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先達はあらまほしき事なり
2007年08月15日
6月に文化祭が行われたとき映画を制作したクラスがあった。自分たちでシナリオを書き、ビデオカメラで撮影し、DVDに焼き付ける。その一連の作業をみながら、今年の夏は私もDVDの制作に挑戦してみようと思った。
じつは、今年「情報」の授業を受け持ちながら、私自身はCDを制作したこともDVDを制作したこともなかったのだ。30年以上も前からコンピュータプログラムを自分で組み大型コンピュータを使って
仕事をしていたが、音楽とかビデオなんかは全く趣味の世界の話で、仕事上必要としなかった。だから、全く関心もなかった。
ところが目の前で、生徒がいとも簡単にビデオで撮った映像の編集をパソコンでやっているのを見せつけられ、ムラムラと闘争心がわき起こってきた。自分ができないことを生徒がやっていることに我慢ができなかった(笑)。
CDの制作とDVDの制作のマニュアル本を何冊か買ってきた。その通りやるとCDのほうはいとも簡単に作られるようになった。ところが、DVDのほうがなかなかうまくいかない。まず、ビデオで撮った映像をパソコンに取り込む方法が分からない。使っているノートパソコンが古
かったために(それでも一応XPですぞ)、最新のマニュアル本に書いてあることと違うところが多々ある。
仕方がないから、ヨドバシカメラに出かけて、スタッフの方に「こうこうこういう作業をしたいので、必要なものを教えてください」と頼み、IEEE1394インターフェース、ケーブル、最新のDVDオーサリングソフト(ムービーライター6)を買ってきた。
知らないときには恥ずかしがらずに聞くに限る。
早速インストールして試したが、ムービーライター6は、あまりに容量が大きすぎて私のノートパソコンでは動作条件が合わないことが判明し、せっかくインストールしたのをまた
削除。
今度はあらかじめプレインストールされている
Windows Movie
Maker というソフトを使ってDVDの制作を試みる。しかし、ビデオからの取り込みまではうまくいったが、どうしてもDVDに焼くことができない。
Windows Movie
Maker でDVDを作ることができないということを知ったのは、ずっと後になってだった(笑)。
仕方がないから 今度は、普段カバンの中に入れているソニーのVaioというもう一つ小さなノートパソコンでやってみる。こちらには Click
to DVD というソフトが入っている。またヨドバシカメラに出かけ新しくケーブルを買い直し、再び挑戦。するとどうだろう。あっという間にDVDを作ることができたではないか。
やったー、やっとこれで生徒のレベルに追いついた。\(^o^)/
岸高生にはとんでもないほどよくできる生徒がいるから、教える教師も大変である。専門家に聞けば簡単なことでも、独学でやるのは大変である。
「少しのことにも先達はあらまほしき事なり」(徒然草)
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