しみは逃がしたくないですものね。
昨夜(31日)は皆既月食、綺麗でしたねー。3年ぶりとか。満月が地球の影に完全に隠れる現象で、赤銅色に輝く月が神秘的な天体ショーでした。
3月

弥生


日がだいぶ長くなりました。お教室の終わる5時でもしっかり明るくて春の訪れを実感させてくれます。
花の季節が巡ってきました。早咲きの河津桜、今年は去年より10日程遅れている様ですがもう間もなくほころびるでしょう。街角の大輪の白木蓮も開花が
楽しみです。
ひな祭りのあるこの月は人形展には格好なようであちこちで開かれているようです。私もバタバタと今日も服作りに追われています。もう少しゆったりと
制作を楽しみたいのですが、思うようにはいかないものです。
平昌オリンピックが終わりました。過去最高のメダル13個、女性の活躍が目覚ましい五輪でした。あまり関心が無かった筈なのにいざ始まってみると
気が付けばテレビに釘づけになってしまう事が多く、数々の名場面にすっかり魅了されました。よく聞かれる選手の活躍に勇気づけられたという話も解る
ような気がしました。
4年に1度だから価値があるんですね。次回はどうなっているのだろうと選手のみならず我が身にも思いを馳せて。4年というのは過ぎ去ってみれば
ほんの束の間ですがこれからとなると永遠にも思われる時間です。    また日々研鑽を積んで、再見!ですね。
さて教室展は2年に1度。新人もベテランも11月に向かって良い時を刻みましょう。
4月

卯月

今年の桜はほころび始めたら異常に早く開花が進み、多くの地域で先月末には満開との報が続きました。
穏やかな四季の移り変わりを基調とする日本の気候が近年ますます大陸的な荒っぽいものに変わりつつあるようです。国民性も影響を受けるでしょうか。
ともかく我が家の周辺は桜が多いので遠目には正に春はおぼろの趣でピンク色に煙っているようです。
毎年楽しみな王子動物園の夜桜通り抜け、今年は4月5,6,7日ですが果して桜、残っているでしょうか。
北朝鮮が春に足並みを揃えたわけでもないでしょうがここのところ急に軟化を見せ一触即発の危機感はひとまず収まった様でちょっと一息です。
うららかな陽気とは裏腹に世界のどちらを向いても何やらきな臭さが漂う昨今です。崩壊するときは一気です。世界情勢を注視しましょう。
京都の昔人形K1ドヲル青山のオーナー、青山さんが昨年九月に亡くなられました。
関西での球体関節人形取扱店の老舗で私も大変お世話になりました。 お話上手な方で深夜放送でエッセーが流れたこともありました。
体調不良とは伺っていましたがまだまだそんなお歳ではとしばらくご無沙汰していたところの訃報でした。
教室展にも1回目から欠かさず訪ねてくださり、愛用のカバンを斜め掛けして京漬物のお土産を片手にひょうひょうと北野坂を上っていらしたお姿が
目にうかびます。   有難うございました。  ご冥福をお祈りいたします。
4月に入ってクラスも教室展態勢となります。今回も出展者は60名を越えます。
一日一生、悔いのないようにゆっくりとでも進んでゆけたらと思います。
心地よい風が吹き渡る5月、新緑と花の季節です。
今年の春は早すぎた桜の開花に伴い、ツツジも藤の花もドミノ倒しの様に次々とピークを迎え、このGWにはすでに盛りを過ぎて薔薇や菖蒲が
見頃となるやもしれません。衣替えを考える暇もなく、街は半袖からコート姿まで何でもありです。
異常気象に不安を覚えないわけではありませんが、暑くなる前の束の間の陽光きらめくベストシーズン、大切に過ごしたいものです。
折から久しぶりのコンサート、記念日ディナー、息子からの母の日ランチ、東京行と常にないスケジュールが立て込んでいます。
作品展用に大きな粘土作ることにしました。等身大をと思ったのですが、製図を描くうちに固い木の粘土との格闘?で肩を故障した昨年や移動の
大変さがリアルに蘇ってきてやっぱり120cm足らずに落ち着きそうです。 じっくり時間をかける積りです。
生徒さん達は益々意気盛ん、展示会のお知らせが目白押しです。先日もグループ展に行ってきました。なかなかに見応えのある作品群で皆さんの
上達ぶりにすっかり圧倒されたひと時でした。私はずっと独学でやってきたので、こんな風に気の合ったお仲間たちと和気あいあいながらも
切磋琢磨できるのがとても羨ましくもありました。7ヶ月後に迫った教室展ではまたどんな変貌を見せてくださるのか楽しみです。
世界情勢が大きく動いています。韓国、北朝鮮の南北会談に続いて初の米朝会談が近づいています。カギを握るトップがトランプさんではかなり
心もとないですが希望は捨てず注視です。
5月

皐月


6月

水無月

rainy season もうすぐ梅雨入りですね。
雨の日の静かで落ち着いた雰囲気が好きです。雨に濡れた新緑のたたずまいも素敵です。
先日は衣装教室展の末席に小品を1点置かせていただきました。
皆さんの趣向を凝らした作品の数々にびっくり。趣味の域を超えていらっしゃるのではと思いました。心豊かな日々を送っていらっしゃいますね。
最近インスタでの海外からの人形制作の依頼、問い合わせが相次ぎ慣れない対応に時間を取られています。
変な翻訳に翻弄されて結局は英語でやり取りしたり。でも遠く海外の方が関心を持ってくださるのは嬉しい事です。
久方ぶりの1mを超える粘土人形制作、やはり造形が1番好きですね。大きいし、裸で出品をと思っているのでごまかしは利かないしで大変ですが、
その分手応えがあって真剣勝負、やりがいがあります。
今年も更なる酷暑が予想され暑さに向かって食欲も薄れがちなこれからの季節、自家製のうす塩ラッキョウで乗り越えています。
皆さんも体調崩されませんよう。
.先月井上陽水のコンサートに行ってきました。懐かしい曲もあって、また相変わらず、むしろ魅力を増した彼の歌声に暫し時を忘れました。
東京行の際も昔の友人宅に集まってわいわいおしゃべりを楽しんでリフレッシュ。これからはこんな時間をもっと持ちたいものです。
7月

