番号・棟 名 年 代   構造等
名称:松城家住宅
62 門及び塀
(門柱及び外塀)
明治6年(1873)頃 石造、折曲り延長81.4m
63 ミセ 明治6年(1873)頃 木造二階建、桟瓦葺、建築面積32.2㎡、西面主屋に接続
64 主屋 明治6年(1873) 木造二階建、桟瓦葺、建築面積266.8㎡
65 門及び塀
(庭門及び塀)
明治6年(1873)頃 石造、折曲り延長8.0m
松城家住宅門及び瓶(庭門及び塀)
(撮影:2007-4)
戸田港 (撮影:2002-11)
特徴等
松城家住宅は、江戸後期から主に廻船業を営んで財をなした松城家の居宅で、良港として知られる西伊豆の戸田にある。明治6年(1873)建造の主屋をはじめ、同時期の建築とみられているミセなど7棟が重要文化財に指定され、往年の屋敷構えを今に伝えている。
門柱及び外塀は敷地南辺、やや東寄りに開かれた表門の門柱とその左右に延びる外塀である。門柱は各々高さ九尺の一本の伊豆石で、外塀は基礎石上に造られ、整層切石積で谷切の目地とする。
ミセは表門を入った先に建ち、切妻造、桟瓦葺の二階建で、前面に下屋をつける。外壁は大壁造白漆喰塗で、二階は使用人室としていた。
主屋は洋風の意匠を随所に取り入れた階建の和風住宅で、入江長八の作と伝える鏝絵が残ることでも知られている。敷地中央に南面して建ち、一階前面に切妻造、起り破風の庇を設け式台構えとする。二階は目地を切って石積風に仕上げた白漆喰塗で、洋風の外観を呈する。
庭門及び塀は、主屋の式台東と敷地南面の外塀との間に設け主屋前を東西に区切る石積の塀と、中ほどに開かれたアーチ状の庭門である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/広報ぬまづ(2006.08.15号)
2018-6-22
松城家住宅主屋 (撮影:2007-4) 松城家住宅主屋 (撮影:2007-4)
江川家住宅主屋 (撮影:2006-2) 江川家住宅肥料蔵 (撮影:2006-2)
リストに戻る
松城家住宅門及び塀(門柱及び外塀)
(撮影:2007-4)
松城家住宅(ミセ)(撮影:2006-2)
リストに戻る
       
       
       
       
ペ-ジの先頭に戻る
    静岡県の重要文化財建造物       2018-1-14 現在