韓国周遊旅行
4日目:釜山〜ソウルKTXの旅
禁断の「アレ」も食べちゃいました編
(2005.2.23 Wed.
晴れ)
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今日は少し早めの6:10起床。ホテルにおいてあったガイドマップで探してあった
近くの「中央食堂」に朝食を食べに行くが、6:00からのはずなのに7:00でも
閉まってる。なぜ?しょうがないので別の所に入るが準備中と言われる(>_<)
少し探して開いていた「マムキンパプ」というチェーン店のようなお店に入る。
他にもキンパプのチェーン店は24時間営業のものも含めて結構あるので、困ったときは便利。
「ビビンバ」と「ムルマンドゥ(水ぎょうざ)」と「セコギキンパプ(牛肉ののりまき)」を注文。
ビビンバはシンプル。生卵ではなく目玉焼きがのっている。ムルマンドゥは普通。1つ1つは小さめ。
セコギキンパプはのりがおいしい!牛肉が少なかったので、
普通のキンパプ1000ウォン=約100円でもよかったかも。
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左:「ビビンバ」2500ウォン=約250円。安い!! 中:「水ぎょうざ」2000ウォン=約200円。味は日本のと変わりません。 右:「牛肉のりまき」2500ウォン=約250円。テイクアウトもできます。 |
ホテルに戻り、荷物を確認して8:00チェックアウト。フロントのおじさん起こしてごめん。
ホテルを出たところでちょうどタクシーが来たので釜山駅まで。
釜山のタクシーは基本料金1500ウォン=約150円。駅まではスムーズに飛ばし(基本的に運転は荒い)
釜山駅まで1800ウォン=約180円だった。安っ!
9:00出発だけど、改札は15分前にしか開かない。その間にどんどん改札は混雑するので
もっと早くに開ければいいのに。兵役の休暇から戻る人も姿もちらほら。日本では見れない光景だな。
電光掲示板の案内にはDelay(遅延)の欄も。韓国の鉄道はよく遅れるとは聞くけど、そんなに多いのか?
あまりの多さに時間によっては一部料金払い戻しもあると聞いたけど。この時間の遅延はなかったです。
15分前にやっと改札。ホームではお弁当も売ってた。興味あり。
カメラ小僧のように出発までホームで記念撮影。
定刻通り9:00出発です。今回は奮発して特室(グリーン)に乗車(*^^)v
釜山からソウルまで約2時間40分、最高時速は300キロを超えます。
2時間40分といえば、東京−大阪間、もしくは大阪−博多間くらい。
そのグリーン席でなんとお値段1人63000ウォン=約6300円ですよ!
釜山を出発してしばらくは従来の線路を使用するのであまりスピードは出ない。
旦那サマは子供のように外ばかりみてる(笑)
車両はフランスのTGVを輸入しているそう。特室は横2席+1席なのでゆったり。
前の席との間もゆったり(しすぎで私は足のせるところに足が届かない(゜o゜))。
一般席は2席+2席で狭いらしい。また座席の半分が後ろ向きで方向転換不可のため、
不満が多いそう。その分割引もあるらしいですが。
出発してからしばらくして、特室には無料のドリンクサービスがあります。
駅に停車するたび(この列車はソウルまであと2駅止まる)に、このサービスの
お姉さんがまわるので水やらコーヒーやらお茶やらをもらいました。
でも、テーブルはあるけど、ドリンクホルダーがないのがイマイチ。
途中で時速300キロを超えていたけど、快適でした。
トンネルがうるさいとか、トイレが汚いとか聞いていたけどそんなこともなかったです。
高速路線が建設されていて、今後釜山−ソウル間が1時間50分に短縮されるそうです。
KTXは韓国国内では思っていたより人気がないようですが、のんびりとした景色も見れるし、十分楽しめました。
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左:KTXのチケット。日本もこれくらい安ければいいのにな。 中:KTXの先頭から。見た目は新幹線の方がかっこいいと思うな。乗降口とホームに段差があり危ない。 右:特室の車内。清潔できれい。座り心地も悪くありません。 |
11:40、ソウル駅着。明日も「春川(チュンチョン)」というところまで列車で移動するので、切符を購入。
「8:30のムグンファ号で、春川まで大人2枚。特室で」とちゃんと韓国語で伝えられました。
「特室はないです」と言われたので一般室で購入できました。ふー、できるやん。
その後タクシーで移動。宿はわかりにくいので近くの有名なお寺「チョゲサ」まで。
ソウルのタクシーの初乗りは1600ウォン=約160円でした。
混んでいたのでチョゲサまで3800ウォン=約380円。
ソウルでの宿は「sam-o
motel」というところです。もちろんここも安宿(^^ゞ
2人で1泊40000ウォン=約4000円です。他にも近くに何軒か迷う宿があったんですが、
今回は全室バスタブありということでここにしました。
隣が有名なお寺ということもあって、日中はお経のような声が響き渡ってました(汗)。
室内は広くて、バスルームもきれいでした。バスタブの外で流せるのがうれしい。
フロントのお兄さんたちは日本語がだめだけど、英語はOKです。
ただ、この部屋、豆電球はムーディーな赤のようなピンクのような色です。
やっぱり、そういう系でしょうか?