文月

じめじめした鬱陶しい日が続いています。先日は37℃を記録する等、相変わらずの異常気象で関東はもう梅雨明け、6月の梅雨明けは初だそうです。
今年ももう半分終わり、教室展のある年は特に時の流れが加速するようです
初夏の楽しみ、先ずは蛍。今年は6月初め西脇市中畑町へ。大当たりでした。虚空を漂う無数の蛍が一斉に明滅する様はまるで背景の漆黒の林が
息づいているようでした。満天の星の煌めきと相まって暫し浮世の憂さ?を忘れました。
次は朝顔。先日蒔いた種が青々と葉を広げ3mW、2mHの網の目をツルが一斉に伝い始めました。日に10cmは伸びてもう1m位。盛夏には色とりどりに
咲き競い炎暑のベランダに涼しげな陰を作ってくれます。今年は脇に1本、ゴーヤも加えてみました。食卓に彩りを添えてくれるでしょうか。
先日の地震、大阪では初の震度6。高層の我が家でも最初縦揺れがきたのでドキッとしましたが続く横揺れも何も倒れない程度でホッとしたのもつかの間、
先ずはエレベーターが止まり、ベランダから見下ろすとJRも上下線とも立ち往生。回復まで丸1日かかった他、被害情報が続々と。あの程度の揺れで
こんな騒ぎになるとは、砂上の楼閣の都会生活の危うさを思い知らされました。
クラフトアート2018年度版が出ました。今回は関西の人形教室紹介という記事で3ページにわたって取り上げてくださいました。有難うございました。
いつの間にかもう20年になるのですね。お陰様で活躍されている作家さんも10指を越えました。これからもぼちぼち楽しくやって行きましょう。
宜しくお願い致します。
さて11月の教室展まであと4ヵ月しかありません。
私も粘土1.2mの新作に取り組んでいますが、最近やたらと細部が気になって遅々として進みません。またこの忙しい時に注文も3点入って連日埃まみれで
奮闘中です。教室展までは全てが人形中心に回っていきます。
今年の夏も猛暑が予想されています。体調管理に気を付けて乗り切りましょう。
8月

葉月

暑い暑い、今年の暑さは記録的。連日35℃を越え時には40℃越えも報告されて。こうなると暑さも災害のうち。  先日西日本各地を襲って大きな被害を
もたらした集中豪雨、頻発する地震等、最近の日本はさしずめ災害列島となった感があります。
2年後のオリンピックの開催は7、8月の盛夏。もし今年の様な暑さであれば暑さ対策だけでも大変な出費。せっかくの祭典、選手、観客共にベストの状況で
楽しめるよう気候の良い10月とかにずらすような柔軟な対応はできないものでしょうか。
ベランダの朝顔、暑すぎるのか今年はちょっと元気がありません。葉の色も少し黄味がかって。でも今朝も頑張って17輪咲いてくれました。去年の盛夏には
連日40輪程が咲き競ってくれましたが。頑張れ! ゴーヤも初めて植えてみましたが何故かこれも実がなってくれません、蔓はそこそこ伸びたのですが。
育て方にちょっと研究の余地がありそうです。残念!
先日文楽を観てきました。前から気になってはいましたが初体験です。長い年月を経て練り上げられた江戸庶民の芸術の花。語りや三味線の粋、人形遣いの
存在を忘れさせるようなきめ細かな動き、時には笑いを誘うユーモラスな表現も。怒り、嫉妬などの人形の表情の早変わりも妙にリアルで。思いのほか興味深く
楽しませて貰いました。
連日人形と格闘していますが思うように進んでいません。ビスク5体、洋服2体、粘土1体を同時進行しているので結果が出るのはもう少し先でスタジオに連日
缶詰状態です。お蔭で暑さも構っちゃいられない、という意味で傍観です。
六甲山が近い為か、早朝から蝉の大合唱です。
8月、暦の上ではまだまだ夏はこれからが本番、頑張らなくっちゃ、です。
9月

長月

7、8月と連日35℃を超す記録的な猛暑が続いたこの夏もやっと終盤、何とか9月にたどりついて朝夕にいくらか秋の気配が漂い始めました。
スタジオからの帰り道、リーンリーンと涼しげに澄んだ虫の音がそちこちから響きます。そういえば蝉の大合唱もいつの間にか鳴りを潜め、季節の移り変わりを
如何してこうも正確に感知するのかと不思議です。
例年なら我が家は冷房は殆ど使わないのですが今年は大活躍でした。  朝顔、頑張って連日30輪程は咲いてくれましたが結局暑さ負けで元気不足、葉も少なくて
ベランダの緑陰の役目には今一つでした。ゴーヤも空振りで残念。お疲れ様でした。
この夏は作品作りに追われて全く何処へも行けずでした。8月4日の神戸の花火大会だけです。やっぱり夏に1回は花火を観ないと。毎年新作の花火が楽しみで
今年は大輪の花火の色が一斉にではなくいろいろな色に変化する様が素敵でした。
粘土の1m余の子、ボディはとっくに出来ているのですが、顔がまだ。スランプに陥るとはこの事かと。作っても作っても何か物足りなく壊してしまうの繰り返し、最悪です。
時間は永遠にあるわけではないので結局見切り発車になりそうかな。
あと2ヶ月ですね、どういう事になるか解りませんが、やるっきゃないです。
皆さんも頑張ってください。
2018年
10月

