2015年
6月
5月
4月
3月
日記  2012年〜2015年 
新年、明けましておめでとうございます。
ほんの一月ほど前まで異常に暖かくて年末気分には今ひとつでしたが、やはり季節は正直。一気に冷え込んで例年の
如く清冽な外気に満ちた年明けです。
遅々として進まない震災復興、混迷の極にあるかのような政治状況等、どちらを向いても明るい話題のない日本中が
閉塞感に覆われたような昨今ですが、せめて身近な人たちが健康であることに感謝して新しい年を迎えましょう。
1月
全国から雪便りしきりの寒い日が続いています。
何かと慌ただしかった1月がやっと過ぎて2月、如月の候。なんとなくうら寂しい感じで好きな月です。
今月は大丸展が予定されているのでやはり落ち着かない日々となりそうです。展示より販売が主となるとのことなので
ビスクばかり、小さめの子を中心に出展する事にしました。小さな子でも大きな子と同じに細部までのこだわりBodyで
帽子、服、靴まで自力でとなると制作時間はかなりのものとなります。座りっぱなしで肩こり腰痛、目はかすみ・・・
それでも何とか続けているのはやはり作ることがが好きだからなのでしょう。
制作で巣ごもり状態が続くと旅と読書、映画に飢えてきます。現状からの逃避願望でしょうか。
読書は新聞等の書評でこれはと思うものを図書館で検索するのですが、たいていは貸し出し中で予約となり、現在予約
待ちが大分溜まってきました。せめて就寝前のひと時は読書で別世界に浸りたいと思うのです。
旅は暫くは遠出が無理なので近場の温泉でつかの間のリラックスタイムです。
昨年末に奥歯を1本抜きました。その後をどうするかで悩んでいます。インプラントにするか否か。歯にはまだ暫くはお世話
になる筈、慎重に考えれば考えるほど結論が出ずです。失敗談、成功例など今しばらくは探ってみようかと思っています。
全く厄介ですね。
生徒さんにここのところオメデタの話が続いています。育児と人形の両立はなかなかの難問でしょうが出来れば頑張って
いただきたいですね。作風にはきっと良い影響が出ると思います。
寒さに負けないで風邪にも気をつけましょう。
2月
もう3月、早いですね。でも今年の冬は後半厳しい寒さが続いたせいか3月の到来が嬉しい感じです。
大丸の人形展、趣向を凝らした力作が勢揃いしました。今回は雛祭りという事で和人形に焦点を絞った企画でしたので
あまりご一緒する事の無かった固定ポーズや、布人形の作家さん達の作品にも触れる事ができてこんなにも多彩なんだ
と改めて創作人形の奥の深さに驚かされました。。
いらしてくださったお客さんたちも関西ではこのような機会が少ないので楽しめていただけたのではないかと思います。
もっとゆったりとしたスペースで照明も工夫されていたらと残念に思う事も多々ありましたので、もし次回があるならば
善処をお願いしたいところです。関西でももっとこうした場が増えてくれればよいのですが。
3月といえば桜の便りですね。桜は成長が早いので去年よりまた一回り大きくなった近所の桜並木の開花が待ち遠しい
です。またメジロ達も蜜を求めて集まってくるでしょうか。年毎に桜にたいする思い入れが強まってくるように感じられるのは
やはりトシのせいですか・・
教室展の準備にそろそろ入らなければなりません。今年は10月末からです。私の作品作りはこれからです。何にしようか
思案中です。生徒さんは1体目がそろそろ完成に近づいて2体目を検討中というところでしょうか。何を制作するかは
全くご本人任せなので大きさも1m程から手のひらに入ってしまうものまで。球体関節人形はもとより固定ポーズあり、
ビスクあり、大人、子供、男、女、太ったの、ガリガリなの、可愛いの、不気味なの、千差万別で私にとってもとても勉強になります。
頑張りましょう。
失った奥歯1本、インプラントにするかどうかは残っている骨が少ないのと場所が難しいのとであきらめる方向に向いて
いますがもうちょっと検討するつもり。それにしてももっと安くできないんでしょうか。今までの結論では1本だけなのに
50万近くかかりそうでビックリ。もっと大事にしていたらと悔やまれます。
新緑の候。桜に負けず劣らず、淡淡と繊細な緑のバリエーションに彩られた5月が巡ってきました。4月、5月と
美しい日本に生まれた事に感謝の季節です。
今年の桜はいつまでも続いた寒さのせいで例年より待たされましたが、散るのも遅くてしっかり楽しめました。
さあGWが始まります。今年は大型連休とかで海外旅行ラッシュ。不景気だのとは言ってもまだ日本は天下泰平らしく
有難い事です。生徒さんのお土産話、楽しみです。
お教室はGWに関係なくありますが、折角の良い気候ですから私も中旬にちょっと下北半島まで足を伸ばそうかと思って
います。ずっと以前、まだ学生の頃、天国と地獄が隣り合ったような不思議な光景の恐山で、おりしも強烈な稲妻に遭い、
賽の河原が暗闇に浮かび上がった様が忘れられません。果たして今も当時のままの雰囲気を宿しているでしょうか。楽しみです。
歯の話です。結局インプラントはやめにしました。いまひとつ不安がぬぐえなかった事と、たった1本の奥歯に悩むのに
疲れたことで、昔ながらの入れ歯にしました。コンタクトレンズと同じ感覚で歯並びの乱れを防ぐ為に時々使います。
ひと月経ちましたがまあまあです。 最近牙が1本抜けてあくびする度に口の収まりが悪いらしくモゴモゴしている愛猫と慰めあってます。
さて教室展の準備がスタートしました。
今回は販売を希望される方は価格を表示しての展示をお願いしています。初めての試みですが、良い勉強になると思います。
ともあれまだ半年ありますのでテンションを上げて頑張ってください。私も新しい原型、考えてます。
ビスクをなさりたい方も
増えてきました。
先日は金環日食ありましたね。日本全土で観れるのは何百年ぶり、また今度観れるのも数百年後という正に千載一遇のチャンス
でした。お天気もまるで時間に合わせたように雲が切れて。その瞬間は暗くなりましたね。事情を知らない昔の人がパニックに陥る
のもさもありなんと思わせる異様な暗さでした。   ああそれなのにメガネを用意していなかった私は影を見ただけでした、ああ!!
爽やかな5月も過ぎて蒸し暑さが始まる6月。これから4ヶ月夏です。夏が年々存在感を増して来てますね。暑いのが苦手な私は
やれやれですが、ま、ビールの美味しい季節とか、前向きに考えましょう・・
先月の旅行の恐山、様変わりでした。天国と地獄が隣り合っているような稀有な景色は消えてしまって、ゴロゴロと石の転がるだけ
の岩山になってました。がっかり。ただ凄い強風が吹き荒れていて霊山の片鱗をうかがわせました。
花は期せずして桜がまだ満開のところもあり、菜の花、つつじ、石楠花、チューリップ,水仙、水芭蕉、なんでもありで新緑と共に
ベストシーズンでした。神戸から青森まで1時間のフライトにもビックリ。日本海の上を真直ぐに飛んで行くからか東京に行くのと
あまり変わらないんですね。秋田からの帰りも定員50人程の小型飛行機というのも珍しかったです。今回はツアーを利用したの
ですが12人でバス1台。少々気の毒でしたが、快適な旅を楽しめました。
やっと服が出来上がったので一応新作完成です。服もやはり小1ヶ月はかかりますね。自宅で作るので殆ど夜だけの制作に
なりますから。この子は原型も新です。創作粘土の姿勢が抜けなくてついつい原型から手がけてしまって大分モールドが
溜まってきました。非効率、不経済です。  次は猫のモールド製作に入りました。人間以外は初めて。どうなりますか。 目論見
では38cmのビスクの子とセットにしたらより愛らしいのではなんて思ってますが。
暑さに向かうこの季節は例年食欲が極端に落ちるなど体調不良になりがち。いつものことだと気にしないようにしましょう。
早いもので2012年も、もう半分が終わってしまいました。 6月は曇りがちのお天気続きで暑さも控えめで過ごしやすい月
でした。お陰で例年なら体調崩しがちなこの時期、食欲が衰えず、食べ過ぎに注意です。
むっとする暑さの日が少なかったせいか今年は蛍があまり見られないらしく蛍見物に行きそびれてしまいました。 
須磨離宮公園の薔薇が5月に行った時、あまりに見事だったので再訪。でもやはり殆ど終っていました。代わりにアジサイや
菖蒲園を回ってきましたが薔薇園の見事さには及びませんでした。来年の5月、また絶対に行く!
