恥をさらす (2020年1月 天王寺高校PTA新聞より) 恥をさらす。私の高校3年間は暗かった。入学したときは学年上位にあった成績が、卒業する頃にはビリに近かったからだ。中学校までは学校の1番2番を争っていたのに、いったいどうしたことか。
私は「学力=勉強時間×勉強方法×素質」だと考えている。 この中で一番大切なのは復習である。せっかく理解しても、忘れてしまえばやらなかったのと同じである。予習と復習の割合は、勉強が低迷している人ほど復習に時間をかける(例えば予習3、復習7)。その際「その日のうちに覚える」ということがポイントである。勉強のできる人とできない人の差は、テスト前に詰め込むか、毎日覚えるかの差であるといってよい。 ちなみに、私のおススメの復習方法は、覚えたことを「何も見ないで」「真っ白い紙に書き出してみる」という方法である。これを毎日繰り返すとみるみるうちに成績が上昇する。
高校時代に不登校に陥った生徒を励まし続け、のちにテレビや講演活動に活躍するようになった卒業生がいる。その卒業生とは今もFBで連絡を取りあっている。そうした成長した姿を見ていると、教員になって本当に良かったと思う昨今である。
(追記 学習方法については私のホームページに詳しく書いています。「南英世」で検索してください。その一部はNHKのEテレでも放送されました。)
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