神無月

9月は教室展の追い込みで忙しい上に台風ばかりの大荒れの月でした。
例年より早く感じられる秋の訪れにほっとする間もなく次々と超のつく大型台風の襲来。おかげで教室は2回も休講のはめになりました。教室を始めて20年近く、
休講は今年に入ってからの1回だけだったのが一気に3回に。でもその間、時代も変わったのでしょうか。最近は台風が来る前から公共交通機関が止まってしまう。
これではお手上げです。昔は電車が止まるなどというのは最後の手段だったのに。びっくりです。  使命感よりも何かあった時の責任逃ればかり考える現代病の
一種ですか。.  ゆとりの名の下に社会全体からハングリー精神あるいは活力が失われていきつつある現象のような気もします。
9月4日台風21号が荒れた日に、元生徒さんのメロディさんが亡くなられました。前回の教室展にいらして癌の再発を告げられてから2年弱でした。
早世を予感されていたかのように華やかに思いのままに生ききった印象を残されて。  打ち上げ会でロリータファッションに身を包み軽やかに踊りながら歌ってくださった
姿が目に浮かびます。  どうぞ安らかに・・・
教室展まで残り1ヶ月余。DMも何とかできました。今月早々には朝日グリーンファミリーの方がスタジオに取材に来られます。
1ヶ月あれば結構多くの事ができる筈です。
今回の出展者はそれぞれご活躍の卒業生の方達も含め61名+私。最後まで頑張ってより見応えのある作品展に仕上げましょう
11月
霜月
連日の慌ただしさで月が替わったことに全く気が付きませんでした。
今日はもう11月2日です。
秋の訪れは早かったのに今度はいつまでも、特にマンション住まいの我が家では暖かいというか暑くて忙しさにかまけて衣替えも未だ、半袖でウロウロしています。
でもさすがに11月の声を聴くと急に冷え込みました。 改めて周りを見回すと紅葉も始まっています。  いつも教室展のある10月末から11月初旬は季節の
大きな変わり目で会期終了時にはコートが要るほどです。
10月28日付朝日新聞の地方情報誌Sunday Clubにスタジオでのインタビュー記事が載りました。 今朝の読売新聞Gallery案内のコーナーにも教室展の
お知らせが掲載されました。 少しでも多くの人形に興味をお持ちの方々の目に留まるといいですね。
ここ数か月準備に忙殺されて少々ダウン気味です。皆さんも臨時クラスで頑張られた方もいらしてここ暫くはお忙しい思いをされて大変だったと思います。
さあいよいよラスト本番の1週間です。
何回目の教室展の時でしたか、搬入が始まった丁度その時にあろうことか滝のような土砂降りの雨に降られたことがありました。坂の途中にあるギャラリーの
前の道路を雨が川の様に流れおちて勿論傘など役立たず、皆さん大変な思いをされた事がありました。
4日、18時30分から搬入です。秋の日はつるべ落とし、足元にお気を付けて。幸いお天気は良さそうです。 
12月
師走
見事に色づいた葉が錦絵の様に散り敷かれたスタジオへの道を歩きながら 次第にその枝ぶりをあらわにしてゆく木々の姿に あぁ今年も残り僅かとの
感傷と無事暮れゆくことへの感謝の思いが交差しています。
教室展もお陰様で無事終了致しました。総勢61名、皆ぎりぎりまで頑張りました。
今年で9回目、18年を数えます。回を重ねる毎に皆さん着実に進歩しています。ベテランの方はより独自の方向を目指し、新人の方は初々しく。
2年に1度の展示会でも実感としては瞬く間に巡り来るようで、いま少し間隔を開けてもと思う事もありますが、やはりこのような発表の場は不可欠なようです。
お互いの作品に触れて啓発されたり、新たな課題を見つけて奮起のきっかけを掴む事も。
終了後半月あまり、もう次作に向かって構想も新たに歩み始めています。
表立った販売活動は行っていませんが今回何点かお客様に迎えられた様で、今後の皆さんの励みにもなるかと思います。人形が売れた、売れないの騒動は
巷に溢れているのであまり関わりたくないもののやはり無視できない事かなと思います。
人形作りはアートの全てを内包するようなもので方向性も実に多種多様、どこまで行っても私には迷い道ばかりですが、過程を楽しむとの思いで、朴訥に
歩んで行こうと思います。
年末の慌ただしさと新年を迎える華やぎを覚える12月、悔いない年の終わりをお過ごしください。
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1月

睦月


2019年 新たな年の始まりです。皆元気で新しい年を迎えられる事に先ずは感謝です。
明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
今年は年明け早々から人形展へ発送です。おかげで年末は大忙し。  初めて男の子のスーツなるものに挑戦。型紙作りに神経を尖らせ手直しを重ねながら
慎重に進めます。生地も手持ちは殆ど女物なので、先ずはスーツに使えそうな生地捜しから。小さなボタン捜しも一苦労。スーツとなればポケット、釦ホールも
避けて通れないしネクタイもと課題は目白押し。袖幅、ズボン幅もフィットサイズが難しいと思い込んでいたので何とか様になった時の喜びは格別。
殆どデザイン無限の女性服に較べて縫製さえきっかり出来ていれば何とか様になりそうな男性服の方がシンプルでいきたい私には合っていそうな気がする。
暫く頑張ってみましょう。
年始は例年の如く息子2人の4人家族が全員集合で計10名、新年会です。全員集まれる機会が年々減っている中、お客さん好きの猫の風も加わって大いに
盛り上がる賑やかで貴重なひとときです。
先月は竹野海岸へ冬の楽しみ、蟹を食しに行ってきました。好きな日本海の冬景色も満喫。
今月は半ばに鶴を観に2泊3日ですが釧路へ行く予定です。東京からの母や姉一家と空港で合流して。
何年か前北海道を旅した時に山奥の湖で大小無数の野鳥が乱舞する様を間近で見て大感激、また是非にと思っていたので今回は鶴!凄く楽しみです。
さあ今年もまた1年、人形作りは勿論の事、より幅広く人生を楽しみたいと思っています。悔いなき日々を。
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2019年
2019年
2月

如月

もう2月、いかにも寒そうな響きの如月。
今年は雪が少ないようで、時には雪に阻まれて出席が困難な福知山や彦根、飛騨高山からの方もまだ大丈夫との事。
先日は丹頂鶴を観に釧路のその名も鶴居村へ行ってきました。1月の北国行きなんて足の便を考えれば浅慮だったかと思いましたが、幸い最悪の予報にも
関わらず好天に恵まれて数百羽の鶴に出会えました。 鳴き交わしながら 頭上を渡って大空を羽ばたいてゆく様は誠に清々しく必見でした。
靴底用簡易アイゼンには大いに助けられました。  鶴の動向に合わせて早朝からの少々慌ただしい日程となりましたが温泉良し、海の幸ふんだんの食事良し、
また是非にと思えた旅でした。雪好きの私としては欲張りを言えばちょっとは吹雪も体験したかったのですが。
初めての本格的?和服人形を作ってみました。幸い着物は手持ちの品の手直しで何とか間に合いましたがふくら雀に結んだ帯や肌襦袢、それに着付けも、
初めての事ばかりで予想以上に手間が掛かりました。でもやっぱり和服って素敵ですね。今回の苦労にめげず、しばらく制作を続けてみようかなと思いました。
足袋、草履、下駄、何から何まで課題は山ほどですが。
今とりかかっている男物スーツに加え着物とあれもこれもで大変だとは思いつつ、それぞれ首を突っ込んでみるとやはり魅力があるので仕方がないかな、なんて
思っています。
2月はとりわけあっという間に過ぎます。1日1日を大切にしたいです。
3月
弥生