久々に粘土の一部球体の固定ポーズ作ってます.。少女の半身像。手は多分つけません。どのように完成させるか試行錯誤
しながら。楽しいような苦しいような、です。ついつい大きく作ってしまうので半身でも結構どっしり重たいです。
猫のモールドも完成したので焼きます。こちらも一匹ずつ違った子にしようと思うので彩色やメーク思案中です。
先日行われた人形公募展の選考会、お教室からも何人もの方が応募、入選されて嬉しい事です。中には初めてのビスクを
締め切りに合わせて大急ぎでギリギリ仕上げた方もいらして・・・良かったですね! 時には他からの評価を仰ぐことも良い
刺激になるでしょう。
教室展まであと4ヶ月。せっかくの機会です。楽しみながら、頑張りましょう。卒業生の方も何人か出されます。再会も楽しみですね。
7月
連日の酷暑。暑いといってもせいぜい31,2℃止まりだった一昔前なら考えられない35℃を越す暑さに茹ってます。
ロンドンオリンピックも始まりました。時差の関係でLIVEで楽しもうと思ったら深夜から早朝観戦となります。かといって
その為に昼間寝ているというわけにはいきませんからいきおい寝不足となる。 暑さ、寝不足とくればあとは熱中症を
警戒しての水分の摂り過ぎで今度はお腹の調子が悪くなるというわけで大変な日々ですが、この月を乗りきれば
秋は確実に近づいてくるわけでもう少しの頑張りです。
秋と共にこれも確実に近づいてくる教室展を控えて制作の手を休めることもできませんからやはり連日の格闘です。
トルソーは造形はほぼ出来てこれから髪貼り。年齢が当初の思惑より上になってしまったけれど良としましょう。代わりに
少女の小品を追加制作することに。。猫も焼きあがったけど、どの子とセットにするか思案中。それによって仕上げの
色付けが変わってくるし。とにかく涼しくなってきたら今度は服作りに取り組まねばならないので今月が制作のヤマ場。
ビスクのお釜を稼動させると本焼などは1200℃を越えるからこれも考えただけで汗が出ます。
DM制作もまだこれからで先のことを考えると頭が痛いですが取り敢えずは目先の今日1日に出来そうな事だけを考えて
精一杯取り組むしかないわけです。
オリンピックは12日まで。選手の頑張りを見ているといろいろ教えられることも多いので応援も手を抜かず、両方頑張って
いきましょう。    夏なんだから1回くらいは海にも泳ぎに行かなくっちゃ・・・  (^_^;)
8月
今年の夏は格別の猛暑だと思いますが如何ですか。さらに夏も終盤にかかるこれからが、いい加減にしろと腹も立ってきて
暑さが一番堪えます。やれやれ・・
ロンドンオリンピック、楽しませてもらいました。眠気との戦いでもありましたが。特に柔道で金メダルの松本薫さん。凄かったですね。
出番を待つ間の表情、圧倒されました。かっての貴乃花がここ一番の大勝負で見せた顔がダブって。正に闘魂を画にしたようでした。  
さて次回オリンピックも無事元気に楽しめるでしょうか。
教室展まで2ヶ月を切りました。12年余、6回目を迎えて生徒さんもベテランの方が多くなったせいか準備が例年より遅れぎみ
にもかかわらず何かのんびりムードが漂っています。 これから追い込みに入れば皆さん実力を発揮してくださるであろうと
私も楽観視してますが。
先日は嬉しい事に海外から英文でオーダーが入り、久方ぶりのブロークン英語で四苦八苦。何とか無事人形をお届けできて
つかの間ほっとしているところです。
 海水浴には3回行きました。焼けるのが怖いので夕方限定ですが。車で30分もかからず海水浴に行けるなんて神戸に移り住んで
ン十年になる今でも感激です。けっこう30cm程もある魚が飛び跳ねたりして気分転換には最高でした。
DMはただ今印刷中。人形の季刊誌PDNが5号に紹介記事を載せてくださる事になってそちらの方もちょっとバタバタしています。
涼やかな虫の音が集き始めました。頑張りましょう。
9月
長かった猛暑の夏もやっと終わって爽やかな季節の到来です。今年はかっきりお彼岸を境にして季節が入れ替わり、
改めて自然界の営みの律儀さに感心しています。
爽やかな風に逆らってここのところ領土問題を巡って中国、韓国との関係が急激に悪化。流れてくるニュースに接する毎、
不愉快さがつのります。正義も何も無くどんな理不尽な事でも声高に主張した方が勝ちというような外交が大手を振って
いるようで全く鬱陶しいことです。
教室展が今月30日から始まりです。
人形創作の楽しさ追求を接点として集った仲間達のこの2年間の試行錯誤、切磋琢磨の成果発表の場です。
前回から2年というとあっという間のようですがやはりいろいろな事がありました。8年間共に精進された方が事故で
亡くなられました。お元気であればどんな作品を出されたでしょうか。
勿論新しくデビューされる方々もいらっしゃいます。斬新な感覚に驚かされたりしています。
9月30日は台風17号が四国沖を通過。悪天候にもかかわらずお教室に7名+見学1名出席。強風にびくともしないドアを
内側と外側から力を合わせてセーノでOPEN。バラバラになってしまった傘など、皆さんずぶぬれ。ますます強くなる台風に
一時は今夜は全員教室にお泊り、明朝一番の電車で帰ったらなんて言ってましたが、ラッキーな事に教室終了の5時近く、
台風も終了。海からとびきり大きな虹が2本、見事なアーチを描いて思わず全員ベランダに飛び出てバンザイでした。
それから残業組が何人かいらして皆さん帰られたのは7時近かったでしょうか。  またひとつ思い出に残る教室日でした。
教室展に関しての記事が人形情報誌P.D.N 5号に載りました。また読んでおいてください。
 最後の一ヶ月、仕上げにもうひと頑張りです。 
10月
今日は10月28日。教室展搬入の日です。どんよりと曇って予報は雨。前回もたしか雨だったような。強烈な雨男、or雨女
でもいらっしゃるのでしょうか。搬入開始時間午後6時半には回復して欲しいです。
例年のようにここ数週間は準備に追われましたが今日で一段落。あとは時の流れに委ねるだけです。
今回は初の試みとして卒業生さん達も参加されました。
今後も教室を離れても制作を続ける方達の発表の場として,同窓会?の意味も込めてご希望される方皆さんにおおいに
利用していただけたらと思っています。
振り返ってみますと球体関節人形も当初の等身大を目指すような大きくて荒削りだけれど勢いのあった作品は影を潜め
服作りに重点を置いた見た目の完成度を目指すいわばセミプロ化した作品が多くなってきたような気がして元気さから
いうと少し寂しい気もします。 これも今の時代を反映しているような。いずれにせよ今後も暗中模索が続きます。
この1週間は2年に一度のお祭り。おおいに楽しみましょう。
10月29日
昨晩、見事に土砂降りの雨でした。雷まで鳴って、丁度6時から7時ごろまで6時半の搬入に合わせたように。全くもうとしか
言いようがありません!!   でも皆さん特に混乱も無く9時半頃までかかりましたが何とか終了しました。
大小、雰囲気も多様な人形100体程が揃いましたので、秋の1日,是非いらしてみてください、お待ちしています。
11月5日
無事、教室展終了です。会期中は好天に恵まれラッキーでした。懐かしいお顔、また遠方からわざわざ足を運んでくださった
方々との出会い等、有難く、嬉しい1週間でした。皆様にもっともっとじっくりお話を伺いたかった等悔いの残る事も多々ありますが。
今回は小振りな作品が多く、その分仕上げは丁寧、綺麗になってきました。あと少し自己実現を目指す的な荒削りの作品が
あっても良いと思いました。バライティーに富んだ各品群に人形の世界って奥が深いんですねーと驚かれる方も多かったです。
今後も流行に流され過ぎることなく独自の方向を探りながら制作を楽しみましょう。
11月
LAST MONTH  選挙も重なっていっそう慌ただしい年の暮れとなりそうです。内外共に難問山積の日本の現状を
少しでもよい方向に舵取りできそうなのは・・  嘆いていても始まらなのでしっかり検討しなくては、ですね。
自然界は紅葉真っ盛り。どの街角も街路樹に彩られてすっかり秋色。四季の移ろいの美しい国に生まれた事に感謝です。
この秋は砥峰高原へ。昨年行ってあまりの素晴らしさに今年も絶対にと決めて。神戸から車で1時間半ほど。
やっぱり期待を裏切らない素晴らしさ。紅葉に染まった山々に囲まれて茫々と広がる一面のススキの原。晩秋の
陽射しに穂がキラキラ輝き揺れて。標高800mに位置する為か時ならぬ吹雪にも遭遇。突然の横殴りの粉雪で
視界は一転、白い闇に。 30分程でまた眩しい青空が。あまりの急変ぶりに暫くは呆然、でした。
教室展が終りました。ゆっくり一休み、の方もいらっしゃいますが例年より次の作品作りへの意欲の高い方が多いように
感じました。嬉しい事です。  固定ポーズ、球体関節、ビスクドール・・形式やジャンルに捉われることなく一番楽しめる
方向に進んで行かれれば良いと思います。
1月は心斎橋大丸展と梅田のアラビクさんにも出品するので準備に追われます。年賀状も書かなければで、今月もまた
バタバタしそうです。
年末恒例の神戸ルミナリエ。今年も元気で見られる事に感謝しながら、忙中閑有りで出かけましょうか。
12月
2013年。明けまして おめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
季節もしっかり真冬となって例年よりも雪便りがしきりです。  安倍自民党内閣が発足しました。他にないので仕方ない
内閣とでも言いますか。 民主党には辟易したけれど野田さんにはこれからも要職で頑張って欲しいですね。安倍さんも
今度こその意気込みは感じられるので期待したいところです。
カレンダーの加減で暮れから年始にかけて今回はゆっくりお休みが取れたので久しぶりに束の間ののんびり気分を
味わえそうです。3が日は東京の母や姉一家と伊豆で合流して温泉三昧の予定。年末か年始を合流で過ごすのは
恒例ですが、いつまで続けられますか。現状を精一杯楽しみましょう。
ここ暫くビスクの服作りに追われる日々が続いていましたが、似合う服よりとにかく作れる服を、の段階からは卒業
出来そうになってきましたので、今年はいま少し粘土、ビスク、服作りにバランスよく取り組めれるのではと思います。
 久しぶりに粘土と格闘したいです。
先ずは健康に留意して1体でも意にかなった作品が生み出せるように、今年もゆっくり、しかし着実に、で頑張ります。
1月
寒い、寒い、この冬は。ここ神戸でも先日はうっすらと雪化粧。 車の運転怖かったー、と生徒さん。
