薫風吹き渡る5月にたどり着いたようです。
新緑と花の季節、ツツジが満開です。なるべく新鮮な空気をと心掛けてはいるのですが、なかなか外にも出られなくなりました。身体を立てた状態がシンドイいです。
やり残したことだらけで今や何から手をつけていいのかわかりません。遠からずこんな日がくることはわかっていたのに。気力がなくなってしまいました。後は無責任ながら
全てお任せすることにして・・・ご免なさい。1mの子が裸で残っています。顔半分だけ微笑んだ最後の子です。ドレスを着せてHPに出したかったのですがどうやら実現は難しそうです。
お腹の張りとの戦いです。いよいよ腹水が溜まってきたら抜いて、の繰り返しで、次第に体力が消耗されて…の流れです。急速に状態は悪化してきたようで最後は早そうです。
毎日しんどさのとの戦いだけとなって回復の望みがないのであれば、そんな日々は無意味です。何も思わずうつらうつら安穏の波に漂いながら終われるのであれば、いつでもどうぞ。
人生本当に、いつ、何が起こるか分かりません。何が起こっても悔いのないように、毎日を大切にお過ごしください。生き急いでしまった者からの伝言です。
春爛漫ですね。無事迎えられました、桜の春を。
近くの王子動物園の夜桜公開は2日からですから、例年より10日ほども早く、コロナで約4年振りでしょうか。実に見事に咲き誇っています。
スタジオへの桜の道も通ってきました。車椅子の厄介になりながらでしたが。桜吹雪が又とても楽しみです。
先日は長男、次男家族も全員集合の10名で初の合同家族旅行、淡路島へ1泊してきました。
お天気は中国からの黄砂と雨と寒の戻りという最悪さにも関わらず最高に楽しい旅となりました。
長男一家の双子が共に志望高校に合格し、合格祝いも兼ねてです。次男の末娘も昨春就職し、すっかり社会人っぽくなって姉妹揃って素敵な娘さんに変身しての再会です。
長男、次男は奥さん共々、今が気力、体力、社会的にも壮年期、1番良い時でしょう。
少し張り込んで常より豪華な食事と部屋、それに滑らかな温泉、等、等。すっかり皆大満足して喜んでくれたので、昨年から準備していた主催者としても大いに嬉しい事でした。
時には息子達に車椅子を押してもらいながらの観光は感慨深いものがありました。体調は絶好調、そこそこ食事も摂れて、無事家に辿り着けました。有難う、素晴らしい忘れられないひと時を。
最後まで迷いに迷いましたが、周りの勧めもあり、4月からの教室、スタートを切る事にしました。自信は全く無く、兎に角やってみてそれから、の心境ですが。体力的にダメなら、その時はダウン。
それまで頑張ってみます。旅行に行けたのだから、通院できているんだから、ビデオが観れるんだから、ドレスだって作れているじゃないかと、何とか納得させています。
この病の特徴は苦しくて日常生活が全く送れない、という事態に陥るのは通常、最後の最後で、治療を続けながら気力次第である程度は体調も進行も左右できるという点らしいです。
それでギリギリ迄仕事を続けられる方もいらっしゃるのですね。私も目標を失った日々を考えるのは辛いです。
5月の日程も掲げましたが、あくまでも希です。難破船の出航のような言い方になってしまい申し訳ありませんが、皆さん、お会いしたいです。お待ちしています。宜しくお願い致します。
19日
教室を続けるのは困難になりました。誠に申し訳ありませんが、体調が急激に悪化しまして、ホスピスへ明日入院することに先程決まりました。今月の2回分だけでもやり終えねばと
頑張ってみましたが。
お知らせするのは今がぎりぎりですね.。ご迷惑をおかけして本当に、ごめんなさい。もしも体調が上向いて一時退院という事にでもなれば、又ご連絡させていただきますね。千万言の有難うを。
有難うございました。それでは又。
28日
今日ホスピスを退院してきました。2回腹水も抜いて体調も一段落しましたので退院を決めました。景色も良く、環境が変わったせいかいくらか食も進み、手厚い介護で快適だったのですが、