今年は春の訪れが早いようです。
雪の便りが少なく代わりにあちこちで早咲きの河津桜の開花が報じられています。
花の季節の到来は常の事ながら心浮き立ちますね。
先月上旬淡路島に菜の花を見に行ってきました。
遥か下方に広がる瀬戸内海を背景に美瑛を思わせる丘陵の連なりに沿って緑の中に目にも鮮やかな黄色一色の世界が広がっていました。
折からの雨上がりの朝靄に包まれてより幻想的な光景が醸し出され一瞬言葉を失う程でした。
いつも家事を担ってくれる連れ合いが毎冬恒例のスキー行で10日程家を留守にしたので猫の風と2人、結構忙しい日々でした。
この風が手のかかる猫で慢性鼻炎で常に鼻をふいてやらねばならず、大好物の猫のミルクは絶対に自分では飲まず針無しの注射器で与えてくれるまで
大きな目で瞬きもせずにじっと見つめるという厄介さ。1回に80cc位を日に2、3回。その次はちゅーる、最後にキャットフードという順番をしっかりキープ。
そのうえ野良出身の為か、抱かれるのも一緒に布団に入るのもイヤという可愛げのなさ。お猫様だから仕方ないか。
先月、生徒さんが長男を出産されました。今月もまた1人、初産予定の方がいらっしゃいます。ぎりぎりまで教室に通われてちょっとハラハラでしたが。
お目出度い事ですが、お母さんになられると暫くは創作中断となるのは本当に残念な事です。人体観察の観点からはこれ以上のチャンスはないわけで
しっかり脳裏に焼き付けながら復帰できる日に備えてください。 育児の傍ら新境地を拓いていらっしゃる先輩もおられます。
3月は展示会が続きます。中国からのご注文も頂いて、お花見を楽しむ余力を残しつつ、頑張ろうと思います。
来られた方から神戸だけで終わるのは惜しい、東京などへの巡回展は等の声が寄せられたのは嬉しい限りです。
また2年、その時々の思いを込めて作品に昇華させてゆきましょう。
生きている手応えをしっかり掴みながら。
 冬の楽しみと言えば、いろいろありますが、蟹とフグは欠かせません。早速先ずは蟹を堪能すべく例年の如く越前、東尋坊辺りに行ってきます。
雪が降ってくれれば最高ですが。岩に砕け散る日本海の荒波もやっぱり外せません。
 この年末は、夏にちょっとした転倒で骨折入院して以来施設にお世話になっている義母を迎えて、普段なかなかお世話できないでいる分、せめて年末、年始くらいは
と思っています。  一人暮らしをしていた義母の家に押しかけ、掃除、お節作り、介護と大忙しになると思いますが、久方ぶりに息子達家族も招いて賑やかなお正月
になりそうです。   義母も95歳、年々衰えが目立つこの頃、少しでも楽しいと思える時間を多く過ごしていただければと思います。
あっという間の1年、今年も何とか無事暮れて、残すところあと僅か。まだ雑用がいろいろ控えていますが、とにかく、この1年、有難うございました。感謝です。
4月
卯月

春爛漫、街は日に日に白、黄、ピンクと春の装いに彩られ華やぎを増してゆくようです。
今年も桜の開花は早く既に3分から5分咲き。桜関連行事にかかわる方達は見頃予想に気をもんでいる事でしょう。
春風の中を心も軽く、といきたいですね。
人形展も3月、4月は真っ盛り。あちこちで大小の展示会が開かれています。
傾向としてはますます人形は小型化、ひたすら可愛く、華やかに。人形作りの手間が減った分、身の回りの小物類の制作に関心が向かったようで
展示会は細々とした物達と色彩に溢れ、まるでレトロ感あふれる雑貨屋さんの様相に。
天野可淡のちょっと暗いマイナーな雰囲気で始まり人形を越えた存在感を目指した球体関節人形の世界からは隔世の感があります。
主流がビスクドールに移りつつある現実ではやむおえない変化かも知れませんが。
時代はめまぐるしく移り変わり求められるものもまた変転します。
流されずにいる事は難しい事ですが自分の心に正直に、無我夢中になれる事だけに集中していきたいと思っています。
4月は新たな出発の季節、生徒さんお二人が初めての子を出産され、またお一人は新天地を求めて東京へ、先月入院、大手術を乗り越えられた方もお二人
いらっしゃいます。
それぞれの春、楽しみましょう。
5月
皐月


新しい年号が始まった。令和。響きがきれいで雅な雰囲気。出典が万葉集というのも頷ける。平成と同じく平和が続く世であって欲しい。
理想的な皇后であった美智子様の報に接する事が少なくなるのは寂い気がする。
このGWは初の10連休。海外旅行組も最多という。
教室は通常通り、むしろ創作にはぴったりでしょ、なんて生徒さんには言っている。
今年の桜は、開花後寒さが戻って居座った為か散りそびれてしまったようで桜の道を通勤路としている私は小1ヶ月も満喫できて幸せだった。
暗い夜道に桜が次々と仄白く浮かび上がってくる様は美しいを通りこして凄みさえ感じさせる。まったく桜は凄い。
西行法師の 願わくは花の下にて春死なむ このきさらぎの望月のころ と思わず知らずくちずさんでは春に逝った近しい人々を偲んでしまう。
この春も桜を見ることなく親戚の方が亡くなられた。まだまだはやかったのに。合掌
さて時は薫風と新緑の季節。つつじ、牡丹、薔薇等々豪華な花々も開花を待って目白押し。蛍の便りもそろそろ届き始める頃。
季節はとどまることなく巡り巡って流れてゆく。
自然の流れと共に一瞬の生を愛おしみながら過ごしてゆけたらと思うこの頃です。
6月
水無月


しっとりと雨の季節。やがて訪れるであろう猛暑の前の安らぎのひととき。5月が北海道で39度を超えるなど時ならぬ高温に見舞われた後だけに
ほっとする日々であって欲しい。
木々の緑も日毎に深みを増し涼しげな影を落とす中、爽やかな風が吹き抜けてゆく。
 今月は薫風に誘われて小1週間クルーズを楽しむ予定。
釜山にも立ち寄るので異国情緒にも少しだけ触れて。我が家のベランダから豪華客船の入出港が見下ろせるのでたまには乗る方に回ってみようかと。
一昨年初めて台湾にクルーズの際は好奇心の赴くまま高さ50m、幅40m、長さ300mの船内を右往左往、すっかり疲れてしまったので今回はトーンダウン、
デッキでゆっくり潮風に吹かれよう。
 先月は母の日のお陰で息子達からそれぞれランチとディナーの接待。有難いことです、感謝。
人形は60cmの注文ビスクが完了。帽子、ドレス、靴に1ヶ月、苦労しました。 焼き上がり53cmの男の子の原型があと少しで完成予定。でもこればかりは
あと少しと思っても更に数ヶ月かかってしまう場合もありです。
 球体関節人形では望めないメリットを活かした固定ポーズ人形にも久しぶりに3、40cm程で何体か取り組みたいと思っています。
今年は教室展のない年なので時間を気にせず創作を楽しみたいです。
7月
文月