あとひと月もすれば桜の便りが届きます。しっかり寒ければ春の訪れの嬉しさも倍加するというもの。あと少しの冬を楽しみましょう
先月の大丸心斎橋展は多くの新人さんが加わって人形作り手の層が厚くなったのを実感しました。全体に技術的に
レベルアップしたのと引き換えに綺麗、可愛いにのみ走って個性的な作品が少なくなり人形店の店先のような雰囲気に
なってきたのは残念でしたが。展示の仕方も、もっと作品数を抑え、照明も落としてスポットライを活用するなどまだまだ
工夫の余地があると思いました。
ビスクのモールドが溜まってきたのでイージースリップを試してみようかと思います。顔は1点、1点手作りにしたいので
ボディのみ型抜きをして、幸いにそこから整形自在ということなので作りこんで、とスリップが届くのが楽しみです。
今年から福岡のギャラリーの老舗、”ぶんかとう”さんにお仲間入りさせていただく事になりました。2月23日からの企画展
には急なお話で新作が間に合いませんでしたが・・。今後とも宜しくお願い致します。
インフルエンザやノロウィルスが流行って、生徒さんも何人かお休み中。くれぐれもお気をつけ下さい。
2月
2013年
いよいよ3月、弥生。春の到来はまだまだ名のみとはいうものの心が弾みます。やがて周りがピンク一色の
春色に染まって、その次は淡淡としたまるで緑の色見本帳を広げたような新緑の季節へと続きます。
河津櫻が今年は少し遅れているようですがもう開くでしょう。メジロ達も飛んできます。大輪の白木蓮も待ち遠しいです。
春は何故か新しい事を始めたくなる季節ですね。
前から気になっていたリボン刺繍や帽子作りに自己流から少し抜け出して取り組んでみようかと思います。
まったく人形制作は全てを巻き込むので限がありませんがそれも楽しみのうちとしましょう。
イージースリップが思ったより手強くてまだお試し段階。これまでの感触では粘土での基からの造形と較べて
際立ったメリットはあまりなさそうです。磨きに手間がかかって。変形も自由自在にというわけにはいかなそうです。
取り敢えずは何でも経験です。 
今月末には顔粘土、Bodyイージースリップの65cm少女が完成しそうです。
人形年刊誌クラフトアート18号が発刊されました。今回私のは首関節部分だけが球体のトルソーなので固定ポーズ部門
に載っています。 また新たに生徒さんお一人が加わってゆーむからのお仲間が増えてくるのは嬉しい事です。
1,2日と福岡のギャラリーぶんかとうに行ってきました。新幹線の小倉から電車で30分足らずの田園風景の中でしたが、
中に入ってびっくり。白壁の粋なギャラリーで展示内容も凄く充実していて、何よりもお客さんの多いのに驚かされました。
オーナーのお話ではもうかなり以前から恒例の企画展を手がけていて特に案内等しなくても固定客を中心に多くの方が
いらしてくださるとか。
いろいろお話も伺って周りも案内していただいたり、とても充実した思い出深い旅になりました。有難うございました。
3月
4月、卯月。櫻満開。昨年より2週間も早く咲き始め、今がまさに見頃。例年ならば桜の前に盛りを終えるコブシや
雪柳、パンジー等々も咲き揃い街は春一色。教室からの帰り道の夜桜も楽しみです。桜の見頃はせいぜい10日。
何かと憂き事の多い世の中ですが暫しの花の季節に浮かれましょう。
それにしてもここのところの寒暖の差の激しさには驚かされます。そのうち花も咲く時期を迷い、かって見たカナダの
桜のように1ヶ月以上も色あせたまま散りそびれるような時がくるかもしれません。
イージースリップ、モールドから抜いた後、何とか工夫すれば変形も楽しめそうです。抜いたままを使うのでは芸が無いので。
乾燥後の収縮率はビスクの焼成後の25%程と較べて10%ぐらいでしょうか。1体はただ今3回目の色付け中。対にしようと
思っているもう1体の顔が製作途中です。

以前手懸けていた固定ポーズ人形、久方ぶりに出品したところ好評をいただいたので小品を作ってみました。固定ポーズは
どちらかと言えば細部のこだわりよりも作品全体の雰囲気が大切なので着想を得た時に一気に作ってみるのも楽しいです。
(固定ポーズNEWにUPしました。)
もう1年の四分の1が過ぎてしまいました。4月の声を聞けばすぐに初夏です。四季のはっきりした日本に住んでいれば
いやおうなく四季に合った暮らしに変化を余儀なくされて、勤勉という国民性にも繋がっているのかもしれません。
間もなく衣替えの季節がやって来ます。
4月
八重桜も終わってツツジとハナミズキ、それに名も知らない色とりどりの花が咲き乱れ、新緑がまぶしく煌めいて
まさに風薫る5月の到来です。GWもたけなわ、生徒さんの中にも海外にお出かけの方が何人かいらっしゃいます。
大阪駅前や神戸の新ショッピング街も大賑わいとかで不景気風もどこへやら、平和ニッポンです。
先日は近所の王子動物園でシマウマの赤ちゃんが生まれました。その少し前にはカバの赤ちゃんが。
幼子は人間も動物も同じで仕種が本当に愛らしいですね。シマウマは生後4日目に見に行ったのですが既に
大人のロバ程の大きさはあってビックリ。オッパイを飲んでは、お母さんの周りをさも嬉しくてたまらないと言うように
飛び跳ねていました。
お教室も教室展後のノンビリムードでそれぞれのペースでビスクの原型や固定ポーズ、大小さまざまの球体関節
人形を楽しんでいらっしゃいます。
私もイージースリップをBodyに使った2体目がそろそろ色塗りに入るので次の構想を練っているところです。
顔だけのシリーズに取り組むのも面白いかなとも思っています。
サバンナを疾駆する野生動物を見たいというのが私の夢の1つでしたがどうやら今年かなえられそうです。
9月初めに10日程ですがアフリカに行く予定です。今から体調管理にもしっかり留意するつもりですがその前に
10月の人形展に出品予定の作品も完成させておかねばならず、頑張ります。
5月
もう梅雨入りしました。ムシムシした陽気が続いています。今年は10日程早いとか。
ビスクのモールド作りに取り掛かっているのでじめじめした天気は困りもの。乾燥に倍以上の時間がかかりそうです。
先日は和歌山の方に小旅行。河原に掘った温泉を楽しんだ後、熊野古道を歩いてきました。丁度新緑が
真っ盛り。最高の清清しさでした。今回歩いたのは初心者の3時間コース。次回、多分来年は4時間コース
+ホタル見物を目論んでいます。熊野古道と共に世界遺産に登録されているという温泉で疲れをとって帰途に。
一泊2日のしっかり遊べた旅でした。
東京出身の私は歴史的名所に簡単に足を伸ばせる関西暮らしのメリットを実感しています。
米国から休暇を利用してハーフの方が入られました。今月と来月、全クラス出席という短期集中型で頑張って
1体仕上げて帰りたいとの事。美大卒業したばかりだそうで何とか可能かなと思っています。どんなものを作られるか楽しみです。
秋に2回、展示会がありますのでその準備でちょっと忙しくなってきました。人形本体は5体程考えていますが、
まあ大丈夫ですが、服・靴等も全て自分で作りますので、そちらの方にだいぶ時間をとられそうで焦り気味です。
9月のアフリカ旅行までには、ほぼ完了という事にしたいのですが。  
ギックリ腰対策の水泳も欠かせないし、本も読みたいし映画も、で相変わらずバタバタの毎日です。
6月
空梅雨かと思っていたらここのところはっきりしない空模様が続いています。お陰で真夏のようだった暑さも
一段落といったところですか、昨日今日は爽やかな風です。
週1回は行くようにしているプールですが射し込む陽射しを避けて昼から夜に変更です。夕食の慌ただしい時間帯
ですが日焼けで黒くなるよりまし。運動神経ゼロですので未だにバタ足にてこずってますが、体調管理にはやはり
水泳が一番でしょう。
先月は母の米寿の祝に富士山麓の田貫湖(タヌキコ)に行ってきました。富士5湖にも入っていないしで今まで
知りませんでしたが宿からの眺めは正に富士山独り占めの絶景です。生憎の空模様で全貌はちらりとしか
見えませんでしたが、是非クリアな時期を選んで再訪をと思いました。ちなみに4,8月の数日間、田貫湖から
臨む富士山頂から昇る朝日の様子はダイヤモンド富士として大人気とか。
球体関節2体、久しぶりの服作りに手間取って予定の半分も進みませんでしたが何とか目途が立ちました。
あとビスク3体、これから色付けと服です。7,8月と暑いなどと言っていられない日が続きそうです。
先月サンフランシスコから休暇を利用して来られている方、全教室日出席で40cmの人形、今月帰国までのあと
数回で何とか一応完成までこぎつけられそうです。アメリカ人なのに(?)根性あるー!  教えるこちらもかなり
体力要りましたが。 来年秋の教室展にまた出来れば来日したいとのこと。出品もどうぞとお勧めしました。(^^)
梅雨が明けたら長ーい夏の始まりです。夏バテしないようビールでも楽しんで3ヶ月頑張りましょう
7月
長い暑い夏もいよいよピークを迎えてこの暑さもあと少しの辛抱というところでしょうか。
中東ドバイは50度を越したとかのニュースにまだしもかと慰めながら、熱中症対策をとのかまびすしい声に応えて
普段水分摂取を忘れがちな身にも気を使ってます。
今年は教室展お休みの年なので少しはゆっくり出来るかなと9月にアフリカ旅行を計画したのですが、ここのところ
展示会の予定が急に立て込んできてゆっくり夏バテなどしていられなくなりました。
忙しがっているほうが暑さ対策には一番とは思いますが、やりたいことを我慢しなければならないのはせつないこと
です。
長年の憧れだったサバンナのサファリは予定通り行くことにしてタンザニア入国必須条件の黄熱病予防ワクチン
注射をこわごわながらも予約しました。筋肉注射って痛いんだそうですよね。
ビザ取得などのコマゴマした準備は共に行く連れ合いにお願いする事にして。でも旅は準備が楽しいんですが・・
今月いっぱいはビスクの服作りに追われる予定です。
お教室も8月はメンバーのお休みや移動が多くなりがちですが月2回だけです。頑張りましょう。
うちの生徒さんは妥協を嫌って納得ゆくまで極めたい方が多くて楽しみです。何故か男性を作りたい方が多いのも
不思議ですが。
なお9月11日からの旅行12日間も振替教室等でなるべくご迷惑のかからないようにしますので宜しくお願い致します。
8月
41度を記録したこの夏の猛暑も先日の大雨でやっと峠を越したようで急に朝晩の風が違ってきました。
でも41度って、凄いですよね、一昔前だったら考えられない暑さです。
  義経(我が家の猫)のシャワーも殆ど水でした!
