韓国周遊旅行
5日目:列車に揺られてどこへ行く?編
(2005.2.24 Thurs.
晴れ)
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今日は「春川(チュンチョン)」へ日帰り旅行のため、6:00起床。
7:00に宿を出発し、近くの「清進洞(チョンジンドン)」で朝食。
今日のご飯は「ヘジャンクッ」。直訳すると「解腸スープ」というだけあって、二日酔いにきくスープなんだそう。
この辺りは「ヘジャンクッ通り」と呼ばれていて老舗のお店が何軒かあり、その中の「チョンジンオッ」というお店へ。
店内は出勤前のサラリーマンのようなおじさんが大半。ここでも女性は一人もいません。
この「ヘジャンクッ」もだめな人は見るだけでだめだと思います。なぜって?
臓物がごろごろ入ってるからです。極めつけは「ソンジ」という「牛の鮮血」を固めたもの。
臓物もレバー系も大丈夫な私ですが、さすがにソンジだけはばくばく食べるという訳には
いきませんでした。全体的にソンジの比率が多すぎる。食感はスポンジのような感じで、ちょっと生臭い。
あとは、豆もやしや、下にはご飯も入ってます。スープはさっぱりしていて、ちょっと塩を足すとおいしい。
旦那サマは大のお気に入りで、今回の旅行で1番と言っていました。それでも名前はすぐ忘れる<`〜´>
お腹を満たしたところで、地下鉄の「鐘閣(チョンガク)駅」へ。
通勤時間帯よりも少し早めだったので、さほど混雑していなかった。
そこから「清涼里(チョンニャンニ)駅」へ。地下鉄を降りて、今度は
国鉄の「清涼里駅」へ。「春川」までの京春線は、ソウル駅からではなくこの駅から出発します。
「春川」までの列車は「ムグンファ号」といういわゆる急行列車。でも、全席指定です。
席がなくなると、立席の切符が販売されるらしい。昨日切符を買ったとき
「特室はないです」と言われたので、列車に特室はついていないんだと解釈したけど、売り切れということだったらしい。
8:30に出発。「春川」までは約2時間。座席はデラックスという感じではないけど、なんだか遠足気分。
そうそう、これだけの時間乗っていても料金は1人5200ウォン=約520円ぽっきり。安すぎです。
ま、急行といっても結構ゆっくり。どんどん田舎の風景になってきて、2日前に降った雪が、ソウルではもう
ほとんどなくなっていたのに、真っ白なくらい残ってる。途中の川は完全に凍ってました。
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左:「ヘジャンクッ」。黒いのが血の塊。5000ウォン=約500円。 中:「春川」までの列車。たまにはのんびり列車の旅もいいものです。 右:「清涼里」から「春川」まで。逆路線はプレートをひっくり返すだけ。 |
10:30ごろようやく「春川」着。早速、駅前の観光案内所でパンフレットを入手。
「あれ?日本語のパンフレットがあるはずなんだけど・・・」と英語のものをもらってきてしまった。
これが後の失敗の原因。
春川の目的は今日も「冬ソナ」撮影地巡り(笑) 冬ソナ見てない人、ごめんなさい<m(__)m>
「地球の歩き方」にも少し場所が載っていたので、歩けるかな?と歩き出したが、道がカチコチに凍ってる。
50m歩いたところでギブアップ。タクシーを拾う。うーん、なんて言おう?
「キョウルヨンガ スポット ポゴシッポ(冬のソナタのスポット見たい)」ってなんじゃその韓国語は?
でも、運転手さんはちゃんと日本人向けの冬のソナタ撮影地マップを持っていて(あれ?あるんかい?)
わかってくれる。しかし、全部廻って30000ウォン=約3000円などとほざく。「あ?ぼったくる気か?」
ノンノン、私達騙されませんわよ。当然貸しきりになるから高いわけなので、1ヶ所ごとにタクシーを拾うことに。
これが、たいへんなことに。
まずは、主人公たちが出会う「白い垣根道」。ほー、また立派な看板立ってるよ。
それにヨン様グッズの露天もあるよ。すごいね。
さくっと写真を撮って次へ。「地球の歩き方」によると近くに撮影地があるような・・・。
歩いて見るけど、一向にそんな気配もなく、散々迷った挙句あきらめる(>_<)
タクシーを拾って次に行こうと思うけど、なかなか空車のタクシーが捕まらない。
疲れたころにようやく1台ゲット。タクシーの中ではなにやら聞きなれた音楽や台詞が。
これは「冬ソナ」のドラマの台詞ではないか?日本人用に録音したのか?(笑)
タクシーは「春川」の繁華街、明洞へ。ここが、一番のメインですよ。
日本語や中国語の「春川へようこそ。大歓迎」みたいな垂れ幕が目立つ(笑)。
下調べして、一般の冬ソナバスツアーみたいなのと時間がかぶらないようにしていたおかげで
まだ観光客は見当たらない。しめしめ、今のうちに記念撮影じゃ。
混まないうちに昼食も済ませてしまおう。
昼食は春川名物「タッカルビ(鶏カルビ)」。ここにもずらっと店が並んだタッカルビ通りがあります。
お目当てのお店が予約でいっぱいと断られてしまったので、また適当に。
あら?誰もいない、失敗?と思ったけど、徐々に増えてきた。
タッカルビ2人前とビール注文。鶏肉とキャベツ、ねぎなどの野菜と、もち、さつまいもを鉄板でピリ辛に炒める。
お店のおばちゃんは「日本人?汽車で来たの?」といろいろ質問してくれる。
そうこうしているうちにできあがり。あつあつ、辛ーい。辛いのは大丈夫な方だけど、
ほんと辛い。その中で甘いさつまいもがおいしい。もち(トッポキ)ももちもちしてる。
お腹もかなりいっぱいだけど、しめにご飯を入れてチャーハンにしてもらう。
すべて完食。あー、お腹はちきれそう。
おばちゃんも話好きでいい人だと思っていたけど、会計で思っていたのと違う。ちょっとボラれたか?