今年の関西の梅雨入りは記録的な遅さで先月末にやっと。以降連日むしむしした雨模様が続いています。。
7月は例年なら日よけを兼ねて育てる朝顔の蔓が茂ってゆくのを楽しめる頃なのに今年はマンションの大規模修繕工事のためベランダにはほぼ1年
自由に出入り出来ず。 お陰で薔薇も紫陽花もリビングに押し込められて生気を無くしています。なんだかより鬱陶しい暑苦しい夏となりそうです。
先月出かけたクルーズ、初日の夜中に荒天の為12万トンの船が珍しくよく揺れて船酔い寸前。屋上デッキは出入禁止に。日中ならさぞかし波頭砕ける
荒ぶる海をしっかり堪能できたのにと残念でした。
寄港地の高知で食べた獲れたて鰹の塩タタキは絶品、地元ならではです。釜山では地下鉄を利用して近所の市場をうろうろ。やはりキムチの本場、
臭いをものともせず土産用に買い求めました。迷った時にしばしば手振り身振りで助けてくれた人々の親切にちょっぴり韓国が好きになりました。
船上では数々のコンサートやミュージカル、落語等の催しを消化するのに大変で、デッキでボーットと過ごす計画は今回も達成半ばです。次回こそは、
なんて考えています。
 思いがけず長引いてしまった53cmの男の子のビスク原型何とか完成。モールド作りの最中です。それにしても何でこう石膏が要るのか作る度にビックリ。
今回も買いたての20キロ、とても足りなくてまた注文です。湿気いっぱいのこのお天気では乾燥にもたっぷり時間がかかりそうです。
 そろそろ秋口からの展示会シーズンに向けて作品作りに忙しくなりそうです。
8月
葉月

猛暑真っ盛り。7月がぐずついた雨模様のせいでいくらか涼しく過ごしやすかった為か、いつもなら8月の声を聞く前にもう猛暑にはうんざりの気分なのに
今年は8月の到来がちょっと新鮮に感じられました。が、しかし、連日の35度越えに、はやうんざり。
8月を葉月とするのは生き生きと枝を張り生い茂る葉に因んでのことでしょうか。緑陰を吹き渡る風はすてがたいですね。蝉も一時を惜しむかのように豪勢に
鳴き競っています。
3日は神戸の海上花火大会。やっぱり行きます。1年の巡り来る早さに驚かされながら、花火達にまた出会えることに感謝です。今年はどんな新作が
打ち上げられるでしょうか。
忙中閑、淡路島で1泊ですが海の幸や温泉を楽しむ予定です。寄る年波でしょうか、いつの間にか海水浴プランが抜け落ちています・・・
有難いことにイギリスから注文をいただきました。でも無事に送り届けるまでのやりとりが大変、やっと終盤にこぎ着けましたが瞬時に応酬できることが却って
徒になり煩雑な問い合わせに少々バテました。

やっと焼き上がった人形達にこれから目を入れ、髪を貼り、服を着せ靴を履かせてと1つ1つの工程を数え上げるとまた暑さが倍加しますので淡淡と処すべく、
ただいま服のデザインを思案中。  
今月は服作りに忙殺されそうです。夜型人間だった私が夕食後は頭が使い物にならなくなって久しく、稼働時間が大幅に減りました。さあ1ヶ月でどこまで
仕上げられますか。ただいま服の待機中は4体です。  暑いときは暑さを無視して忙しがるのが1番の対処法のようです。
先月末から秋の長雨のようなぐずついたお天気が続いているお陰でさしもの酷暑もなりを潜めほっと一息というところです。
来年の東京オリンピック開催まで1年を切ったということでマスコミを中心に何やら世間が騒がしくなってきたようです。
神戸の花火大会、開港150周年とかで盛大だった昨年に変わり今年はぐっと小規模で量を抑えた少数精鋭とかでいつもより新作や見事な花火が上がり
却って印象深かった気がします。昔はドーンと打ち上げられたときの姿が全てでしたが最近のはそれからどのように変化してゆくのかに目が離せません。
色や形のバリエーションは益々豊かに意表を突いたものになってきていて一体どこまで進化するのか楽しみです
この夏は海水浴にも行かず(体力的に行けず?)旅行も予期せぬ事でキャンセルしたりと何もない夏でした。ただ1つ朗報は長年患っている猫の風(ふう)の
鼻炎がかなり快方に向かっているらしい事です。いつも鼻詰まり状態で医者からも治らないと言われているのですが朝、鼻がすっきりと乾いている日があって
ここ1ヶ月程鼻日記をつけましたら20日程○、×は1日、後は△、どうやら希望が持てそうです。素人判断では猫ミルクを毎日100ml程ここ3年ほど大好物なので
飲ませている結果、もしかして体質が改善されてきたのでは、なんて思っています。さぁ秋が来て涼しくなって気候が変わるとどうなるでしょうか。
夕暮れ時、涼やかな虫の音がそちこちから響いてくる季節となりました。秋、人形展が忙しくなります。
9月
長月

暦はとっくに秋を告げているのにまだまだ厳しい残暑が続いています。完全に夏は前後で2ヶ月程は延びてしまったようです。
地球温暖化を阻止しようとの運動がスウエーデンの16歳の少女を中心に欧州の若者達の間で急速な広がりを見せているという、世界がトランプ流自国中心
後ろ向き姿勢に転じつつあるような中での久々の明るいニュースです。

先月は京都の人形店K1ドヲルで青山さんの追悼人形展が催されました。
私も青山さんは人形を置いていただいた初めてのお店で、以来10年以上随分お世話になりました。教室展にも毎回京都のお漬物等手土産に必ずいらしてくださり
暖かなアドバイスやコメントいただきました。  久方ぶりに搬入で訪れて常連だった皆さんの作品も垣間見せていただき万感胸に迫るものがありました。
青山さんと共に球体関節人形の1つの時代が終わったようです。

先月末はイギリスからオーダーの子無事お届けでき、とても喜んでいただけてほっと一息。  1mの粘土人形も初の船旅で中国に送り出しました。約2ヶ月
かかるそうです。長旅がちょっと心配ですが。1,3mの見事な梱包になりました。    53cmの少年新作と展示会用小品4体の仕上げが一段落したら
中旬は東京からの母、姉一家と共に上高地でちょっと息抜きの旅。見事な紅葉に出会えるか楽しみです。
後半は先月末オーダーいただいた60cmビスク2体の制作に着手します。
それやこれやで今年もはや3ヶ月足らず、やっぱりバタバタと暮れてしまいそうです。
10月
神無月

先月来、すっきりとした秋晴れの日は少なくいつまでも残暑が続いて雨の日が多く、又台風も相次いで各地に豪雨被害をもたらす等、地球温暖化に因る?
天候不順が続きましたが、ここ2,3日やっと秋らしい爽やかな冷気が感じられる様になりました。金木犀の甘やかな香りも漂っています