8月に入ってから5,6年ほど前にいただいた朝顔の種があった事を思い出して撒いたのですが,蔓ばかりが
茂って、やっぱり遅かったかなとあきらめかけていたら、今朝咲きました。濃紫の大輪が2輪。いきなりの開花に
大感激。次々と開花してゆく気配に朝が楽しみになりそうです。微風にそよぐ様はいかにも涼しげです。
今月半ばの旅行を控えてこの夏は大忙しでしたが何とか秋の展示会出品の目途もついてきてほっとしています。
欲を出したらきりがないので、なんとか妥協点を見つけたということかも知れませんが。
この暑いのに暑さが苦手な人がどうしてアフリカに、とも思うのですが野生動物とサバンナの魅力には抗い難く・・・
星空も凄いのではと・・    感激の体験をお話できるようにしっかり旅してきます。 (9月11日〜22日)
帰国後はまた人形漬けの毎日になりそうです。
やっとこの頃服作りも楽しくなってきました。まだまだ学ばねばならない事だらけです。
9月
タンザニアから帰ってきました。テロがあった日の朝、ナイロビを発ちました。
やはりアフリカは野生の動物界を垣間見るという事で別格の旅となりました。
12日間の旅でしたが全くあっという間でした。
動物、沢山いました。動物園でのレギュラーメンバーから珍獣まで、いました、いました。
ラッキーな事に、ライオン、ハイエナ、ジャッカル、ハゲワシが入り乱れての獲物分捕り合戦にも出くわしました。
凄かったです。さすがライオンは風格がありました。
ダチョウのオスの首を真っ赤に染めての求愛ダンスも見もの。求愛ダンスをしないオスはメスに嫌われるとかで
サバンナを猛スピードで逃げるメスとオスの追っかけっこは笑えます。
視界いっぱいに広がる数百頭を越えるバッファロー、ヌー、シマウマの群れ。象の行進、勿論生後1月程の子象も。
木登りライオン、チータの狩。夕日を背に地平線をゆったりと進むキリンのシルエット。樹齢数百年のバオバブや
薄紫の花が満開のジャカランダ。 手が届きそうな光を放つ星空。 ランチを広げるとすぐに寄ってくる極彩色の
鳥達やコビトマングース等の小動物達、ヒヒにも気を許せません。  湖上に昇る朝日にピンク色に染まる数百羽の
フラミンゴやペリカン等々の群れ・・・
アフリカはリピーターが多いというのも全く頷けます。
気候は朝夕は日本の秋と同じ。ホテルは暖房してました。ベッドに湯たんぽを入れてくれたキャンプも。
日本の夏よりずっと過ごしやすかったです。
原始とそう変わらないようなマサイ族の暮らしも案外いいものなのかも、なんて思ってしまいました。
もうあれから1週間がたったのですね。何か世界観までちょっと変わったような気がします。同じ地球上にあんな世界があるなんて・・・
また是非、行きたいです。
今月は京都と九州、2つの展示会があります。宜しくお願い致します。
10月
いつまでも暑い日が続いて先月行ってきたタンザニアの方がよっぽど過ごしいい何て思っていたら、急に
冷え込んで慌てて寝具やたんすの中身も衣替え。東京はもっと変化が激しいらしくて夏と冬だけの気候に
なったみたいです、なんて声も聞かれました。やはり人間の所為で気候がおかしくなって来たのでしょうか。
 11月、晩秋。紅葉はこれから本番、桜の春と共に一番好きな季節です。
ススキを見たくて今年も砥峰(とのみね)高原に。やはり一面のススキがキラキラと風にそよぐ様は素晴らしい。
一軒だけあるお蕎麦屋さんも美味しくて。
 ところが、捨て猫に出会ってしまった。最初タヌキかと思った丸い茶色の塊りが山道の真ん中にじっとうずくまって。
よくよく見れば長毛がフェルトの瘤状になり踏みつけられたようなペチャンコの顔はペルシャかチンチラのなれの果てのような、
まさしく猫! 片目は白く濁り凄い悪臭。それでも体を摺り寄せてニャーニャーとはかなげに泣く。こうなっては見過ごすことは
できません。 ダンボール、紙コップ、猫の餌、砂を求め、泊りの旅の為、トランクで一晩我慢させて何とか無事帰宅。
毛刈、洗濯、予想外の大苦戦のあげく一応猫らしくなった?  我が家の先住猫の義経にノミやダニあるいはややこしい菌が
うつらないように病院へも連れて行かねば。鼻も詰まっているようだし。 骨と皮ばかりのボロボロのこの子はかくして風ちゃんと
名づけられて今日からうちの子となりました。
芸術の秋、生徒さんの2人展も開催中です。(こども部屋のゆめ 大阪府箕面市箕面 072-724-1771 5日まで)
先日は友達の野外彫刻展を見てきました。木立の中にすっくと立つ等身大の人物像、いいですね。気持ちが晴れ晴れとしました。
行って来ました、病院。ラッキーな事に猫エイズも白血病も陰性。かなり衰弱が激しいけれど大きな病気は持って
いないらしい、白濁の片目も白内障ではない、歯の状態から見れば結構若くて2,3歳の雄。フェルト状の毛もカット
してもらって何と体重900gのガリガリ。ノミやダニにも見捨てられたのかナシ。よく生きてきたと嘆息しきりです。
あとは回復を待つだけ。ノラの生命力できっと元気になってくれるでしょう。義経にもしっかりワクチンを打ってきました。
仲良くなれるかな?
11月
急に冷え込んできたと思ったらもう12月。
街は秋色。かさこそ風に舞う色鮮やかな枯れ葉、名画の中に迷い込んだ様な錯覚を覚える散策には絶好の季節です。
我が家の新住民、猫の風ちゃんはやっと病院通いも一段落、周りに興味を示し始め、時にはじゃれたり。お尻の失敗も
なくなってきて先住猫の義経が平常心に戻るのはかなり先になりそうですが何とか収まりそうでやれやれです。
年明け早々から展示会が続く為、だいぶ作品を用意しなくてはいけないのですが猫騒動でバタバタしていてついつい後回し、
なのに大変だ!の実感が乏しくて大丈夫だろうかと時には不安に駆られています。
そうそう風ちゃんはエキゾチックショートヘアーなのでは、となりました。毛を刈る前はすごく長毛だったのでまだ決定ではありませんが。
ぺッちゃんこの鼻から青洟を垂らしていてティッシュで追っかけています。
先日元生徒さんの訃報が届きました。
人気作家となられた福永さんと同期の生徒さんでやはり素敵な人形を創っていらした方でした。お洋服も凝った手作りで。
まだ50代前半のお若さでした。あまりの事に言葉もありません。4月にご主人が遺作展をなさるそうです。合掌。
人生全く先のことはわかりません、まさしく今を生きる、です。
私も無理をせず、マイペースで私らしく日々を過ごしていきたいと思っています。
今年も残すところあと僅か。あっという間のようで振り返れば今年もいろいろな事がありました。中でもアフリカ旅行と、
風ちゃんに巡り会えた事が2大ビッグニュースでした。
来る年も良い事が沢山待っている年でありますように。
12月
新しい年が明けました。
今年はどんな楽しい事が待っているでしょうか。まずはワクワク感で出発しましょう。
昨年の10月に新家族となった猫の風ちゃんの一挙手一投足の愛らしさにすっかり生活のリズムを狂わされ
よりいっそう慌ただしさの増した年の暮れでした。
年明け早々から展示会が控えているのでいまひとつお正月気分ではありませんが、恒例の年末年始を東京の
実家の母や姉一家と過ごす為に今年は淡路島に集合しました。我が家からは近いので時間の節約にはなります。
2日には息子達2人の一家も来てくれて総勢16人の団体様一行に。年齢も88歳の母から5歳の孫まで、どんな
騒ぎになりますやら、楽しみな事です。次はお姑さんと新年を過ごす為に食材を用意して大阪で1泊、我が家に
戻れるのは3日になります。5日からは教室が始まるので制作できるのは僅かの日にちしか。成り行きに任せるより
仕方なし、です。
1月の大丸展は公募で入選の50人を主とした展示会で、お教室からは元生徒さんも含めて応募された8人全員が
入選、展示される事に。皆さんの意欲には脱帽です。良い結果に繋がる事を願っています。
私も招待ということで出品しますが、苦手の洋服に泣かされています。裸が一番と思いますが最近は展示会では
裸は敬遠される傾向が強まっていて全くおかしな話です。
今年は隔年開催している教室展が秋に控えています。
公募展入選を重ねているベテランの方から今回が初めての新人さんまで、少しでも納得できる作品の完成を目指して、
さらにこの1年、頑張りましょう。
今年こそはノンビリしようと思いつつなかなか思うに任せない年を重ねています・・
良いお年をお迎え下さい。
1月
2014年
如月。冬枯れのうら寂しい感じが何となく好きな月です。
先月の大丸展、入選された8人の生徒さん、それぞれ頑張ってくださって少なからずのプロも交えた
入選50人の中で優るとも劣らずの展示内容でした。賞をいただいたり、審査員からオファーを受けたりと
それぞれの方が今回の経験を期に新たなステップに踏み出せるのではと思いました。喜ばしい事です。
私自身はいつもの如く後悔ばかりですが、めげずに平常心でコツコツと歩き続けるだけです。
先日久方ぶりに60cmのビスクのドレスを外注しました。どんなドレスが出来上がるか本当に楽しみです。
次回は福岡のぶんかとう展です。今回は和人形展ですが丁度該当する和人形がなく、少し前の作品を
出させていただく事になりました。ビスクの洋人形や独創性の強いオリジナル小品等も数多く並びます。
新神戸から2時間程の田園風景の中ですが、毎回多くのお客様で賑わっています。
2月は蟹の美味しい季節。冬の日本海とセットで今年も出かけようと思います。風と義経、2匹の猫の留守番が
頭の痛いところですが。今回は1泊なので何とか我慢してもらいましょう。
春がきたら秋の教室展の準備に入らねばなりません。毎年の事ながら慌ただしい日々の明け暮れです。
取り敢えずは風邪をひかないように健康には気をつけましょう。
2月
弥生。いかにも春の到来を思わせるふんわりとやさしい響きの月ですね。
陽射しが少し暖かくなってきました。日も長くなってお教室の終わる5時には真っ暗だったのがすっかり明るくなって
気が付けば15分超過、なんて事もしばしばです。
今年の冬は例年になく寒さがこたえました。寝つくほどではありませんがしつこい風邪に悩まされました。
降雪被害もあちこちから聞かれ、教室にいらっしゃれない生徒さんも。もっともわが町神戸ではやっぱりチラホラ程度で
がっかり(?)でしたが。
先月は日本海の怒涛に洗われる東尋坊を見て雪景色も堪能してきました。水仙が雪に埋もれて見られなかったのは残念
でしたが蟹もしっかり味わって今年の冬も完了です。
先日見上げたら早咲きの河津桜の蕾がしっかり膨らんで開花の準備を進めていました。もうすぐですね。
2年に1度の教室展の年がまた巡ってきました。この秋に向けて今月から準備開始です。
生徒さんもベテランの方が多くなってきました。あと8か月ありますから元気のある方はもう1体とりかかっても。目標が
あるとなしでは大違い、頑張りましょう。  
今回はビスク出品の方が8〜9人程でしょうか。創作ビスクですから原型がしっかり作れるようになってからという事で少し
ハードルが高いですが、着々と増えてきました。 勿論ストレートに造形に打ち込める粘土にこだわる方も多いです。
いずれにせよ熱意と根気がなくては満足のいく作品は作れません。先ずは制作過程をしっかり楽しんで結果につなげましょう。
私もこれから教室展用に1体とりかかるつもりで、あれこれ思いを巡らせています。いつも服つくりに悩まされているので
今回は久方ぶりに裸の粘土を、なんて考えています。難しいけれど一番楽しいですから。
3月
卯月。 やっと陽射しが春めいてきました。しだれ桜は満開、ソメイヨシノも次々に開き始めました。空気までもがピンク色に
染まるような春ですね。
今月から8%増税で値上げラッシュが始まりますが、花を見上げてしばし浮世の憂さを忘れましょうか。
中旬には展示会搬入の為、東京行きです。トンボ帰りですが、久しぶりの実家で母や弟、姉一家に会えるのが楽しみ。
皆元気で有難い事です。  わざわざ東京まで出向かねばならない、地方都市の悲哀ですね。
下旬は昨年末50代の若さで亡くなられた元生徒さん(田原尚代)の遺作展をご主人がなさるので是非とも伺うつもりです。
(中之島 リーガロイヤルホテル内ギャラリー  田原ひさよ 遺作展  4月22日〜27日)
長男の双子の男の子が今年から1年生です。カバンが歩いている様な姿ではしゃいでいます。人生で数ある出発点の中でも
小学校入学は特に感慨深いですね。    悲喜こもごもの春です。
先日は、京都ISETANの人形展に行ってきました。生徒さんも何人か出されているので。10年ほど前に全国巡回した人形展の
2回目の試みでしょうか。初回に比べ、かって与勇気さんが火をつけ、球体関節人形を筆頭とした人形界に向けられた熱気は
だいぶ沈静した感がありますが、代わりに本当に好きな人達が残ったという落ち着きの感じられる展示会でした。
好きな道をそれぞれに、コツコツと歩んでゆけたらそれで良し、です。
今秋の2年に1度の7回目の教室展、今年も例年と同様50人、100体程の規模の展示会になりそうです。幸い毎回ハイレベル
との評をいただいております。  教室展というより個展の集合の気合いで頑張りましょう。
先日久方ぶりに外注に出した人形のドレスが完成、届きます。似合ってくれることを祈りつつ、待っています。
4月
花の4月を経てさわやかな風に新緑きらめく5月です。   それにしてもここのところの寒暖の差は年々激しさを増す様で、日本も
欧米のように服装が体感温度によって袖なしからコート姿まで何でもありの光景が当たり前になるのかも知れません。
先日はHP消滅騒ぎで大変でした。パソコンを買い替えてデータの転換等不慣れな作業であたふたしているところに HP見当たり
ませんが引っ越されたのですかとの問い合わせメールが来てびっくり!!
