Sommelier Vintage7

1998.11.24 Tue pm10:00〜10:54 on air

レポ中、< >はシーンの説明,(( ))は個人的なコメントです。


<教会の外>

腕時計は8:10を指している。

  菜穂 「7:30って言ったじゃん!」

菜穂は城が消えないようにわざわざ迎えに来ていたのだった。これに対しデートだと冷やかす春夫と女の子二人。ようやく教会から出てきた城に、

  少女 「城さん、これから(菜穂と)デートなんですか?」と尋ねる。
  城  「ああそうだよ ……… デートだよ、ワインとね」((相変わらずなんだから…))

<本社>

木崎が冴子に話をしている。城の力により((本当か?)) LA MER9号店の売上が他店に追いついてきていることから、城を講師に各店のソムリエを集めて研修会をするという。さらに欠員の出たパリ支局に冴子を推薦したいという木崎。

<本社 LA MER全国チェーンソムリエ研修会会場>
各店のソムリエが集まった会場。大久保も心配で様子を見に来る。各店のソムリエ達が9号店をバカにする雰囲気が漂う中、冴子に紹介された城はサーベル片手に講師を始める ((前回手に入れたおもちゃ、大切にしていますねぇ…(笑) ));

  城  「モンマルトルの丘から見たパリの夕陽はどことなく憂いを帯びていました……(と延々続く)」
      ((やっぱり語っちゃいましたね、城君。ナイス!))
  冴子 「それはいいから、ねぇ。あなたのサービスに対する考え方を、ねぇ」

とちゃんと講師をするように哀願する冴子((この様子結構笑える))。唐突に

  城  「それではここでクイズです。(サーベルを抜いて) そう、クイズです」
      ((前回だけでは物足りなかったのか、城!でもサーベル姿を見れて嬉しい!))

城はテーブルに座らせた冴子と大久保に勧めるワインを考えさせる。皆は次々に高級な銘柄を言う中、城は(なぜか、サーベルで!)菜穂を指名し、意見を求める;

  城  「君なら何をお勧めしますか?」

菜穂は二人が不倫の関係と考えシャトーマルゴーを選ぶ。他のソムリエ達と違って菜穂は客のことを考えての選択だった。

  城  「ソムリエにとって一番大切な事、それはお客様をよく観察すること、
      これに尽きるのじゃありませんか?」


で、なぜか大久保が勝ち誇って「以上」((城の"以上"とられちゃった(涙)))

<無事?城は研修会の講師を終えて、一同、本社のロビーを歩いてる>

研修会で菜穂が「不倫の二人」と言ったことに対し冴子はクレーム;

  冴子 「私は結婚の為に仕事を辞めたりしません。"以上"」((冴子さんまで…))

そこに5年前にパリに転勤になった海外事業部の三井を木崎が連れてきた。それを見て冴子の表情が変わった。2人の親密な雰囲気を瞬時に感じとる菜穂。

<LA MERワインセラー>

木箱からワインを取り出して仕事中の城君。菜穂が冴子と三井の話はじめるが、先程菜穂がマルゴーを選んだことを指して

  城  「まだまだ勉強が足りないようだね、mademoiselle?」とチクリ(^^;)。

菜穂は怒ってセラーから出てく。一方、ワインを取り出し一人試飲する城;

  城  「まさにちょうど飲みごろだ。今君とここで出会えた喜びに乾杯!」
     ((機会ある毎にキザな台詞の城。でもこの台詞が今回のキーワードですね))

<番組のタイトル>

Inagaki Goro / Kanno Miho / Suzuki Anju / Takeda Tetsuya
dans
Sommelier

<LA MER ホール 準備時間中>

  菜穂 「面白い話があるの。冴子さんにねえ…」

と菜穂は冴子と三井の仲のことをみんなに言いふらした。従業員たちは「そりゃ、(結婚は)決まりだな」

<昼間の並木道 冴子と三井が並んで歩いている>

5年前に冴子は三井からのプロポーズを断った過去があった。冴子は仕事で認められ、三井と同じ立場になってから結婚を考えたかったのだった。その努力からパリに行けると告げる冴子。そこに冴子の携帯電話が鳴り、評論家の榊原が店に予約を入れてきた。何か言おうとした三井だが

  三井 「忙しそうだからまた今度話すよ」

<LA MERホール 夜の営業時間>

結婚記念日に榊原が妻と来店していたが険悪ムード。注文を取りに来た城に

  榊原 「今の私たちに一番ふさわしいワインをね」((1話のパロディね))

城はCalon Segurというワインを選ぶが、注がずテーブルを放置したまま。周りがヤキモキしてもマイペース。やがて1時間程経過した頃に…

  城  「お待たせしました、香りの方も十分開いてきたと思います」

城は仲直りする時間を考え香りが開くのに時間のかかるワインを選んだのだった

  城  「ワインにはワインの時間があります。
      時には人がワインの時間に合わせてみるのもいいんじゃないでしょうか?」

  榊原 「ありがとう、今の私たちには最高のワインだったよ」

城の気配りに感謝する榊原。

<夜の営業が終わったLA MER>

Calon Segurを見て昔を思い出す冴子。これは三井からプロポーズされたときの思い出のワインだった:

  冴子 「ちゃんと忘れたはずだったのに、思い出させやがって」

<翌朝 教会の外で>

AM8:10。今日も城を迎えに(見張りに?(^^;))来ている菜穂。またも春夫と女の子が「今日も”お仕事でデート”なのね」と冷やかす。その横を”冷静に”通り過ぎていく城君。

  城  「今日は君にも(研修会に)出席してもらいます。
      いつまでもお荷物でいられても困るからね」

     ((城君優しい…。何か気持ちの変化があったの?))