先月半ばに何十年ぶりかで上高地を訪れました。一般車両乗り入れ禁止で守られているだけあって豊かな自然はそのままに、ただ昔感銘を受けた大正池の
たたずまいの神秘性が立ち枯れの木々の減少の為か少し薄れたように思われたのは残念でした。期待していた紅葉にはまだ少し早く、河童橋に迫る雄大な
穂高連峰の冠雪もまだでしたが、ススキの穂が秋の日にきらめいて大きなボス猿?にも出会えました。
スポーツの秋、ラグビーワールドカップ、にわかファンになってしばしテレビ観戦。見るからに手強そうな外国勢と互角に渡り合う選手達に感動を貰って、
フィギュアスケートでは故障続きだった羽生選手の久しぶりの安定した華麗な演技に拍手喝采。スポーツにはとんと縁の無い私ですが楽しいですね。
さて小品4体の仕上げ、後は靴を残すのみとなりましたが頃合いの箱が無いのに気付き結局はこれも自作となりそうです。やれやれ。
60cm程ですが粘土にも取りかかっています。やはり粘土人形は私の原点ですから。自然体で時間をかけてじっくり納得ゆくものをと思っています。
オーダービスク2体も今鋳込みが終わって乾燥中。新たに入った53cmのオーダーも含め年内から来春にかけて順次お届け出来たらと思います。
ビスクを始めて10年余、まだまだわからない、出来ない事ばかり、だからこそ今度こそ、今度こそと続けていけるのかも知れません。
11月
霜月

令和元年、何かと華やかな行事の続いた年でしたが平和ニッポン今年も無事暮れようとしています
気候不順は相変わらずで温暖化現象の一端でしょうか、10月半ばまでお教室ではクーラーのお世話になる日が多く、紅葉も遅れに遅れて有馬の瑞宝寺公園も
11月8日訪れた際はまだ緑陰濃く木漏れ日の踊る様はまるで初夏の風情でした!
でもやっぱり先日急激な冷え込みがやってきて一気に冬。慌ててコートを引っ張り出しました。
25年ほど前、日本の四季は整然とやって来るなんてカナダで説明した日が嘘のようです。
冬が来たとなれば年越しの準備も始まります。
年賀状、これも今の時代どうなの、なんて思いながらやはりバタバタと出すことになるでしょう。クリスマス、お呼ばれされる間は有難くケーキ、プレゼント持参で
出かけましょう。  ハロウィンまではお付き合いできませんが世間の楽しみは享受した方が人生の彩りです。彩りと言えば冬は日本海と蟹です、行きます。
なかなかスケジュールを合わせにくくなった息子達家族2世帯と合同の新年会の準備も怠りなく。
お渡し期限が迫っている人形制作もかなり頑張らねば。
やっぱり慌ただしい年の暮れです。
まだちょっとお早いですが--
皆々様今年もお世話になりました。
来る年も何卒宜しくお願い致します。 
12月
師走

新年明けましてお目出度うございます。
例年以上の暖冬続きで年の瀬の実感も乏しいままにはや令和2年の幕開けです。
新皇族の代替わり行事もほぼ終わり有難いことに平和ムード漂う日本ですが、世界情勢は自国第1主義のトランプの出現以来最近ではヨーロッパまでが
その安定感を欠きつつある様で、将来の展望が益々描きにくくなっているのは本当に嘆かわしい事です。
年末には60cmのビスクも無事出荷を終え、残りのオーダーも夏までには順次完成、お届け予定です。その間展示会もありますのでお陰様で今年もまた、
やるっきゃない、の慌ただしさです。
さて我が家の正月は恒例の新年会で始まります。息子2人の家族との計10名が一堂に会します。こんな機会の為にと広いリビングルームのマンションに10年前
転居して正解でした。今年も元気で全員集合、一番のおめでたいことです。
今年は教室展開催の年。10回目を迎えます。隔年開催ですので教室の歴史が20年を数えたというわけです、ビックリですね。
お陰様でこの20年間ほぼ変わらず50余名の生徒さん達と共に喜怒哀楽を分かち合ってきました。現在作家さんとしてご活躍の方も数多く、教室としての役割は
微力ながら多少は果たせたかなと自負しています。
今後のことは誰にもわかりませんが今暫くは頑張るつもりですので宜しくお願いします。
今年は東京オリンピックの観戦もあります、出品作の準備は早めに取りかかりましょう。
今年も制作を楽しみましょう!!
1月
睦月

2020年
一番寒い月。でも今年は異常暖冬で連日3月から4月の陽気、札幌では雪まつりの開催が一時危ぶまれた程です。
お陰でキャベツ、大根、白菜等野菜が大幅安値。この際不足気味の野菜をしっかり摂りましょう。
こう暖かいとやっぱりお天気の方はキリリと晴れ上がった青空は望み薄で、この季節には珍しい雨もよいのどんよりした日々が続いています。

年明け早々中国発の新型コロナウイルスによる肺炎が、猛威をふるい始めていて日本でも患者が相次いで見つかりました。世界中が水際で防ぐ
対策に躍起になっていて今年は何か大変な年になりそうです。半年後に迫る東京オリンピックにも影響大かも知れません。
私も高齢の母の顔を見に久方ぶりに東京に出向きますがマスクが必要かもなんて思っています。

ビスクの顔の原形に取り組んでいますが嫌いな作業です。あともう少し手を加えれば、の思考の連続で防水処理を施す見極めがなかなかつきません。
やっと何とか仕上がりこれからモールド作りです。
そもそも在庫を活用しようという発想に乏しい私はモールドを作るメリットはどれ程の事かといつも迷いつつ気が付けば結構溜まってしまいました。
来月の出展に向けて全てはこれからです。
今月末は息子達一家が招待してくれる小旅行も控えています。旅行が心安らかに楽しめるように、東京から帰ったら大車輪です。
2月