結局はサーバーのサービスリニューアルに対応処置をとらなかった為のトラブルで、サーバー側からの通知は半年前からメールで
送られていたとの事で気付かずに削除していたこちらのミス。  アドレスの登録から始まって全て初めからやり直し。カウントも
実質0からスタートなので暫くは検索は難しいとの事。春はお問い合わせの多い時機なのに、まったく頭が痛いです。(泣)
久しぶりに東京丸の内の丸善展搬入に行ってきました。出品し始めて10年程にもなりますか。だいぶ展示風景も内容を絞った
落ち着いた雰囲気になってきました。新しい作家さん達がずいぶん増えたと共にお客さんの層もすっかり入れ替わったとのお話
でした。
時代が変わっても作り手としては変化のエッセンスを多少は取り入れながらも作りたいものを地道に作り続けていくだけです。
昨年10月に亡くなられた元生徒さん、田原尚代さんの遺作展に行ってきました。
お花でいっぱいの素敵な会場にご主人、ご両親がつめていらして丁寧に案内して下さいました。華やかな衣装をまとった端正な
ビスクや球体関節人形と共に、お父様手作りのミニチュア家具類。仏像、仏画、銅版画、ビーズ刺繍等、どれも彼女の多才さと
周りの方々の暖かさが忍ばれる展示会でした。
53歳はあまりに早世でしたが理解ある周囲に支えられ創作三昧の日々を精一杯生きられたお幸せな人生だったのではないで
しょうか。
教室展まであと半年足らず、元気で創作に励めることに感謝して頑張りましょう
5月
木々の緑が少しづつ深みを増してしっとりと雨に濡れた風情に心安らぐ梅雨の候、6月です。
今年ももう半分来てしまいました。めまぐるしく移り変わる日々の変化にちょっと距離をおいて雨音に耳をすませたくなる、
そんな季節です。  
月初めに能登半島に小旅行します。我が家に来て半年の猫の風ちゃんがまだ少し心配なので長くは家を空けられませんが。
風ちゃん、余命いくばくもないかと思われた血便がやっと治まってきて今は慢性鼻炎の治療中。相変わらず青っ洟を垂らして、
鼻づまりをおこしてはフガフガいってます。洟垂らした猫なんて見たことありませんが人間と同じで何でもありなんですね。
何しろ愛らしい子で、愛らしさとは、と風ちゃんを観察しながら分析しています。  先住猫の義経との仲もまあまあで良い方向に
落ち着きつつあり、風ちゃんとの出会いにつくづく感謝です。
能登は久しぶりの再訪、たった2日間ですがリラックスしてきます。
このところ展示会が続いて慌ただしかったので8月の大丸展は辞退させていただきました。追われて作るのではなくじっくりと
取り組みたいとの思いもありました。またお声をかけてくださる機会がありましたら次回は精一杯頑張ろうと思います。
この秋の隔年開催の第7回目の教室展、今回も50人を超える規模になりそうです。開催まで5か月を切りました、準備に本腰を
入れねば。
ビスクの服つくりに多大な時間を取られる上、体力的?に以前は得意だった徹夜作業が難しくなってきている事などから
制作時間がたいぶ制限されてきています。 その分神経が太くなって根拠のない” ま、大丈夫か”、でなんとか平静を保っては
いますが。
先ずはDM用の作品作りです。
ビスク一本に絞ったらよいのは重々承知ですが気が多くて困っています。今回も”やるべきこと”より”やりたいこと”で行って
しまいそう。
家の中では爽やかな風が吹き抜けるこの季節、夏の暑さが来る前に何とかはかどらせましょう。
6月
今年もいよいよ後半に入りました。お天気は相変わらずぐずぐずとはっきりしませんが、今のところ昨夏のような猛暑を思わせる
兆しはなし、涼風が吹き抜けてまずは爽やかな夏のすべり出しです。
この夏はアサガオを楽しもうと緑のカーテンよろしく幅2.5m、高さ2.1mの弦用ネットを張りました。28Fの事、もしもの突風でも
大丈夫なようにしっかりとセット。今のところ押し合いへし合いしながら先を争うようにぐんぐん弦を伸ばしています。楽しみです。
風ちゃんが水やりに興味シンシンで水音を聞きつけると必ずベランダに出てきて水の行方を追っています。猫にもそれぞれ
個性があって面白いですね。
能登の旅は最近晴れ女となった面目躍如。全国的に荒れ模様の予報の中、神戸も現地も雨だったのに目的地に到着直前にさっと
上がってそのまま天気の変わりやすい北陸では珍しく翌日も一日中カラリと青空。おかげで露天風呂から日本海に昇る朝日も
拝めました。
昨春2ヶ月程通われて一体仕上げて米国に戻られたメーガンさんがまたいらっしゃるとの事、お教室がまたより華やぎそうで再会が
楽しみです。
教室展出品に合わせてビスクの方達の為に今月は第3土曜日を朝から臨時のビスク教室としました。モールド作りや鋳込み等
手間取る作業を集中的に行います。中途半端でやめられない作業なので5時までに終われますか・・。最近の教室は残業続きです。
DM用の子?やはり80cm程のビスクの原型にしました。焼成完成までは間に合いそうもないのでとりあえずは観賞用原型に。
原型となると造形に左右対称等、正確さがより求められるのでフィーリングで一気仕上げというわけにはいかず思いのほか手間取って
います。特にBodyの微妙な凹凸を左右全く同じにというのは大変ですがぼちぼちやっていきます。
あと4ヵ月足らず、あせらずその日に出来る事だけに集中するのみです。生徒さん達も頑張っています。
7月
やっぱり今年も猛暑となりました。連日の35度越え。
恥ずかしながら首にあせも?をつくりながら頑張ってます。
今回の教室展はカレンダーの関係で例年の11月からが10月末に早まったので実質的には1週間も違わないのに気分的に
焦ります。
お盆明けにはDMを印刷に回したいので最後の仕上げです。こんなに間際までバタバタするのは久方ぶりですが、実をいうと
泥縄式は私の御家芸で・・
それにしてもこの暑い盛りに追い込みとはせつないものです。暑いときはこの日本、どこに行っても暑い暑いですから忙しがって
いる方が案外過ごしやすいかもしれませんが。
猫達も義経は暑さ+風がストレスになってか円形脱毛症、風は長毛の為か完全に夏バテでさしもの旺盛だった食欲も減退気味で
ところ構わずバタッところがっています。このひと月はサバイバル戦のようです。
お陰様で風は我が家に来てから10か月、しつこい鼻炎もようやく治まって病院通いも卒業、すっかりウチの子になりました。
ベランダには朝顔のカーテンができました。。今のところ開花は30輪程ですが昨夏にならえば夏の終わりには数えきれない程の花で
楽しませてくれるでしょう。ピンクの濃淡と紫が緑の中で風に揺れる様はいかにも涼しげです。来年は青も加えましょう。
手製の梅干しもしっかり干し上がり、梅酢ジュースと共にエアコン嫌いの我が家の夏バテ対策が揃いました。ちなみに初夏の恒例
ラッキョウの浅漬けは2人で6キロ完食です。
教室展まであと3か月足らず、頑張りましょう。その時はすっかり秋なんですね。
生徒さん達も外で活躍される方が着実に増えてきました。作品展は充実したものになると思います。
8月
8月は変な気候でした。
紺碧の空に入道雲の日など殆どなく、予報は連日曇り、雨ばかり。めったに行かない海水浴の日も雨でしたが初めての淡路島の海、根性で
ちょっとだけでもと泳いできました。
台風にも祟られて教室は2回影響を受けましたが、JRやバスの運行が止まったり危ぶまれる中、半分以上の方が何とかいらしてくださり
通常通りのお教室が出来ました。台風シーズンはいつも予報に悩まされますが、基本は決行!です。
お蔭で暑さはしのぎやすく、35度以上の猛暑日が8月は神戸では6年ぶり、大阪では21年ぶりにゼロだったそうです。
広島の豪雨災害、酷かったですね。広島からの方もいらしたので心配しました。六甲山の山肌を昇る勢いでマンションが林立する神戸でも
集中豪雨による土砂災害はいつ起こっても不思議はないそうで、怖いですね。
豪雨では福知山からの方も床上こそ免れましたが駐車場が浸水で車全損と嘆いておられました。
台風シーズンは本来ならこれからが本番。先が思いやられます。
ビスクの方が多くなってきた事もあって臨時教室やら時間延長やらで連日かなりバタバタしている中で、何とかDM、印刷に渡せました。
今回はビスク用の粘土原型を写しましたので髪なし、メークなし、素のままの白です。  80cmなので苦労してビスク作品にしたくないなの
葛藤がいつも以上にありますが。  あと2ヶ月足らずはビスクの服作りに追われそうです。あまり嬉しくないですね。
教室展も7回目、14年。そろそろベテランの生徒さん達の努力が実を結ぶ頃です。外での活躍の場も広がって力をつけた方達がそれぞれ
見応えのある作品を見せて下さるでしょう。私も楽しみです。
これから約2ヶ月、新人さん達もどこまで達成できるかです。頑張りましょう。幸い過ごしやすい日が続きそうです。
9月
金木犀の香り漂う季節となりました。
金木犀の甘い香りはなぜか郷愁に誘われます。スタジオへの道すがら楽しんでいます。
お天気もやっと安定してきたようで秋晴れの爽やかな日が続いています。今年は秋の訪れが早かったようですね。
御嶽山の突然の噴火。噴煙の収まらない中、救助活動が続いています。
8月の広島の集中豪雨といい、自然の猛威の前では人はなすすべもありません。
今月末からいよいよ教室展が始まります。
準備万端、と行きたいところですが、残念ながらそれはごく少数派。大半の方はこの小1か月が勝負どころ、です。
完璧な仕上がりでなくても結構。悪戦苦闘の痕跡を見ていただくのも教室展ならではです。”全力奮闘”で頑張りましょう。
私もまだまだやることがいっぱいです。ビスクの洋服作りは結局後回しになってしまってこれからです。作り始めればそれなりに
楽しいのですが。粘土造形の面白さの前では勝てません。小品ですが固定ポーズに取り組んでしまいました。はたして完成するでしょうか。
頑張ります。
搬入は26日、6時半からです。お間違えの無いようにお願いします。時間厳守です。
前回はあいにくの雨で大変でした。今年は良いお天気でありますように。
 ギャラリーは27日はお休み。28日からです。
10月
11月1日
教室展,ただ今開催中。
2年に1度の開催ですが、10年程のベテランさんが主流となりつつあり、他で活躍の場を広げられている方々もいらして、
よりしっかりした内容になったと思います。
教室展というと先生と似通った作品が並ぶイメージがあるようですが、[ゆーむ]では各々自由に個性を発揮されて表情でも
どちらかと言えばご本人に一番近い人形が勢ぞろいで、面白く見応えがあるとの評判をいただいています。
私の目指す方向とも合致していますので先ずはOKかなです。
創作を楽しむ事をモットーに今後も感性、技共に磨いていって欲しいと思います。この情報過多の時代、流され過ぎない事も
大事です。しっかりと自分の欲する方向を摸索してください。
もの作りは元来地味な作業です。長い道のり息切れがしない様に、地に足をつけて、じっくりぼちぼちです。
木枯らしに落ち葉の舞う私の好きな季節がやってきました。
教室展の後まだしばらく雑用が続きますが、一息ついたらまた今回の経験をバネに日々励んでいきましょう。
11月3日
無事終了致しました。ご来場下さった方々、誠に有難うございました。
熱心なリピーターの方々もいらっしゃり、大いに今後の励みを頂きました。また次回もお会いできますように、頑張ります。
生徒さんの方々も、また何か方向性を掴まれたのではと思います。今月のクラスは正常通りです。またスタートしましょう。
11月
今年も はや師走となりました。暖冬でまだ冬の実感はありませんが。