面倒臭いのでもういいや。タッカルビ、ビール2本、ウーロン茶、チャーハンのご飯で31500ウォン=約3150円。
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左:春川は京春線の終着駅です。 中:冬ソナで有名なクリスマスツリーの木。下にはヨン様、ジウちゃんの手形も! 右:辛いタッカルビにはやっぱりビールでしょ?プライムビールは高めの5000ウォン=約500円。 |
その後、外に出ると観光客であふれてた!そそくさと退散。商店街や、ドラマに出てきた高校の塀、
主人公の家など駆け足で見学。やはり、場所がわからないことが多かったので、
観光案内所でちゃんとしたパンフレットもらってくるんだった。結局わからなくてあきらめた場所もあり。
その後、また苦労してタクシーを拾って駅へ。3度タクシーを拾って合計5000ウォン=約500円。
効率的に廻ってくれただろうけど、はじめの運転手3000円はボリすぎじゃないですか?
それでも日本人は乗ってるんだろうな・・・ 帰りにちゃんとパンフレット入手。あー、最初からこれがあれば・・・
次の14:05発の列車で「春川」から「加平(カピョン)」へ。14:50着。
駅からタクシーで「南怡島(ナミソム)」へ。ここも冬ソナでたいへん有名な所。
船着場からは船で島に渡ります。その前に乗船と島の入島料1人5000ウォン=約500円。
「南怡島」は川の中州。船で5分ほどで到着。
絵になる景色が多い島で、いろんなドラマに使われてます。冬ソナでもたいへん重要なシーンの多くも。
例えば、主人公が初めてキスしたベンチとか、デートしたメタセコイヤの並木道とか。
ちょうど2日前に降った雪で一面真っ白。とっても素敵。
観光客は中国人が圧倒的に多い。中国でも冬ソナは流行したらしいので。
バスツアーとは時間帯が違うためか、あんまり日本人はいなかった。
韓国の人たちもデートによく来るそうです。そういえば、ラブラブカップルが多かったな。
島の中には宿泊施設なんかもあります。またダチョウやウサギなどの動物も。
レンタサイクルなんかもあるので、季節がいいと気持ちいいだろうな。
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左:この船で「南怡島」へ。あっという間に着きます。かなり乗れます。 右:有名なファーストキスのシーンのベンチ。旦那サマは一緒に撮ってくれませんでした。 |
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左:こんな銅像が・・・ヨン様、ジウちゃん、全然似てません。 右:一面銀世界のメタセコイヤの並木道。こんな風景がいたるところに。 |
2時間ほどいて17:00ごろ船で戻る。太陽が沈んできて、そういう景色もすてき。
帰りは別の手段で帰ろうと、バスに挑戦。加平のバスターミナルまでタクシーに乗り、
東ソウルバスターミナルまでのチケットを購入。1人5000ウォン=約500円。
列車より、少し高め。でも15分おきくらいに出ているので、1時間に1本ほどしかない列車より便利。
韓国はバス網がとっても発達してる。
バスのチケットは難なく購入できたけど、いろんな方面のバスが来るので、どのバスに乗っていいのか
さっぱりわからない。始発ターミナルではないので、時刻表通りに来るとは限らないし・・・
困ったので、チケット売り場のお姉さんに聞くが、お菓子をもぐもぐ食べながら、あそこで待てと言う。
もうちょっとちゃんと教えてくれ!プンプン<`〜´>
「これかな?」と乗り込んだバスでは「違う!」と冷たくあしらわれる。それでも何とか
「トンソウル(東ソウル)」とかすかに放送が聞こえたので、そのバスに乗り込む。
なんとか乗れて、ほっ(^◇^)
座席は一番前を陣取って、列車とは違う風景を楽しむ。1時間15分ほどで、ソウルへ。
そこから地下鉄に乗換、「鐘閣駅」へ。
昼食のタッカルビがかなり効いたので、夕食は軽めにと思い「宮」というマンドゥやさんへ。
ここは有名でガイドブックにも載っているので、欧米人も多い。
名物の「マンドゥ」と「海鮮チヂミ」を注文。チヂミは少々高いだけあって、大きい!
チヂミは生地がおいしい。家で作ってもどうしてもこの味にはならないんだよな。
マンドゥも1つ1つが大きい。しかし、ぺろりと完食。
寒さに震えながら21:30宿帰。
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左:「海鮮チヂミ」15000ウォン=約1500円。デカイので少々高め。でも、うまっ! 右:独特な包み方のマンドゥ7000ウォン=約700円。大きくて一口では食べられません。 |