如月

3月
弥生
今年は気象庁の統計始まって以来の暖冬だそうで河津桜がもう満開、艶やかに咲き誇っています。
今年は一体どんな年になるのでしょうか。 
新型コロナウィルスが今や世界中に拡散。日本では事もあろうに私達が何回かクルーズを楽しんだ英国大型客船ダイヤモンド・プリンセスから保菌者が
続出した事を皮切りに今や全国各地で感染経路もはっきりしない患者が増え続け死者も出ています。
その殆どは風邪程度で治まるそうですが、感染力の強さと有効な治療法が見つからず時には死に至るというのがこれだけ大騒ぎになった原因でしょうか。
3月2日から全国の学校に臨時休校要請がなされましたが却って面倒を見る保護者の問題等々で混乱が生じるのでは。
ともかく人の集まる催しはすべて自粛を促されるなど前代未聞の事態、外はマスク姿一色です。
半世紀ぶりの東京オリンピック開催を控えていることが厳重警戒に拍車をかけているのでしょう。 実際、数ヶ月後に迫った開催はどうなるのでしょうか。
IOCでは1年延期案もでたそうですが。
不穏な世相を反映して世界的な株安連鎖に陥っていることも先行き不安材料です。
以前から息子達が計画してくれていた計10人の小旅行、あいにく連れ合いが体調不良なことも重なってキャンセルとなりました。残念。
観光業界もキャンセル続出で苦境に立たされているであろう時に申し訳ないです。
今月末の京都の人形展も出品を予定していますが開催が心配になってきました。
教室も風邪気味の遠方の方がお休みされる等、影響が出始めています。
4月には状況が好転していると良いのですが。皆様もお気をつけください。
4月
卯月
桜がここ神戸では3分から5分咲き。スタジオに通う道すがら夜桜を堪能してきたところです。
新型コロナウィルスが世界で猛威を振るっています。初ニュースが流れてから僅か3ヶ月、感染者は75万人を超えたようです。
日本では比較的広がりは抑制されているようですがそれでも2千人を超えました。
注目の東京オリンピックも開催1年延期が決まりました。
飛行機は海外便の9割方が運休、中国宛国際郵便もストップです。 お陰で中国へお届け予定のお人形さん達がいつになるかわからない再開まで
我が家で待機中です。
人形展も延期や中止が続いています。 幸い出品している京都展は通常通りの開催ですが客足の点ではやはり影響大のようです。
教室もお休みされる方が増えています。公共交通機関内等での感染からご自分が感染源となるリスクを懸念されてのようですがこれだけ外出自粛要請が
叫ばれている中では無理からぬ事かも知れません。
教室休講も考えましたが、コロナウィルスの害よりもトイレットペーパーがなくなったり、東京では早くも食料品購入に行列が出来たりと風評被害の方がはるかに大きい
いわば人災の様を呈してきている現状では、やはり今月も頑張ってみようか、なんて思っています。
東京では花見も殆どの名所は人混み警戒の立ち入り禁止になっていると姉や母が嘆いていました。
前代未聞の事態、今のところ収束のめどは全く不透明ですが、秋には教室展もあります。何とか早くおさまって欲しいものです。
7日に緊急事態宣言が出されました。残念ですが今月は休講とします。
5月
皐月
新型コロナ騒動、依然として収束の兆しは見えず。世界の感染者数は僅か10日余で200万人から300万人に増加。日本は辛くも抑えられて1万5千人、
連日200から500人規模で増え続けています。
このゴールデンウィークもstay home のかけ声がしきり。学校もお休み、非常事態宣言も継続となれば、教室も再開は難しく、誠に残念ながらお休みとします。
こんな事態の展開は全くの想定外。これまでにもより重篤な感染症が世界を覆った例は数ある筈ですが、ここまで対処に世界が憂慮し、団結出来るのは
いわばそれだけ社会に目配りできる余裕が出来、情報も瞬時に駆け巡る世界となったということでしょうか。
風薫る最も美しい季節というのにどこも人出は80%削減とかでまばら、映画館も図書館も閉鎖。  引き籠もりの思わぬ効用、お陰で溜まっていたオーダー制作が
はかどっています。ただし国際郵便もSTOPしているのでお人形さん達は出荷待ちですが。
教室展は11月です。6月再開であればギリギリ5ヶ月、何とか間に合うはずです。今のうちに充分英気を養ってください。
緊急事態宣言が継続となりました。誠に残念ですが今月も引き続き休講とします。
6月
水無月
6月が始まりました。教室の再開です。  4,5月と新型コロナウィルス感染騒ぎで非常事態宣言が出され教室もお休みを余儀なくされましたが、2ヶ月ものお休みは
開講以来20年弱の間で初めての事です。 しかも今年は秋に教室展を控えて本来なら制作に拍車がかかる大事な時期であるのに。
日本でのコロナ騒動は何とか峠を越えたようですがその喜びもつかの間、油断をすると再流行の恐れもあり、今夏の主立ったイベントは甲子園も含めすべて中止、
花火も上がらない寂しい夏となりそうです。
1年で1番爽やかな季節を自粛、自粛で遠出を控えた反動か先月末の非常事態宣言解除の後どこも人波が急速に回復して活気を取り戻しつつあるようですが
これから暑さに向かう中、熱中症を気にしながらも外出時のマスクが手外せない鬱陶しい日々が当分は続きそうです。  急激な消費の落ち込みで衰退著しい経済や、
急速に広がるオンライン活用など、たった2ヶ月余りでコロナが社会に及ぼした
影響は計り知れないようです。  世界的に見ればまだまだコロナ禍からの回復の
道のりは不透明で、来夏まで1年延期が決まった東京オリンピックでさえ中止の懸念が拭えないのが現実です。
ともかく、11月の教室展までまだ、かもうか、あと正味5ヶ月、通常通り開催の方向で頑張ろうと思います。 宜しくお願い致します!
7月
文月
もう夏です。今年はコロナ騒ぎで季節の移ろいをゆっくりと楽しめなかった為か、いきなり夏、もう1年の半分が過ぎてしまったの、という感じです。
鬱陶しい雨模様の蒸し暑い日が続いていますが時折吹き抜ける風は意外と爽やかです。
4,5月と初めての休講が続いたので不安はありましたが6月は皆さんほぼ全員お元気なお顔を見せてくださいました。中にはお休み中に新しく1体仕上げられた方も
いらして。やはり皆さんお好きなのですね。
コロナもやっと下火になったと思い始めた矢先、ここ4,5日又じわじわと感染者が増えてきたようで第2波が案じられています。世界では感染者が1千万人を
越えたとか、止まるところを知りません。特効薬が開発されない限り終息は望めないのでしょうか。