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左:ソウルでの宿「sam-o
motel」の室内。他にオンドル部屋もあり。 右:清潔なバスルーム。タオルやシャンプーもあります。 |
時間は既に13:00。昼食のため歩いてすぐの「仁寺洞(インサドン)」へ。
やはりソウルは釜山よりも寒い。日なたはいいけど日陰は・・・
ちょっとお腹も疲れているので、昼食はヘルシーに「サンパプ」のお店「ソンド」へ。
「サンパプ」とは直訳すると「包みご飯」。いろんな種類の新鮮な野菜に
ご飯やお肉を包んで食べるという体によさそうな料理です。韓国通の「黒田福美」さんの
本に載ってたのでチェックしてました。
おかずのメインは味噌ベースの豚肉の炒め物。ちょっと愛想の悪いおばさんが
野菜の上にご飯とざくざくっとそのお肉を切ってのせ、チョッカル(塩辛)も入れて上手に包んで見せてくれます。
いざ、自分が包もうとすると難しい。野菜も小さいのやらいろいろあるのでコツがいるのかも。
私は葉っぱ系の野菜はだいたいいけるのですが、旦那サマは香味野菜は苦手なのでだめなのもあったようです。
日本ではあまり見かけない野菜もあったので、「これは何かな?」と思いながら食べるのも楽しかった。
ちょっと豚肉が硬く、脂っぽかったのと、テンジャンチゲ(味噌汁)がぬるかったのが残念ですが。
「仁寺洞」にはお土産物やさんがいっぱいあっていつもにぎわっている。
その中に韓国の伝統菓子「クルタレ」を実演販売している店があったので、
見てると、お兄さんたちは、韓国語、日本語、英語、中国語で説明している。
飴を細い糸のようにして、中にピーナツなどを包んだお菓子なんだけど、
前から気になっていたので買ってみる。あとで食べよっと。
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左:「サンパプ」。左には大盛りの野菜が。1人前9000ウォン=約900円。2人前から。 右:別名「龍の髭」とも呼ばれるクルタレ。糸の部分が飴なのにさくさく。ちょっと歯に付く。 |
それから「インサアートセンター」というところから出るバスに乗って
「平倉洞(ピョンチャンドン)」というところまで行く。
本当は美術館巡りをするためのバスで、かなりマニアックなのでドキドキしながら乗り込む。
1人1000ウォン=約100円で乗り放題。旦那サマと前と後ろの別々の席に座ってしまってので
後で移ろうと思ったら、旦那サマの隣に女の人が・・・(゜o゜)
目的地の「ガナアートセンター」まで30分ほど、どんどん山の方へ登っていく。
下調べをしたけど、旦那サマと話せないので本当にこれでいいのか不安・・・
私達の目的は美術館ではなく、これまた韓国ドラマの撮影地巡り(^^ゞ
韓国ドラマではよくお金持ちが出てくるんだけど、そのお金持ちが住んでいる家として
よく登場する家(美しき日々というドラマの主人公ミンチョルの家なので、私達はミンチョル邸と呼んでいる)。
坂をちょっと下っていくと、テレビでよく見るその家が「ででーん」とあり2人で興奮。
この辺りは本当に韓国のお金持ちがたくさん住んでいるらしく、大豪邸がたくさん。
でも、ただそれが見たいだけなのですぐ終わる。
帰りのバスには乗れないだろうから次のバス(1時間後)までどうしようかと思っていたら、
ちょうどさっきのバスの順路だったらしく、運転手さんが止まって乗せてくれた。
なんでも、やはり日本人がこのミンチョル邸を見に来るらしく、このおじさんはサイン帳を出してきて
名前を書いてほしいという。中には日本人のおじさんへのメッセージがいっぱい。ちょっとびっくり。
おじさんはとってもいい人なんだけど、このサイン帳がとっても自慢らしい(笑)すでに3,4冊になってた。
「仁寺洞」まで戻り、そこから歩いてまたまた「冬ソナ」のロケ地「中央高校」まで。
去年の秋に来た時に一度行ってるんだけど、その時は見学時間外で中までは入れなかったので
今回は入れる夕方の時間に。入り口には「冬のソナタ、撮影場所案内文」という立派な看板が(゜o゜)
しれーっと散歩の振りして見学。旅行の前に「冬のソナタ完全版」のビデオを見ていたので(笑)
またまた2人で興奮。旗を持ったガイドと一緒の日本人のツアー観光客がかなり多くてびっくり。