コロナで面会が制限されるのがネックで最後はやはり自宅で迎える事にしました。今日お昼に退院したら早速母や弟が東京からとんぼ返りで飛行機で会いに来てくれました。98歳の母、
有難いことです。 介護用ベッドも入り、週3回、訪問介護も決まりすっかり病人モードになってしまいました。
5月以降はやはり教室無理でした。いつまでも結論が出せず、皆さんにはすっかりご迷惑をおかけしてしまいました。中途半端で終わってしまい誠に申し訳ありません。思ったより進行が速かった
ようです。突然死を迎えるケースより多少の準備は出来たのではと思うほかありません。最後は何も考えず、うつらうつらと夢うつつをさ迷いながら・・・と思っています。ではまた・・・
第1,3日曜クラス 2 日
第2,4日曜クラス 16 日
第1,3火曜クラス 11 日
第2,4火曜クラス 25 日
第1,3土曜クラス 8 日
第2,4土曜クラス 22 日
如月。響きもいいし、寒さはさほど気にならない私にとって、好きな月です。今年は「月と暦日めくり」カレンダーを手に入れたので月の満ち欠けを楽しんでいます。
昨日、長浜の湖北野鳥センターに行ってきました。
シベリアから琵琶湖へ越冬にコハクチョウが飛来してきているとの記事に即、出発。神戸から2時間半のドライブです。
結局、コハクチョウには出会えませんでした。残念。 数年前、鶴を観に北海道の鶴居村まで旅した時の思い出をかき集めて、我慢。
でも道中のドライブが最高でした。 出発は真っ青な青空の上天気。1時間と走らないうちに1面の雪景色に。曇天と晴天を繰り返しながら次第に空と一体化した灰色の世界へ。
時には激しく吹雪く中をひたすら前進。雪が大好きな私にとっては最高の舞台。 現地ではコハクチョウが集まっている筈と教えられた地を探し迷って路肩にはまり込まないようにと
必死の運転。 暗闇の中での運転が苦手となってしまった連れ合いの為、遂に諦めて帰路についたのが既に4時半。ひたすら北陸道、名神高速を西へ。
帰路は来た時とは逆に夕闇迫る中での吹雪、小雪から。 山の上方から木々にレースの様に降り積もった雪が山肌を青白く、灰色に染めるように降りて来る様は正に幽玄の世界。
トンネルを抜ける毎に雪は消え、空も次第に明るさを増して遂には眩いばかりに黄金色に縁どられた夕焼雲が次々にお出迎え。何か極楽浄土からのお迎えって、こんな感じかなと
イメージが強烈に焼き付けられました。 素晴らしい1日でした。
体調が今一つなので予約外診療に行くつもりの日でしたが、変更して行ってきて良かったです。
3年程前に食したステーキのお店、美味しかったとメモっておいた同じ店に、しかも時間も丁度の昼食時に偶然の様に入れたのも不思議と言えば不思議でした。
ご心配をお掛けして申し訳ありませんが、結構日々のんびり過ごしていますのでご安心ください。
ご心配お掛けして誠に申し訳ありませんでした。やっとパソコンに向き合う事が出来ました。3日に退院出来ましたが翌日はアイセンターでまた1日潰れてしまいました。
今回の入院は癌の悪化ではなく、抗癌剤点滴用に約2年ほど前に胸に埋め込んだポ―トから菌が入って起こった菌血症によるものでした。
丁度2月13日は高山を旅行中でしたが、夜、ポート部に違和感があり見ると赤く変色しているのに気付き、嫌な予感がしましたが、案の定、翌日から脱力感が全身に広がり、
歩くことも困難になりました。観光はバスの中でお留守番、兎に角、神戸まではたどり着かねばと必死でした。駅では車椅子も頼み、何とか、22時頃無事到着。翌早朝、救急車を
頼み、現在罹っている医院に直行してくれるようお願いしました。搬送時の記憶はありません。最初にコロナ検査で陽性反応有との事でコロナ病棟へ。午後に感染症と診断され
ポート除去手術。コロナは微弱との事で直ぐに一般病棟に移され、感染症治療に専念。 2週間後、杖での歩行も可能となり、思いがけずの帰宅となりました。 今回は眼も見えなくなり