世界的にはともかく国内での移動や集会等の規制はかなり緩和されてきたので、秋の教室展は開催と決まりました。
例年より約半年遅いスタートで11月まであと4ヶ月、猛ダッシュです。出展を断念された方もいらして今回は作品数において前回を僅かですが下回りそうですが、
その分まで出展される方にはより頑張っていただきます。展示もいくらかゆったりと出来るかも知れません。今回は1m程の大作も何体か含まれ、昨今のミニ化の
中では見応えがありそうです。  コロナの推移にも目は離せませんが、やるっきゃない、頑張りましょう。
4ヶ月ほどコロナで停止されていた国際航空郵便EMSがやっと今月から再開されることになりました。お陰様で発送されるばかりになっていたオーダーの
ビスクドール達、順次お客様にお届け出来ることになってホッとしています。
当面は混雑が予想されるので暫くは様子見ですが。梱包もより慎重に。
8月
葉月
久しぶりの激しい雷雨と共にジメジメと長引いた梅雨がやっと明けたようですが、晴れたら晴れたでここのところ毎年のように記録を更新し続ける酷暑に
見舞われるかと思うと暑さに弱い私としてはやれやれです。ベランダの朝顔はいつも涼しげに目を楽しませてくれますが。
コロナ第2波が襲来のようです。
春に非常事態宣言が出された時以上の感染報告が全国から相次いでいます。自粛要請も出され始めました。世界に目を向けてもますますの猛威です。
11月の教室展開催を控えて全く悩ましい限りです。皆さんのテンションが下がらないうちにと3月開催の延期説も浮上しましたが、果たしていつならOKとなると
今の段階では全く見当もつきません。当分は推移を見守るしか術は無さそうです。
やっと先月再開されたEMSですが、これも又いつ急にSTOPがかかるかわかりませんので残っている人形の発送急ぎます。
こんな時に限って待ち望んだ姪の結婚式が11月に東京で挙げられます。万難を排して行くつもりですがどうなりますか、これもコロナ次第です。
結局今のところは予定通り教室展開催に向けて日々準備を怠らず進めてゆくしかないでしょう、頑張りましょう。
9月
長月
灼熱の8月がやっと終わりました。連日の35度を超える暑さ。コロナ禍で外出の際はマスクが欠かせないため、暑さは倍加します。
教室展、逡巡の末、1年延期、来年11月開催と決まりました。
コロナの影響は思いのほか大きく、遠方からいらっしゃる生徒さんも多い中、混雑時の交通機関の利用を控えたい方、あるいは職場によってはプライバシーの外出を
制限された方等で出品状況にも影響が及び始めました。更なる感染拡大の可能性も否定できない中で敢えて今年開催をしなければならない意味は果たしてあるのかと
結論づけました。このような中途半端な状況では開催の士気にも関わります。
1年の延期は確かに大きいですが、制作に関して言えばより納得できる作品に仕上げる絶好のチャンスです。あるいは新たな作品にチャレンジもできます。
アンラッキーをラッキーに変えて次回に大きく花開かせましょう。
まだ暫くはこの酷暑は続きそうです。まずは体調管理に気をつけて、やがて来る秋の足音に耳をすませましょう。コロナで多くの催し物が中止され、外出も見なおされる中、
いつもとは少し違ったしっとりと落ち着いた秋に出会えるかも知れません
10月
神無月
酷暑の夏が過ぎ去り暑さ寒さも彼岸までの言葉通り今年はきっちりと彼岸を境に爽やかな秋風の季節がやってきました。
コロナ禍もここのところさすがに第2波のピークは越えたようですが相変わらず感染者数は増減を繰り返し収束の見通しはたたないようです。
各種催し事は徐々に回復の兆しがあるようですが神戸マラソン、ルミナリエも中止でやっぱり静かな秋となりそうです。
Go to travel, Go to eat等景気浮揚策が次々打出されているようですがどれ程の効果があるでしょうか。
世界で死者が100万人を超える中、国内の対策だけではコロナ不況脱出は不可能なようでひたすらワクチン開発が待たれます。
教室展も20年、10回目の節目の年にして初めて延期を余儀なくされ残念ですが、2021年開催の折は今回の分も合わせてより充実した
内容を目指しましょう。
年初からのコロナ禍が長引く中、マスクが必需品となって女性が総じて薄化粧になったこと、お出かけ控えめで外出着よりも日常着の需要が高まっている
等、市場やライフスタイルにもいろいろ変化が出てきているようです。
求められる人形像にも影響は現れてきているかも知れません。
この秋はこれまでのところ上陸台風が"0"。.数度の休講を余儀なくされた昨年と比べ助かっています。
日がすっかり短くなりました。
夜型人間から早寝早起きへと変貌してしまった今では日の出を見るのが日々の大きな楽しみです。
北斎や広重の浮世絵に描かれる、あるいはモネの”日の出”を彷彿とさせるような朝焼けが海を染めて東の空いっぱいに広がり刻一刻とj変化して
ゆく様はまさに眼福のひとときです。
先日は早起きし過ぎて久しぶりに深い藍色をバックに冴え冴えと輝くオリオン星座にも出会えました。

さてコロナですが国内統計が10万人を超えました。先月からはまた微増傾向です。欧州では第一波を超える第2波襲来の兆しで再度の外出や営業の
規制に乗り出しました。
11月3日は米大統領選。自国第1主義を振りかざし世界を混迷に陥れてきた御仁がよもや再選という事にでもなればコロナに劣らず世界の大きな
不安材料です。 日本でも首相が安倍さんの辞任で管さんへ変わりました。彼はまだ外交等は未知数ですが実務家としての手腕は発揮してくれそうです。
世の中めまぐるしく変転しています。 でも秋は秋。マスク越しではありますが金木犀のふくいくとした香りも楽しめました。神戸の紅葉もまもなくたけなわ、
今年の紅葉は期待できるとか。スタジオへの桜の道の行き帰りも楽しみです。
楽しみましょう。人形作りも楽しみましょう。
11月
霜月
12月
師走
もう師走! 今年は年初から突然降ってわいたようなコロナ騒ぎで四季をゆっくり味わう余裕もなく、節目を彩る祭りや催し事も各地で中止が相次ぎ
教室も2ヶ月の休講を余儀なくされ、教室展も1年延期となって文字通り、ただただ騒然と1年が過ぎ去ってしまったような気がします。

注目の米大統領選、全く予想外の大接戦でしたが順当な結果に。敗北を認めないトランプはさておいて、先ずはアメリカが世界に戻ってくるであろう事は
喜ばしい限りです。
先月は姪の結婚式で久しぶりに東京へ。やはりオリンピック効果か駅のホームの防護柵や長年不便を囲っていたエレベーター等の整備が急速に進んで
お陰で実家にたどり着く労力が大分軽減されました。
建築家として大きな一歩を踏み出し、共に歩める人にも巡り会った姪は、40代半ばというのに大好きな祖母に贈ってもらった成人式の振り袖を
お色直しにまといまさにキラキラと輝いていました。ここに至るまでの長いアメリカ留学や紆余曲折、ひたすら信じて待った姉達の心情を思えばまさに
感無量でした。 参列した私達にも久しぶりに息子達と合流し、家族の絆を確かめ合えた心に残る貴重な旅となりました。

コロナは先月末から再び急増し今や第2波を上回る勢いで拡散しています。ここ1年近い経験からそれ程恐れるに足らず感も浸透してきたのか
とりあえずは平静な日常が営まれているようですが、人形展等、不要不急の催し物などの人出にはやはり影響が急速に濃く現れてきています。
生徒さんの家族にも感染者が出るなど、確実に包囲網は狭まってきていると感じます。収束の見通しは立たないまでもあの頃は大変だったねと
振り返れる時はもうすぐと信じてこの年の瀬を乗り切りましょう。
今年も皆さん、頑張りました。来る年も変わらず日々を大切に愛しんで過ごして行けたらと思います。
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