教室展が終わり、2年後の会場予約も済ませて久方ぶりのゆったりした時間を楽しんでいます。
先日は淡路島、京都と足を延ばしましたが、どこも紅葉真っ盛り、時よ止まれと呟いてしまう贅沢な眺めでした。
温暖化の影響でか紅葉の時期は年々遅くなっているようですが。
いつもこの季節になるとカナダの紅葉を思い出します。国旗にもなっている楓で黄金一色に埋め尽くされる様はそれはそれで
雄大な自然と相まって素晴らしいのですが、日本のそれは真紅から黄金までの微妙な濃淡が凄くて、まさに金襴緞子の花嫁衣裳の
如く。和服の意匠はこの自然から生まれ育まれたものなのだと解ります。
教室展が終わって小一か月、そろそろ生徒さん達も次の作品への意欲&構想が湧いてこられたのでは。作品展で刺激を受けて全く新しい
着想で次作品を始められた方もいらっしゃいます。
この世界に正解はありません。なんでもOKです。だからこそ難しい。ご自分の心をしっかり見つめて本当に作りたいものを摸索しながら
日々技術を磨いてゆきましょう。  ”この道より我を生かす道なし この道をゆく” 好きな言葉です。
四谷シモンさんの展示会が近くであったので行ってきました。
半世紀人形制作に取り組まれてきて、なおぶれる事なく真摯に向き合っておられる姿は凄いです。
年賀状書き等ひとしきり年末の慌ただしさを乗り越えたら、お正月。
大晦日は例年の如く東京の実家勢と落ち合って、今回は伊豆で新年を迎えます。
まだちょっと早いですが皆様もよいお年をお迎えください
12月
年明けましておめでとうございます。
冬枯れの中にも清々しさが感じられる新しい年の幕開けです。
2014年もあっという間のようでやはりいろいろな事のあった1年でした。
教室展もありました。後悔もいっぱい、でも嬉しい事もいっぱいの1年。さて2015年はどんな年になるでしょうか。
 まずは健康に留意してやりたい事が実行できる体に整える事。留意しすぎて体力作りが目標になってしまっては寂しいですが。
アンチエイジングと頑張ってみてもたかが知れています。流れに逆らわず、失うものと引き換えに生じるであろう何かを見逃さないよう、
自身との対話を深めましょう。即効性はないかも知れませんが、心の栄養補給にも十分気を配って。創作の基です。
年の初めは恒例の普段なかなか会えない母や姉一家との正月顔合わせから。2人の息子一家との新春顔合わせも控えています。
こちらは孫たちのお年玉目当ての感もありますが。 しっかり食べて笑って遊びましょう。
お教室は1月4日から始まります。カレンダーの関係で今年はちょっと早いですが。
昨年末にはお教室にまた新しいお仲間が増えました。温度差はあるにせよ目的を同じくする仲間との時間の共有は楽しいものです。
気心のあった人達と思うがままの創作にいそしむ、最高に贅沢な時間です。今年も四季の移ろいを楽しみながら、人形作り、しましょう!
今年は暫く遠ざかっていた固定ポーズに取り組んでみようと思っています。球体関節だと基本的な体形を把握すれば、動きによる表現
の変化はあまり求められないので、筋肉の動き等にいま少しこだわってみたくなりました。メルヘンチックな小品も楽しいかも知れません。
今年も良い年でありますように・・・
1月
2月、如月の候です。
1月は例年の事ながら正月という特別行事を挟む為か時の流れがゆっくりに感じられますが、2月はあっという間に過ぎ去る気がします。
先日ははからずもインフルエンザというものにかかってしまって教室始まって以来初めての休講をして、生徒さんにご迷惑をおかけして
しまいました。すみません。風邪そのものは大したことはなかったのですが。
どちらかというと寒さ厳しい冬に惹かれる私としては2月は冬の名残の月。
蟹を食べにと称して雪と海を見に東尋坊辺りを今年も旅します。暗灰色に垂れ込めた空と雪交じりの横殴りの風と、荒れ狂う日本海に又
出会えるか、凄く楽しみです。
ぶんかとうさんの人形展に出品もはや3年、春は和人形展です。
きっちりした和服の着付けが苦手なので今回は和服風のドレスを仕立ててみました。初めてのベルベット風生地と色が気に入って選んだ
裏生地ですが、経験不足の悲しさで裏生地がちょっと厚いのではと気づいたのは裁断してから。相性は最悪で悪戦苦闘、何とか完成に
こぎ着けるのに1ヶ月余もかかってしまいました。まだお揃いで帽子も作らなければ。おかげで人形制作は長休止。
まあ焦らず長い目で見ることにしましょう。回り道は常の事ですから。
イスラム国の人質事件、現代社会にあってこんな理不尽な事件が現実に起こるなんて。人類は歴史に学んで進歩している筈と思ったのは
やはり幻想に過ぎなかったようです。
桜咲く春まであと少し。蕾を気にしながらもゆく冬を楽しんでいます。
13日)
 帽子と靴出来上がって、粘土の固定ポーズも何とか完成に漕ぎつけて展示会場に
発送です。
2月
春3月、弥生。
今冬はあまり晴天に恵まれず雲の多い山陰のような空模様の日が多かったように思います。雪便りも煩雑に聞かれましたが、ここ神戸は
相変わらず雪には縁薄く、それでもほんの一瞬ですが、吹雪の片鱗を思わせる横殴りの雪に見舞われた事がありました。2、30分も降り続けば
りっぱな積雪になるのにと残念でした。
東尋坊の強風と荒波は期待通りで、鉛色の空を海鳥たちが悠々と風に舞っていました。おむすびやアイス取られない様に要注意との看板に、
試にパンを千切って堤防に並べてみましたら、たちまち集まってきた鳥たちが次々と急降下、カモメ、カラスは嘴で、トンビは足でがっしりと
掴んで急浮上、冬空に乱舞する様はまさに壮観でした。今後、やみつきになりそうです。
さて今月は次々と花の便りが届きます。白木蓮の蕾がだいぶ膨らんできました。河津桜も間もなく開花でしょう。ピンクに膨らんだ蕾で木全体が
何かほんのりとした雰囲気を醸していました。四季のある国に生まれて幸せです。
人形展が春を待ちかねてあちこちで開かれています。それだけ作り手人口が増えてきたという事でしょう。それぞれに趣向を凝らして。まさに
百花繚乱の趣です。全体にレベルもアップ。会場は意欲的な作り手さん達の熱気に溢れています。
周りの雑音に流されず独自性を発揮する事は今後ますます難しくなってゆくでしょう。静かに自分と向き合って純粋に人形作りを楽しむ事を
続けてゆけたらと思います
先ずは1日1日を大切に丁寧に過ごす事からです。今年は日めくりカレンダーを買いました。初めてですがなかなか良いものです。猫の顔写真の
表紙でこれがよく表情を捉えていて毎日の格言をよりそれらしく読ませます。その中に’今日の後に今日なし’とありました。
3月
卯月 
櫻が今7分咲きでしょうか。ここ2、3日の暖かさで視界がピンク色に染まるのももうすぐです。
改装なった姫路城が今話題です。開城セレモニーのブルーインパレスの飛行、見に駆け付けたのですが・・、渋滞に巻き込まれて間に合わず、
途中、引き返してしまいました。いつもギリギリの事をやっている罰が当たったような・・   真っ白のお城って、どんなでしょう。 ひと気が一段落
したら行くつもりです。多分10年ぶり位でしょうか。年月が10年単位くらいでどんどん過ぎ去り、思い出ばかりがたまってゆきます。
3月は東京での親戚の結婚式、母の卒寿の祝い、そして岐阜の叔父さんの葬儀と、重なりました。岐阜の叔父さんには叔父さんがお茶碗を焼いていた
関係でビスクを始めた当時はいろいろとお世話になりました。最後にお会いしたのは4、5年前でしょうか。当時まだ凄くお元気だったのに、葬式には
来てくれよ、なんておっしゃって、皆で冗談ばっかり、でも当たり前でしょ行きます、なんて話をした事が思い出されます。  そのうちまたお訪ねしたいと
思っていたのに、歳月人を待たず、ですね。すごく悔まれます。
今月は80cmの女の子を仕上げてモールド作りに入るつもりです。モールドから粘土作品とビスク、共にアレンジを加えて違った雰囲気に仕上げてみようかと
思っています。 原型80pのモールドは今までで1番大きくなるのでちょっと気が重くのびのびになっていましたが、やはり大きなビスクにも1度は取り組んで
みなければと。ビスクの傾向は作りやすくて流通しやすい小さい子へと流れているようですが。
お彼岸も過ぎて日脚が急速に伸びています。朝5時20分。東の空が白んできました。高層住宅に転居して1番良かったことは朝日をしっかり拝めることです。
夜明けの空の移り変わりは千変万化、全く見飽きることがありません。
一昨年の秋、すすきで知られた砥峰高原で拾ってきた猫の風ちゃん、長い間病院通いが続きましたが、下痢と洟水もやっと治まりつつあり何とか健康体を
取り戻せそうで、ほっとしています。先住猫の義経とも時には追いかけっこなどして楽しませてくれます。
4月は出発の季節。気持ちを新たにしてまた前向きに取り組んで行きましょう
4月
4月は雨ばかりでお花見日和が少なかったように思います。それでもやはり桜の見事さは格別。特に遠出をしなくても桜は周りに多く、風情を存分に
楽しむ事が出来ました。
さて5月。例年GWを迎える頃は急に暑さが増し体調を崩しがち。そんな時は日毎強くなる陽射しにキラキラ輝く海と新緑と爽やかに吹き渡る風を
楽しみ欝な気分を跳ね除けましょう。
しつこい腰痛対策に近所に出来たスポーツジムに通い始めてはや半年。運動にかけては全くオンチの私もストレッチ等、老若男女一体となった
熱気に押されて何とか邪魔にならない程度についていけてます。  自己流では少しもラチがあかないと週30分ですが水泳にも参加し始めて2ヶ月、
昨日クロール、先生より綺麗に泳げてますよの一言がいただけて超嬉しい。自分の泳ぐ姿、見えませんもの。やはり衆目の面前で恥をかきたくない
との緊張感が上達には一番なようです。
GWは制作に励み、中旬に薔薇が見頃を迎えている長崎のハウステンボスで遊び、廃墟で人気の通称軍艦島にも足を延ばすつもりです。
ベランダでは幾鉢にも増えた薔薇が開き始め、アジサイも開花を待っています。
先月NPO法人の代表を務め忙しくしている東京の姉が入院しました。難病指定の厄介な病のようです。いろいろ調べたところ幸いにも近年の治療進歩は
著しく最悪の事態の恐れはなくなったそうで、また姉の場合は早期発見という事で少しほっとしているところです。
先月は生徒さんの中にも交通事故に遭われた方や入院なさった方がいらっしゃいます。
平凡な日常が一番ですね。大切に丁寧に過ごせたらと思います。
80cmの原型ほぼ完成ですが念には念を入れて手先、足先にこだわっています。気は急くのですが慌てない慌てないです。気のすむまでじっくり取り組む
のもまた楽し、です。
今月から人形の洋服教室が始まります。原則月1回水曜日(10:30〜15:00) 先生はタイムロマンで教えていらっしゃる佐野知子先生。型紙が苦手な方も
大丈夫。詳細は先生に直接お問い合わせください。(タイムロマンのお教室は従来通り)  問い合わせ先  fairy-tale_2005@docomo.ne.jp
5月

皐月

たもやの異常気象。連日の真夏日で今日も30度を超す暑さ。年々夏が長くなってゆきそうでやれやれです。でもさすがに風は爽やかで
いくらかホッとしますが。   インドでは40度を軽く超す暑さで死者が続出とか、酷いです。
先月訪れたハウステンボス、やっぱり薔薇が素敵でした。特に夜間のイルミネーションに浮かび上がった薔薇のアーチ群は見事の一言でした。
世界遺産うんぬんが言われるずっと前から楽しみにしていた軍艦島はあろうことか濃霧に覆われて全く見えず。かろうじて上陸はできたものの
その間僅か15分。周りの廃墟が僅かに霞んで見えただけ。そんな事あり?? 憤懣やるかたないとは正にこの事でした!