<本社 ロビー 朝の出勤風景>

冴子は三井から来月ニューヨークに転勤すると聞かされる。パリの欠員は三井のことだった。そこに木崎がやってきて何やら三井と話をしている。それを見て隠れる菜穂と、菜穂に隠れさせられる城君(^^;) ((いいコンビだ))

  菜穂 「間違いないわ」
  城  「なにか?」
  菜穂 「あんたにはわかんないこと!」

<LA MER昼間の休憩時間>

木崎から店に予約の電話が入る。三井が結婚するという。冴子と三井が婚約発表をするのだろうとはしゃぐ従業員たち。ただ1人、城だけは冷静に黙っている。

<LA MER夜の営業時間>

木崎と三井が店に来る。婚約者として現れたのは『カタギリ サエコ』ではなく『オダギリ タエコ』という別人だった!!(爆)。勘違いだったと気づくLA MERの面々。

  安藤 「片桐さんが入ってくる前に阻止するんだ!」

しかし結局、冴子は三井と婚約者の姿を目撃してしまう。呆然と立ち尽くし、そして店を飛び出す冴子

<LA MER閉店後>

戻ってこない冴子を心配する菜穂たち。

  城  「こういうことは第三者は口を挟まない方が良い」

と城は相変わらず。

  菜穂 「本当わかってないんだから」

そこに三井が店に戻ってくる。

<某ワインバー → 夜の街中>

一人ワインバーでワインを飲んでいる冴子さん

  冴子 「みんな、無意味だったか…」((せつないです、冴子さん))

店を出て、束ねてあった髪を振りほどき街中を歩く冴子。

<教会の外 → 城君の部屋> ((冴子さんが可哀想なシーンですよね))

冴子の足は城のいる教会へと向かっていた。教会の入り口の扉を叩き、

  冴子 「城、出て来い!城!私にもふさわしいワインだしてよ!城、ジョウ…」

そのまま寝てしまう冴子。そこに深夜でもやっぱりソムリエ姿で出てきた城は冴子を(ベッドに連れ込んで…じゃなくて)自分のベッド運び、そっと寝かせる。

  冴子 「もういい、忘れる、忘れるから…」

寝言を聞いて城君は何か考えてます。

<翌朝の教会>

冴子が目覚めて出勤しようと部屋を出ていくと、ワインを持った城がいる:

  城  「おはようございます。店から持って来ました」((勝手に持ち出すなよ))

時計はAM8:27。教会の外で待っていた菜穂も、待ちきれなくて中ってきて、隠れて様子を伺っている。

  城  「ワインにはワインの時間があります。
      それに夕べ大きな声で言っていましたよ、私にふさわしいワインを飲ませろってね」


菜穂は城の様子を見に中に入ってくる。冴子の姿を見つけて隠れる菜穂。
城の持ってきたワインは冴子の思い出のワインCALON SEGURを冴子に示す。

  城  「終わったと思った恋の炎が、まだどこかで燃えていたんですね」
      ((なんか、今回言い方が優しいんです))

冴子は三井のことを忘れたかった;

  冴子 「いっそ出逢わなかったらよかったのよ」

城は1985年と1995年のCALON SEGURを手に持ち、一方は飲み頃から2,3年経ったワイン,一方はまだまだ飲みごろには早いワイン、しかしそれぞれに味わいがあるのだと説明する。

  城  「出逢いにはそれに相応しい時があるんです」と男女の仲に例えて話す;
  城  「あなたたちの出逢いは少し早かった、しかし出逢わなかったら良かったなんて
      思わないでほしい。無意味な出逢いなんて無いのです」

     ((ジーンときちゃいますね、やっぱり))

続けて、冴子に焦る必要は無いと話す城;

  城  「たまにはワインの時間に合わせてみるのもいいんじゃないですか?」

そう言って、ワインを差し出す城君。ワインを飲みながら冴子さんの心も変化していきます。((HAPPY ENDです。))

そして教会を出ていこうとする城は陰に隠れていた菜穂に:

  城  「じゃぁ、行こうかmademoiselle、君の勉強の時間だろう?」((と、やっぱり優しい。))

<本社 研修会会場>

((城の講師姿、だんだん様になってきました。意外とまんざらでもないとか?! ))

  城  「ワインにはその時々で、出会いの楽しみがあるはずです」
    ((最後に来ると説得力のある言葉ですね。今回はこの言葉につきるのかな?))

<並木道>

冴子は三井に告げる「無意味な出会いなんてないんです。お幸せに」

<LA MER>

冴子のことを心配していた従業員だが、いつも通りの冴子が登場したのを見て安心する。
で、一方、いつも通り相変わらずの二人;

  菜穂 「男と女のこと、少しは分かってたみたいねー」

に対して城君は;

  城  「少なくとも君よりはね…。君との出逢いは…
     ((と何か優しい言葉があるかと思ったら))… 一生無意味なままかもしれない」(と進展無し(^^;))

<エンディング>

<次回予告> 城  「ごめんよ、起こしてしまったかい?」(次は香織がメインかな?)
     ((それにしても、屋外でJOE'S BARなんて開いていたけど、何でしょう?))

<今回の「以上」> 0回でした(大久保さん1回,冴子さん1回。みんな人に取られちゃいました(涙))


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