ま、私達も同じようなものですがね。それにしてもこの学校は素敵で大好きです。
近くの「主人公ユジンの家」に行っても、前にはなかった立派な看板が・・・
帰りに近くの「安国(アングク)駅」で「T-money」を購入。
「T-money」とは日本で言うJRの「スイカ」や「イコカ」のような「チャージ式プリペイドカード」です。
今回は地下鉄をたくさん使う予定なのでT-moneyカード分1500ウォンと10000ウォン分を充電(チャージ)
してもらって、11500ウォン=約1150円と調べていたのに、12500ウォン=約1250円だった。
窓口のおじさんに「違うんじゃないの?おつり足りないよ」とアピールすると、1500ウォンのカードはなくなって、
マイレージ機能のついている2500ウォンのカードに統合されたそう。旅行者にはそんな機能要りません。
でも、この「T-money」は本当に便利。改札すいすいって通れちゃうもんね。
料金のわかりにくいバスもこれなら楽々なはず。それに、切符を買うよりも1区間100ウォン分得です。
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左:「ミンチョル邸」。こんな豪邸に住んでみたい。 中:「中央高校」。素敵な建物だと思いませんか? 右:「T-money」。まだ使い切っていないので今度行くとき持って行きます。 |
ホテルに戻り、クルタレを試食したりして休憩。18:30ごろ夕食のため出かける。
今日は人生初、少々抵抗はあるものの、大いに興味のある食べ物に挑戦予定のため興奮気味。
以下、私の人格を否定したくない方はご覧にならないほうが良いと思われます(笑)
その食べ物とは・・・「犬」!そう、ワンワンです。あー、実家の愛犬「モモ」を思い出してしまう・・・
韓国では古くから「犬」を食べる文化があるのはご存知ですか?
ソウルオリンピックの際かなりの数の店がなくなったり、裏路地に追いやられたそうですが、
思ったよりも、そこかしこにお店はありましたよ。ただガイドブックにはほとんど載っていません。
「ソウルナビ」のHPにも数軒しか載っていなかったので、一番近いお店「ユソンチプ」へ。
本当にわかりにくいところにあって迷った末、たどり着いたのが、あやしいホテル(ラブホ?)の前。
犬は滋養強壮に良いそうで、これを食べてホテルに・・・ということもあるそうです(^^ゞ
「ほんとに入る?」とちょっと躊躇しながら、やはり入ってしまいましょう。
中には何組かいたけど、すべて男性。やはり、韓国でも女性はめったに食べないよう。
メニューは犬鍋、ゆで犬(肉)、犬の他にはサムゲタンなどもあります。
私達は犬鍋を2人前注文。お店のお姉さんは片言の日本語で、いろいろ説明してくれてやさしい。
そして、私達の前にででーんと置かれた鍋をみてびっくり。
そして、それからまた数分後のできあがりをみてびっくり。
おそるおそる、1口・・・「んんん?とろとろーんとしておいしいんではないの?」
意外な味に気が抜ける。もっと獣っぽいかと思った(笑)
お肉は独特な香りがあるので(私は気にならなかったけど)、香りのきつい野菜と一緒に煮込みます。
せり、にら、よもぎ、ごまなどが入ってるそう。また、つけだれも真っ赤な辛い独特のたれです。
日本では食べた事のない味なので、どう表現してよいものやら。
「うーん、うーん、いけるね。柔らかいね。臭くないね。たれに酢を入れてもさっぱりでいけるね」などと
いいながら、ほぼ完食。最後にご飯を入れてもおいしそうだったけど、お腹いっぱい。
外は寒くて体は冷え切っていたのに、心なしか、体がほかほかしてきたような気がします。
ちょっとした罪悪感、でも、新しい美食を発見した達成感(?)に浸りながら店を後に。
犬鍋は1人前13000ウォン=約1300円×2、ビールと焼酎も飲んで32000ウォン=約3200円でした。
後日、両親、姉にこの話をしたところ「ひどい!」と言われてしまった。ううう、やはり・・・おいしいのにな。
コンビニに寄り、20:30ごろ宿帰。明日も早いので早々に就寝。
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左:禁断のお犬サマです(T_T)/~~~ ちょっと筋張った赤肉って感じですが・・・ 右:煮込むと真っ赤に。お肉はとろとろ。女性は美容に、男性は健康・スタミナのために。 |