80cmの子、やっとモールド作りに入りました。今回は原型も生かそうとラッカーでの防水処置はなしにして、代りの手段を試行錯誤中。
粘土の原型は油彩仕上げで完成させ、ビスク作品と比較してみるのも面白いかなと。
これまでの原型の中で一番大きいのでやっぱり大変、石膏も40キロでは足りないかな?出来上がったモールドの保管場所も大変だし、やっぱりビスク制作は
万人向きではないようです。 あと1週間ほどでモールド完成です。     粘土とビスク、それぞれの質感に合わせた衣装も思案中。     
衣装と言えば先月から月1回の佐野先生の洋服教室始まりました。それぞれ教室で完成させた人形を持ち寄り、採寸型紙作り等少人数で和気あいあい、
楽しみな時間になりそうです。勿論当人形教室以外の方も入会歓迎です。
先月末に蒔いた朝顔の種、たくさん芽を出してきたので間引きしなくてはと思いますが、ちっちゃな芽の割には意外と長い根を張り始めていて間引くのが
可愛そうな・・ 巻きツル用ネットは日除けを兼ねて去年より長く3m近い幅に張りました。ベランダ作業には好奇心いっぱいの猫の風ちゃんがよくお邪魔して
くれます。
  アジサイもだいぶ色づいてきました。青が涼しげです。
5月29日から6月3日までお教室の優等生、真咲さんが銀座のエンジェルドールの”BOYS”展に参加しています。お近くだと皆さん応援に行けるのですが、
残念ですね。それぞれ活躍なさる方が多くなって嬉しい事です。

今月末から10日程ちょっとトルコに行ってきます。猫2匹が心配ですが近所に住まう息子達に留守の世話をお願いしています。イスラム国関係で不安が
全然ないと言えば嘘になりますがまあ、完全に安心なところなんてどこにもないわけで・・、行ってきます。
6月

水無月
夏が来ました。 今年ももう後半に突入です。 まだ残り梅雨のようなじめじめした肌寒さを感じる日もありますが。
紫陽花の青がいくらか色あせ、朝顔が勢いづいてきました。若緑のツルをぐんぐん伸ばしています
長毛の風(愛猫)は夜、風に吹かれてベランダでひっくり返っています。もう寝苦しいのでしょうか。この夏はさっぱりと夏スタイルに
刈り込んであげましょうか。
昨夜は風と先住の義経が私の添い寝の権利を巡って?ベッドでオス同士の壮絶な戦いを繰り広げました。共に後ろ足で立ち上がり
顔の引っかき合いを演じたり。バトルは5分程も続いたでしょうか。 お蔭で大いに笑えましたが。
2匹が共存し始めてはや1年8ヶ月、今回10日間程留守にしますが何とか折り合いをつけて上手くやってくれるでしょう。時にはいがみ合っても
一人ぼっちよりはるかに寂しくはないと思いますから。 留守中は有難い事に息子達が交代で猫の世話と植木の水遣りに来てくれることになっています。
80cmの子、モールドは完成しましたが、原型を生かす試みは塗の段階で頓挫してしまいました。防水処理後の塗装ミスで油彩がしっくり定着せず、
暫く様子見です。
代わりに初めてモールドを粘土に使ってみました。当初手間取ったものの意外とスムーズに上手くいきました。ビスクのスリップを流し込むようなわけには
綺麗にいきませんが、発泡スチロールのカットからの制作工程を思えば多少の苦労は想定内。 イージースリップを抜くよりもはるかに形を変えたりの
自由も効きそうで、創作粘土の幅がぐんと広がりそうです。  原型がうまく利用できていれば粘土を抜くことはずっと後回しにしていた筈なので、思わぬ
怪我の功名でした。 旅から戻ったら、しっかり整形です。
東西文化交流の要衝として変転に晒されてきた長い歴史を持つトルコへの旅ですから多少とも予備知識をと本は買ったのですがやっぱり殆んど目を通せず。
機内で、という事に。 行ってきます。
7月7日
無事戻りました。不安視されていたトルコ旅行でしたが、政教分離がしっかり守られている国で全く問題なし、どころか快適な旅でした。
気候は陽射しは強いけれど爽やか、緑が豊かで広々とした大地と真っ青な空、時には北海道を走っているかと錯覚する事も。
食物の多様さは世界3大料理とされるのも納得、特にデザートは圧巻です。味もどれもマイルドで日本人にピッタリ。
トロイ等の遺跡群やエーゲ海、トルコブルーのモスクや温泉等、見どころもいっぱい。カッパドキアでは気球で朝日を浴びて夢飛行です。
流暢な日本語で細々と世話をやいてくれたチャーミングなガイドさんが日本人観光客の激減を嘆いていたのには全く同感。もっとトルコに行きましょう。
7月

文月
8月は葉の勢いが最高なので葉月というのでしょうか。猛暑が続いています。
室内の温度計は37℃、別に日当たりで測ったわけではありません。先日作業をしていて汗がポタポタとオーバーに言えば滝のように流れ落ちました。
私はいくら暑くても運動中でもないのに汗がポタポタなんて経験はないのでびっくりしました。なる程、これでは水分を摂らないと流行の熱中症になるのだなと
納得。夏でもペットボトル小1本を空けるのに3,4日はかかる人です。
先月行ったトルコでは日本の夏よりはるかにカラッとして過ごしやすいのに夏休みは3か月だそうです。日本の夏休み40日はいつ決められたのでしょう。
昔の夏は30℃を超せば猛暑でした。それから平均5℃程は上がっているように思いますのでもっと延長すべきではと思いますが、逆にゆとり教育の弊害からの
脱却とかで短くする動きがあるとか、日本人ですね-  何もそんなにあくせくしなくても、ですが。
は寒い時は寒い寒い、暑い時は暑い暑いと言って暮らすのが好きなのでエアコンのお世話には殆どなりません。
その方が季節の移り変わりを素直に楽しめますから。 お教室の時は例外です。
さてやっと納得できる表情の子が出来たのでUPします。表情作りは精力の大半を使い果たします。
先月ビスク用のモールドから抜いてみた粘土の子も大分完成に近づきました。粘土も乾燥すると縮むので原型よりちょっと小ぶりの子が出来ました。
やはり楽して何とかは生まれないらしく、けっこうゆがみを正すのに多大な労力を要しました。ゆがみを直す作業は楽しい性質のものではないので
もっと型抜きには工夫と細心の注意が必要だと痛感しました。
ボディがだいぶ自己流になって来た気がするのでまたデッサンを再開しようと思います。誤った思い込みだけは避けたいので。生のものから遠ざかる期間が
長ければ長いほどずれが生じてくるのは避けられないので、デッサンはやはり一生ものです。
息遣いと体温が感じられる人形を作りたいです。
ぎっくり腰対策に始めたジム通いも、週2,3回程ですが何とか習慣になって9月が来れば1年です。水泳もカメの歩みですがだいぶましになってきました。
ぼちぼちと頑張っていきましう。
8日は神戸花火大会です。
8月

葉月
9月、猛暑が終わった。朝晩めっきり涼しくなって、希望的観測では秋の訪れが今年は早いらしい。ここ1週間程は雨交じりの曇天予報。
この夏は海水浴に2回行けた。淡路島と日本海の竹野海岸。淡路島ではバナナボートというものを初体験、モーターボートに乗るのと同じで結構楽しめる。
竹野海岸には丁度お盆の日に行ったにもかかわらずチクッと刺す極小クラゲに遭遇せずラッキー。期待を裏切らない透明感のある真っ青な空と海が爽快。 
日焼け止め対策グッズの進化のお蔭か思ったほど黒くならず、これ位ならこれからも行こ、行こと思った事でした。
最近は2本立て名画座に嵌ってます。とは言っても行けるのは月1度程ですが。きっかり4時間程、簡単に別世界を楽しめて便利。読書も好きですが面白いと
止められなくなるので安心して没頭できません。もっとも最近は本を開けると入り込むより先に睡魔に負ける方が多くなっちゃいましたが。  
映画では無意識的にですが人形の顔のモデルも追求しているみたいです。頭の中の在庫を増やすべく。
映画の影響力の大きさを考えると、大金をかけて荒唐無稽のアクション映画を作るより、世界各地で頻発している実情の伝わりにくいテロや紛争、難民問題
等々に則したドラマをもっと発信すべきと思う。重いけれども眼を背けてはいけない現実の理解に多少とも役立つと共に時にはノン・フィクションであることから生じる
より深い感動につながると思う。  チェチェン紛争を扱った”あの日の声を捜して”を観て思ったこと。
人形は今3体、粘土とビスクの大、小、同時進行中。小はやっと服が8分通りできたのでUPします。エクボちゃん、お顔原型修整した2代目です。ボディも動きが
より自然となるように肘、手首とも独立球に変更しています。勿論ビスクでもしっかり立ちます。
新作の大きな子は、分割ボディの焼き方に今回は失敗してくっついてしまいスリップからやり直しでした。試行錯誤の結果やっとOKと油断したら、今回は剥離剤の
不足だったようです。大きい子はそれなりに分厚くするべきだったのでしょう。こんな失敗の時、上下どちらかでも生かすにはどのように焼いたら良いのか今後の
課題です。ばらばらに焼くのは簡単ですが、やはりぴったり合わせたいです。 やっと色付けです。粘土の子は磨きをもう少ししてから彩色です。服作りも考えると
ちょっとスピードアップしなければ。中旬には東京にも行かなければで相変わらずバタバタしています。