一時は失明かと慌てましたが、感染症の影響なので、全身の状態が良くなれば特に手術の必要はないのではとの診断でひとまずは安心です。結論が出るまで検査の連続で一応
手元は不自由ながらも何とか見えるようになりましたが全体に靄がかかったような状態です。通院は暫く続きそうです。 手足の麻痺に加え耳もかなり遠くなって、眼も不自由とあれば、
教室再開は無理、との結論に達しました。断腸の思いです。迷いを吹っ切るのは、無理でしょう。
今後の治療方針についての話し合いでは、抗癌剤の治療はお断りしました。余命2ヶ月と診断された今、つらい治療に耐えてもせいぜい数か月伸びるだけの命なら、せめて最後まで少しでも
自分らしく生きれる方を選びました。味覚障害を治して美味しいものを食べたい。眼も治して本を読みたい、ビデオもいっぱい見たい。散歩もしたい。 与えられる時間がどれほどのものか
わかりませんが、精一杯楽しめればと思います。
良い人生でした。やりたいことはほぼ挑戦出来たと思います。特に40代半ばでカナダを拠点にカレッジに通いながら世界放浪にも似た1年半は、その後の私の生き方の核となりました。
勝手な事を許してくれた息子二人と夫には感謝感謝です。 悔いが無いと言えば嘘になるかも知れませんが、未練というものでしょう。 只もっともっと皆さんとの時間が欲しかった。
お教室はこれでCLOSEとさせていただきます。開講してから20余年、こんな形での終了は誠に不本意ではありますが、お許しください。皆様との素敵なご縁、誠に誠に感謝の一言です、
有難うございました。
またご連絡させていただく事は有るかと思いますが、その時は宜しくお願い致します。
高山の宿で部屋の温泉の窓を開け放ち、しんしんと降り積もる雪景色に囲まれ、木立を覆った一面の雪が背後からのライトでほんのりとピンク色に浮かび上がる様は丁度満開の桜を見るような
幽玄の世界でした。 西行法師の ”願わくば花の下にて春死なむ その如月の望月の頃” の世界を体験してしまいました。感無量です。
3月は私の誕生月。75歳になります。大好きな作家や歌人の享年と比べて早すぎるという齢ではなく、まあほどほどといったところでしょうか。
昔親戚のおばあちゃんが4月に亡くなって、満開の桜並木の下を通ったことが思い出されました。
治療は在宅介護を望んでいますので次第にそちらへシフトして行くと思います。
暖かくなってきましたね、満開の桜に出会えるでしょうか。楽しみです。
9日
やっと退院後の体調が安定してきたようです。3日前に転んで大した転び方では無かったものの、またまた手足が一挙に不自由になりこのまま歩けなくなるのではと恐怖しました。
でも精神力って凄い、動けると念じれば動くのです。ダメと思えば本当に力が出ないのです。何とか2日後回復しました。緩和ケアのリハビリさん達が皆さん口を揃えて、お教室は続けて
ださいねと言われた言葉が判る気がしました。私自身もCLOSEと決めてから、正直ほっとしたのもつかの間、何か全身から活力が抜けてゆくような気がしました。余命のカギを握るのは精神力だ、
という事です。 今週から在宅ケアの方も訪れてくれます。今月はもう予定が一杯で(病人は結構忙しのです)無理ですが来月からの再開の可能性を探ってみます。体調次第でコロコロと変わり
誠に申し訳ありませんが私自信にとっても今後の道程は未知の分野ということでお許しを願い、もしまだ期待してくださる生徒さんがいらっしゃるのなら、頑張って見ようかと思います。
またご連絡させてください。
15日
4月から月6日で始めます。対象の生徒さんは、基本、ご自分では前に進めないという方です。自力で大丈夫な方、勇退をお勧めします。でも時には出席なさりたいという場合はご連絡ください。
比較的新しい生徒さんを中心に月1から月2回に致しますので、その配分は取り敢えず1回目にいらしてから、徐々に決めさせていただきます。
