韓国周遊旅行
6日目:珍しく観光しちゃう?編
(2005.2.25 Fri. 晴れ)



ソウルに来たのに、有名な古宮を見た事がない。せっかく今回は時間があるので見なければ。
今回は宿から近い「昌徳宮(チャンドックン)」と、「景福宮(キョンボックン)」に行く事に。
まずはどこかで腹ごしらえ・・・でも連日の辛く、ボリュームたっぷりの食事に
さすがの私達のお腹も少々疲れ気味。ここは軽くと、朝の定番、屋台で「トースト」を食べます。
日本のトーストと違い、韓国のトーストはバターのぬった鉄板で薄切りパンを焼き、
少し野菜の入った卵焼きをのせて、2つに折ってできあがり。
これにプラスしてハムをのせたハムトースト、チーズをのせたチーズトーストなどが定番。
ハムトースト1200ウォン=約120円と、ハムチーズトース1500ウォン=約150円を注文。
待ってる間にも、若い通勤途中らしいお姉さんたちが、テイクアウトの注文をしていきます。
だいたい100円から150円くらいなので、お手軽ですね。バターで焼いているのでパンもおいしいです。

まずは、「昌徳宮」に向かいます。歩いて10分くらいなんだけど、今日は特別寒い。
釜山も大阪よりは寒かったけど、それ以上にソウルは寒い。甘くみていました(反省)。
そういえば、今日の最低気温は−8℃、最高気温は0℃ってテレビで言ってたっけ?
スキー場ではもっと寒くても全然平気なのに、今まで体験したことのなような寒さ。
たえず、足踏みでもしていないと凍りそう(笑)意味もなくうめき声がでる(笑)
韓国に来てからあまりの寒さに、ズボンの下にハイソックス2枚重ね、ひざ上丈のスパッツ、
ババシャツ2枚重ねにセーター、コートのファスナーは上までぴっちり、マフラーもグルグル巻き、
その上フードまで被る。もちろん手袋も。カイロも持ってます。
それにしても、コートのフードがこんなに役に立つものだとは思わなかったよ。結構韓国の人も被ってた。
一方、コートの前を閉めずに平気で歩いている若者もいる。なぜ平気なんだぁ?

「昌徳宮」は日本語、英語、中国語、韓国語のガイドが付く。ガイドと一緒でないとまわれない。
単独行動不可。入場料はガイドブックには1000ウォンちょっとくらいと載っていたのに、
1人3000ウォン=約300円だった。観光客増加で値上げか?日本語ガイドは9:10から。
どんどん観光バスが来て、人が集まってくる。やっぱり日本人多いなぁ。
ガイドさんは日本語本当にうまい(そりゃそうか)。敷地はかなり広いので駆け足で見学。
説明もすごくわかりやすく、勉強になったよ。途中上り坂があったりしながら1時間40分くらいでまわるので
体力のない人は無理かも。おばちゃん、おじちゃんは結構頑張ってついて行ってた。

「昌徳宮」の敷地内は所々凍ってる。足元注意しないと危ない危ない。
それにしても、雨も降っていないのに地面も凍るってどんなに寒いんだ。
途中にある池も完全に凍ってる。底まで凍ってるんじゃないか?

  
左:トースト屋台のおばさんと調理風景。ビニールで覆われている中は少しは暖かい。
中:「昌徳宮」の正面の門。立派です。
右:建物の色使いが鮮やかでとてもきれい。


そのまま、今度は「景福宮」へ。近くに「大統領官邸(ブルーハウス)」があるので付近は物々しい警備でちょっと怖い。
そういえば、学生時代にそこに入って「金泳三元大統領」に会ったんだよなぁ。
「景福宮」も入場料1人3000ウォン=約300円。ここも値上げ。音声ガイドの機械もレンタル可。
「昌徳宮」の説明を先に聞いていたのでここは自分達でまわる。
小学生らしき子供が多い。先生だか、付き添いの人だか、ここの説明員だかわからないけど、
説明を受けながらメモを取り勉強。えらいえらい。
それにしてもあまりの寒さに2人のカメラが共にバッテリー切れ。途中人間も冷え切ったので休憩。
ココアであったまる。
バッテリーはカイロで暖めながらだと、少し復活する。

軽めの朝食で少々お腹も減り、お昼にもなったので昼食を食べに、「明洞」方面へ。
前にテレビの韓国旅行で「ユンソナ」と「高田順次」が紹介していた「チョンオンスンドゥブ」というお店。
今回は支店の方に行ったんだけど、テレビで紹介してた「カキスンドゥブ」と「デジ(豚肉)スンドゥブ」を注文。
普通は「スンドゥブ」と「白ご飯」とおかずが数品って感じのお店が多いけど、
ここは「スンドゥブ」と「豆ご飯」とそれらを混ぜてビビンバにするための、豆もやしや
野菜、のりなどが入った別の器を用意してくれるのです。器も大きいから食べやすい。
スンドゥブは、かなり辛かった(>_<) 卵を入れると少し辛さが和らぎます。
豚肉の方がおいしかったかな。めずらしくおかずにトッポキが出てきました。