猛暑の為か体調崩していらっしゃる方が多くなっています。 涼風が吹き始めて活動開始です。
9月
長月
すっかり良い季節になってきました。
今年は9月から涼しくなったので残暑のぶり返しがきついかと思いましたがスムーズに秋に移行しているようです。
先日は十何年ぶりかのスーパームーンとかで通常より大きさで14%、明るさで30%程もUPのまぶしいくらいのお月様に思わずうっとりでした。
海の上に出る月はまた格別です。
毎朝60輪ほど咲いて楽しませてくれた夏の名残の朝顔も今朝は寂しげに2輪だけ、そろそろベランダも秋スタイルにチェンジです。
11月に展示会が重なるのでちょっとバタバタしています。
服作りにはいつも悩まされます。裸の人形は本当におかしな話ですがダメというところが増えてきてますます肩身が狭くなってきていますし。
もともとシンプル好みなのでさっぱり、あっさり仕上げれば良いのですが、苦手意識から抜け出せないのが問題です。要は自信を持つ事、ですが
それがなかなかです。
近所に200m程続くイチョウ並木の銀杏がもうすっかり色づいて根元にいっぱい落ちてます。
毎年銀杏拾いを楽しみにしていますが、今年は特に大当たり。店頭で見るのと劣らないりっぱな銀杏が正味で2、7キロも収穫できました。それにしても
あまり拾う人の姿を見かけないのは不思議です。知らない人が多くなってきているのでしょうか。
封筒に一掴みの塩と例えば20粒程の銀杏を入れ封をして電子レンジ500Wで50秒程でちょうど食べ頃に。とっても重宝しています。
秋の夜長を人形の服作り、それもまた良しとしましょう。
11月下旬にフェルトで作るむくむくウサギの1日ワークショップを予定しています。お人形に抱かせるなどして楽しめます。
ご興味のある方のご参加を募っています。
10月

神無月
穏やかな秋日和が続いています。
久しぶりの晴天続き。日中は汗ばむ陽気でつい先日までお教室はクーラーのお世話に。半袖Tシャツがなかなか手放せないなか、朝晩はさすがに
冷え込みが進んで、木々の緑が順調に色づいてきました。自然界の感度には全く感心させられます。矢張り紅葉は格別。常緑樹との対比を
楽しんでいます。秋の深まりにはいつも心うきうきさせられます。
今月は大阪のMIDOW展と九州のぶんかとうさんの人形展が重なるのでここしばらくはバタバタする日が続いていましたが、あと2週間足らずに
迫ってみれば、諦観の境地でしょうか、却って一息ついています。
MIDOW展は粘土2体出品予定。、80cmと77p、姉妹というところでしょうか。初めてのショートヘアです。ボーイッシュな雰囲気を生かしてメイクも
最小限に抑えました。服もスカートではない方が良かったかもしれませんが、迷った末、結局手に入ったばかりのアンティークレースを使いたくなって、
フェミニンなドレスに。予定していた透け感のあるマントの制作は似合わなくなりそうで断念。なかなか最初のイメージ通りには仕上がりませんね・・
ぶんかとうさんにはビスク作品を。今回は新作70cm。これまでで一番大きくなりましたが、これが私的にはMAXです。ボディに合わせて顔はこれから
いくつか作ります。
今回1ヶ月余で比較的大きな子の服を3着なんとか完成させましたがハードワークのお蔭で服作りの面白さが少しは解った気がします。これまでは
兎に角似合う服より作れる服を、でしたが似合う服を材質等も考慮しながら絞ってゆく作業を少しは楽しめるようになりそうです。
今月は羊毛フェルトでうさぎを作る1日ワークショップがあります。素敵な作品を発表なさっている作家さんが京都から来てくださるので、ご興味の
ある方はどうぞご参加ください。 お人形のディスプレイの際などにも助かります。 勿論ウサギ以外にも犬、鳥等、いろいろ応用が楽しめるそうです。
今朝はかなり冷え込みました。延び延びになっていた衣替えをしましょうか。皆さんも風邪にご注意を。
11月

霜月
いつまでも暖かな日が続いていましたがここ2、3日で急に冷え込み、すっかり初冬らしくなりました。急に、というのが昨今の気候の特徴ですね。
お蔭で街ゆく人々の服装はTシャツから重いコート姿までてんでんばらばらで何やら欧米のようになって来ました。
師走です。早いですね。もう年賀状書きの月です。今年も無事にこの月を迎えられた事に感謝です。
2回の展示会もつつがなく終了。暫くはまた自由気ままに制作できそうです。
今は久しぶりに24cmの双子のビスク焼いてます。服が小さいので殆ど手縫い。ちまちまと縫っているとフラストレーションが溜りそうですがそこをじっとこらえて。
帽子も靴も全部縫います。目も自家製です。  サイトを見ると服もウイッグも靴も全てお手軽にお安く手に入る時代に手作りにこだわることに何の意味があるのか
自問自答しつつも拘ってます。
ビスクのモールド作りに着手された生徒さんが新たにお二人。ビスクが教室での人形制作の最終仕上げではありませんが興味のある方は経験しておくのも良いかも
知れません。 一から十まで全て1体1体手作りの粘土に較べて、焼きさえすれば一見同じものが出来てしまう事に当初は感動すら覚えると思います。1歩足を踏み
入れればこれまた厄介な世界なのですが。
1日羊毛教室、丁寧な先生のご指導の下、多くの方が参加して和気あいあい、完成度の高い作品の出来栄えに皆さん満足されたご様子です。今回は兎でしたが、
いろいろな動物に応用できるそうです。余った羊毛の色合いが我が家の猫の風ちゃんに使えそうなので早速ミニ風ちゃんに挑戦、と思ってます。
これからも時には人形関連用品の1日ワークショップ、楽しいかなと思います。他にも例えばウイッグ製作とか靴、あるいは布花やレジンのアクセサリー等々、講習の機会を
設けられればいいなと思っています。外部からの先生のみならず、生徒さんの中にも多才な方々がいらっしゃいますから我こそはとお思いの方はご遠慮なくお声を上げて
ください。講習料等詳細はお任せします。
先日は生徒さん達3人による人形展が梅田の乙女屋さんでありました。ビスク中心の小品が多かったですが良くまとまっていて会場の可愛らしい雰囲気にもマッチしたとても
素敵な展示会でした。   発表の場を設けることは周到な準備期間も要して大変な事ですがステップUPにはやはり最短&最有効だと思います。
来年は2年に一度の教室展の年です。開催までもう1年を切りました。今からしっかり取り掛かって充実の展示会にしましょう。
少し早いですが、今年も大変お世話になりました。来る年もどうぞ宜しくお願い致します。
12月

師走
もっと見る
RETURN
いつまでも続いた寒気のお陰で遅れていた桜もさすがに4月の声をきけばいっせいに花開くでしょう。今のところ
河津桜のみが満開を迎えています。それと寒緋桜が開き始め、ミツバチが忙しそうに飛び交っていました。白木蓮も
素晴らしいですね。闇夜を照らすかのようにあでやかに咲き競っています。春ですね。
4月は日本では始まりの月。急に明るさを増してきた陽射しのもと、何かまた頑張れそうな気がしてくるから不思議です。
ベランダでは色鮮やかなパンジーが風にそよぎ、その向こうに春霞に覆われた海が茫洋と広がっています。
先月親しい人の訃報に接しました。誰にも看取られずの孤独な最期でした。作家の吉村昭や歌人の河野祐子の生と死を
伴侶の目から綴った本を相次いで読んで、改めてこの世にいられる事の重さを感じています。2度と帰らない刹那刹那を
大事にと今更ながら思います。
このところ粘土がはかどりません。ビスクの焼成や服作りにばかり時間を取られて。やっとネコの色付けにたどりついた
ところです。やりたいものはたくさんあるのにいまひとつ焦点が絞れません。気持ちが本当に動くまで、暫く静観しようかと
思います。  ビスクはそろそろモールドの寿命がつきかけたものも出始めたのでメンテなどでまたまた手間がかかりそうです。
先月、東京に行った折に球体関節の教室展を覗いてきました。老舗の教室展らしく個性豊かな作品が並びこの秋に行う
ゆーむ展の参考になりました。
お教室のメンバーも出産で暫く離れる方、家族の大事がひとまず落ち着いて復帰される方、新しく始められる方等、ゆーむも4月、
新しい出発です。
長引く不況のあおりも受けてか、人形界からも一時の熱気が失われつつあるようです。ひと時の流行が去ってからこそ
本当に好きな人どうし、じっくりと人形に向き合っていけそうな気がしていますが。
ビスクと粘土の球体関節人形、今年も2足のわらじをはいて苦手な洋服作りとも悪戦苦闘しながら、半歩なりとも前に
進むことができたらと思っています。
今年は2年に1度の教室展が10月30日からです。悔いのないよう作品製作に励みましょう。
昨年末は鳥羽に行ってきました。恒例の東京にいる母や姉一家と合流しての小旅行です。海洋博物館、水族館、夫婦岩等、
お馴染みの所ばかりでしたが久しぶりの出会いに時を忘れ、お伊勢参りも人ごみにもまれながら行ってきました。
今年も一年健康で良い事の沢山ある年でありますように。
昨年夏、義父が97歳で亡くなりましたので、年賀は失礼させていただきました。