蜂の巣駆除顛末記
植木の刈り込みをしていたら、突然大量の蜂が飛び出してきた。どうやら、蜂の巣に触れたらしい。のぞき込むと、直径10センチほどもあろうかという蜂の巣が紫陽花にぶら下がっている。アシナガバチだ。早々に駆除しないと、近所の方にも迷惑がかかる。 薬局でコールドスプレーを二つ買ってきた。スポーツ後の筋肉疲労に使う、あの普通のコールドスプレーである。夜間、蜂の活動が停止している間に、スプレーをかけ、蜂をフリーズさせ巣を取り除く作戦 をとることにした。 蜂は黒いものを見ると攻撃的になるから黒っぽい服は禁物だ。蜂が寝静まった(?)夜8時頃、白い服に着替え、白い帽子をかぶり、白い手ぬぐいで顔をかくし、完全武装で 「いざ出陣」。7月の暑さと緊張で、汗が背中を流れる。30〜40センチの至近距離から、蜂の巣目がけて 一気にコールドスプレーを噴射する。
「シュー、シュー、シュー」。
5分間くらいも噴射し続けただろうか。暗がりの中で、蜂が完全にいなくなったのを確認し、大きな植木用のはさみで蜂の巣の枝を根本から「パッチン」。そのまま路上につまみ出して、足で踏み潰した。 蜂の巣は、市役所では処理してくれない。専門業者に頼むか、自分で駆除するしかない。 ただし、スズメバチの巣は危険度が高いので、市によっては無料で専門業者を通じて駆除をしてくれるところもあるらしい。普通の蜂の巣なら、コールドスプレー法はかなり効果がある。一度試してみられてはいかがでしょうか。 (2005年7月24日) |