お腹いっぱいなのでぶらぶら散歩して消化に努める(笑)地下鉄に乗ってソウル駅まで行く。
KTXの開通に伴ってソウル駅も去年リニューアルされたんだけど、旧駅舎がレトロで素敵なので写真を撮るため。
真横に立っているのでその違いが一目瞭然。あまりに違いすぎる・・・
新しい駅にはロッテストアが隣接していて、お土産を物色。すごく大きい。
食料品は他と比べ物にならないくらい種類が多くて、どこよりも安い。
韓国は大きなスーパーが少なくて、お土産探しには苦労していたからうれしい。
この後予定があるので、夜来る事に。

  
左:カキスンドゥブ6000ウォン=約600円。豚肉の方は5000ウォン=約500円。
中:「旧ソウル駅舎」。東京駅と設計者が同じだとか。なるほど。
右:「新ソウル駅」とショッピングビル「CONCOS」。


またまた地下鉄で今度は「市庁」へ移動。今から「NANTA」という非言語ミュージカルを見に行くのです。
旦那サマはあまり興味がなさそうなので、どうだろ?と思ったけど、行ってもいいよと言ってくれたので
日本から予約をしようと思ったけど、予約画面でエラーが出てしまう。直接メールしても返信がこない。
でも、人気なので予約していったほうがいいというし・・・前払いの代理店経由で予約しようとも思ったけど、
予定が変更になるかもしれないし・・・と思い当日購入することに。
ちょっと早いかなと思ったけど、45分前に行くと誰もいない。あれれ??
チケットはS席50000ウォン=約5000円、A席4000ウォン=約4000円、B席30000ウォン=約3000円。
空席状況を聞いてみるとS席は最前列2席のみ、、A席は最後列端、B席は2階席離れ離れしか
残っていないという。ほんまに?観客参加型なので最前列は選ばれる可能性もあり、旦那サマが嫌だと。
ということでA席でゲット。クレジットカードに優待割引がついていたらしく5%オフだった。
早めに席につくとガラガラ。本当にほぼ満席なんだろうかという疑いが。旅行会社が席を押さえてるだけなんじゃ?
でも、16:00の開始10分から5分前になると、ほぼ満席になった。いろんな国の人が来てる。
最初にテーマというか、大体のあらすじをいろんな言語の字幕で教えてくれるのでわかりやすい。

テレビなどでもたまに紹介されたり、日本でも公演されたりしているので知ってる人もいるだろうけど、
キッチン道具を使ってビートを刻む迫力がすごい。前の方の席は選ばれてステージに上がったりするので
テンションも高そう。後ろの方はちょっと冷めてた。楽しみたい人はやはり前がいいかも。
私は基本的に太鼓などの、リズム音楽が好きなので結構楽しめた。隣に座っていた日本人の女の子
グループ(これがうるさい)は途中寝てた。3月からは各1000円ずつくらい値上げされたようなのでちょうどよかったかな。

1時間半の公演の後、また明洞方面へ。ここはいつきても観光客でいっぱいだな。
韓国人俳優のグッズのお店も数が増えてパワーアップしていたような・・・
屋台でさつまあげのような練り物(1000ウォン=約100円)を買い食い。
夕食は悩んだ挙句、「シゴルパプサン」というお店へ。
1人前500円で韓定食のようなおかずがずらりという店なんだけど、それだけの注文ができないらしく、
あと1品何か頼まなければならないらしい。でも、そのシステムがよくわからず。
店員に聞いても要領を得ないのでムカツク。態度悪悪。
「ドンドンジュ」というお酒が飲みたくてこの店に入ったので注文。量は多いけど、
私の口にはあまり合わず、旦那サマも悪酔いしそうだというので、大量に残した。もったいない。
料理は特別目新しいものはなく、別の1品も「たちうおの塩焼き」を選んだので
全体的にはインパクト薄。旦那サマもあまりお気に召さなかったよう。
会計の時も思っていたより高くて、不明な点があったので聞いてみたら
店員にかなり横柄な態度を取られたのでムカツク。かなり嫌な感じ。
合計33000ウォン=約3300円。

それでもちょっと酔って少しいい気分になりながら、昼に行ったロッテストアへ買い物に。
隣のCONCOSというデパート?で服を見たり、本を見たりしてからほしいものリストを見ながら
手当たり次第にぽんぽん購入。重いのを覚悟で、「コチュジャン」やら「サムジャン」やら
「ゆず茶」やら「キムチ」などなど。見つけられないものは明日別の店に行こう。
84430ウォン分=約8500円、大4袋にもなった荷物はどうしようもなく、宿までタクシーに乗る事に。
でも、そのタクシー乗り場には、すごい人人人・・・反対方向で客を降ろしたタクシーに少々無理やり乗り込む。
タクシー運転手は日本語ができた。昔、釜山で日本企業(日商岩井)の運転手をしていたらしい。

10:40帰宿。今日もよく遊んだなぁ。

  
左:「NANTA」の会場入り口にて。会場内は撮影不可。
中:「シゴルパプサン」のおかず類。これだけでテーブルがいっぱい。
右:「ドンドンジュ」。いわゆるどぶろく。酸味があって、ちょっと舌にぴりっとくる。なんとなく頭が痛くなる味。


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