人生みな平等

 

 小さい頃はよくいじめに遭うなどいやなこともいっぱいあった。だが、しだいにそうした世界とも縁が切れ、今は「生きていて本当に良かった」としみじみ思う。

10代は勉強に忙しく、

20代は恋愛に忙しく、

30代は子育てに忙しく、

40代は仕事で忙しく

50代は仕事の責任がずしりと重くなり、

60代は残りの時間をカウントするようになった。

よく「〜のころに戻りたい」という人がいるが、幸いにして、私はそういうことを思ったことがない。年齢とともにどんどん人生が楽しくなっていく。

 でも、人生はいいことばかりとは限らない。トラッキー(私の教え子で熱烈な阪神ファンの大学生)が言っていた。

 「人生は平等に作られていると思うことにしている。そうすれば、不遇なときには希望がもてるし、いいときにも慢心せずにすむ」。

 

 

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