幸い体調は今のところ安定していて、散歩などもぼちぼち出来る状態です。どこまで続けられますか、全く未知の世界です。皆さん運命共同体ですね、よろしくお願い致します。
1日早いですが、2023年明けましておめでとうございます。
お天気も上々皆様には今年も良いお年をお迎えになられる事と存じます。私も予定通り年末年始を実家の東京勢と恵那峡で落ち合って共に賑やかに過ごすつもりです。
再びの機会を得られたことに感謝しながら。98歳になる母も急に衰えが目立ち始めましたが東京からのドライブ、まだ苦にならないようで有難い事です。
教室展のお知らせです。
1昨年11月、お陰様で盛況の内に [Doll Studio ゆーむ展 X] 20周年教室展を無事終了致しましたが、それをもちましてお教室展の開催はLASTとさせていただきます。
制作の上で発表の場を持つことは皆様の大きな励みとなる事は重々承知しておりますので迷い、悩みましたがやはり心身の負担が今の私には重すぎていつまたご迷惑を
おかけすることになるやも知れずと苦渋の決断を致しました。
今後はグループ展や個展等各自ご計画をなさって励まれて下さい。助言は惜しまずさせていただきます。20数年前教室展を始めた頃に比しギャラリーも飛躍的に増え、どなたでも
ご利用し安くなっています。古巣のGALLERY北野坂での開催もお勧めです。 お気に入りのギャラリーを見つけて どんどんチャレンジなさってください。
お教室の存続につきましては私の体力、気力の続く限りは現状通りとさせていただきます。体調によってはあと1回程春ごろから教室日を増やそうかとも考えています。
原則月1の教室の出席回数も必要とされる方、場合ではその限りではありません。 ご利用ください。 精一杯応援させていただきます。
私の人形制作ですがあと少しの1段落後、気持ちとじっくり向き合おうと思います。制作が生き甲斐の一つである事は変わりませんので作り続けてゆくことになると思います。
超スローペースですが。オーダー受付再開も視野に入ってきています。体最優先の日々を心がけてからは不思議と体調は落ち着いてきています。癌ともしかして数年は共存可能な
気もしてきています。 この平安がいつまで続くかは神のみぞ知るですが。 でもそれは誰しも同じですね。
皆皆様もどうぞご自愛なさって又楽しくこの1年を過ごされます様。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
17日
CT検査の結果です。奇跡は起きませんでした。少し薄くなったところがある分、新たな影が見つかり、腫瘍マーカーが上がりました。新しいサプリメントのお蔭でこのところシンドサから
解放されてきただけに落ち込みました。 主治医からは余命は年内、会いたい人がいたら・・と言われました。さっぱりしたものですね。 それなら来年の桜も見てやる!なんて思ってますが。
教室は生涯現役。 3月から土曜日を1日増やして、月6日教室にしようと思っています。月2回出席されたい方は予備日としてご利用ください。
旅の予約も夏まで詰まっています。どこまでこなせますか。 ラストは病院ではなく、在宅介護の自宅で28階からの空と海を眺めながら花に囲まれて、黄昏時の街の煌めきを満喫して、
なんて思っています。
INFORMATION
神戸にて人形教室をおこなっております
月1回 火・土・日曜日 午後1:00〜4:00
阪急 春日野道より南へ徒歩6分、阪神 春日野道より北へ徒歩3分
JR灘より三宮方向へ徒歩15分。 共に三宮から1つ大阪寄りの駅。
海と山の見えるマンション12階のスタジオです。
TEL/FAX 078-881-1557(自宅)
携帯 090-6676-0828(スタジオ)
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美晴花ギャラリア・ドス (京都)