ソウル旅行
3日目:やっぱ「冬ソナツアー」ですか?編

(2004.10.2 Sat.)



昨夜は宿に戻ってから、旅行メモを書いたりお金の計算をしていたので寝るのは遅くなったけど、
頑張って6:30起床。ちなみに旦那サマは準備が早いから7:00起床。
テレビでは昨夜から急に寒くなったニュースが。今朝のソウルの最低気温は8℃。山間部ではマイナスのところも。
寒いはずだわ。今朝は南大門市場で食べようと7:50出発。
朝早くから空いているお店は限られているので、朝からはちょっとこってりかな?とは思うけど、
「チョッパル(豚足)」を食べてみる事にしまーす。南大門市場の中にあって、
店先に豚足や豚の頭(顔)がこれでもか?というほどおいてある「チュンアンワンチョッパル」というお店は24時間営業。
地元の人ばかりのお店にびくびくしながら入店。朝だし、2人だし、少しでよかったんだけど、
一番小さいのでも3,4人前。それにテンジャンチゲや、もちろん野菜、キムチもサービス。
豚足は思っていた以上にあっさりで、全く硬くも、臭くもない。おいしい!
それに、コラーゲンもたっぷりなんですってよ、奥さん!
野菜とミソをつけ、くるっと巻いて、ぱくぱく頑張って食べたけど、やっぱり残してしまった。
支払いの時にお店のおばさんが、「こんなに残してー」みたいなことを言ってたので申し訳なかったなぁ。

 
左:「チョッパル(豚足)」。思っていたより脂っこくなくて、少しコリコリ。12000ウォン=約1200円
右:注文するとでっかり包丁でさばいてくれます。お持ち帰りの注文も。


市場をぶらっとして、ほしかったゆず茶をお土産に買い、地下鉄で「安国(アングッ)」へ。
ここから歩いて10分くらいのところに、日本のおばさまを魅了した「冬のソナタ」の舞台、中央高校と
主人公「ユジン」の家があるんですよ。初めは行くつもりなかったんだけど、「ソウル行く」って人に言うと
みんなに「冬ソナツアー?」って聞かれたので、とりあえず行っとけーっと(笑)
高校は朝6:00〜7:00、夕方16:00〜18:00までしか開放していないそうなので
残念ながら見学できなかったけど、それにしても日本語でちゃんと案内板があったよ。
校門で写真を撮っているとやっぱり、ガイドさんと一緒の日本人が何組か来ました。
ユジンの家は入場料を払うと見学できたみたいだけど、やめときました。
でも、母親への土産話にはなりそうです(笑)

 
左:「冬のソナタ」に出てくる高校。ソウル中央高校。趣のある素敵な学校でした。
右:これも「冬のソナタ」主人公ユジンの家。高校のすぐ近くにありました。

次は近くの「仁寺洞」へ。ここは茶屋や民芸品やおみやげもの屋さんが多い。
ぶらっとみてるとかわいい小物入れや携帯ストラップなどがいっぱいだったので、
同僚へのお土産を買いました。悩んでいたお土産が一挙に解決!
一旦宿に戻りロープウェー(往復1人5800ウォン=約580円)に乗車してソウルタワーへ。
ここもドラマ「美しき日々」の舞台なんですが・・・(^^)v ソウルタワーからの夜景が綺麗と聞いていたけど、
今回は夜に来れなかったので、次回来るということにしてタワーには登りませんでした。
ここは南山という山の上なので、タワーに登らなくても景色は十分綺麗でした。

   
左:「ソウルタワー」。今度はぜひとも展望台から夜景が見たい。
右:「ソウルタワー」の近くの「六角亭」。「美しき日々」でセナがヨンスを待っていた所。

次は地下鉄で「恵化(ヘファ)」へ。少し遅くなってしまったけど、昼食です。今日はトブロハムッケの「韓定食」。
「韓定食」は豪華なものから比較的低価格なものまであります。ここはなんとおかずが24種類も出て、
ご飯は黒米やもち米と15種類の山野菜が入った「石焼栄養ご飯」がついて1人9000ウォン=約900円。安い!
おかずはナムルや辛し炒め、和え物、焼き魚など。これが小皿で少しずつ出てきます。
もちろんおかわり自由。味も素朴なものが多く、健康的な食事って感じです。
韓国のカップルの多かったので彼女がヘルシー嗜好だったりするのかな?

 
左:「仁寺洞」にあった工事中の建物の壁の絵。絵も韓国チック。
右:「韓定食」。食卓いっぱいに並べられたおかず。1人前9000ウォン=約900円

昼食の後はまた地下鉄で「ヨイドナル」へ。ヨイドから遊覧船に乗る予定です。
本当はヨイドから「蚕室(チャムシル)」というところまで船に乗ろうと思っていたんだけど、
つい30分ほど前に出たばかりで本日は終了。しょうがないのでヨイド〜ヨイドの周遊にしたんだけど、
それに乗るとどうしてもヒョンテとの約束の時間の18:00に間に合わない。
しょうがないのでヒョンテに電話して18:30に変更してもらう。それからすぐに電話がなったのでてっきり
またヒョンテからだと思って出るとうちの姉から電話。何かあった時のために事前に電話番号を知らせてあったので
かけてみたらしい。ついでにヒョンテとも話したかったようだが、まだ会ってないんだよ、残念。

16:30発の遊覧船に乗る。風が冷たくて寒い。昨日買ったコート着てきてよかったよ。
外国の観光客も多いけど、地元のカップルも多い。夜はディナークルーズもあるようなのでそれもいいかも。
「漢江」にかかるいくつのも橋は夜ライトアップされるので、こちらも夜のほうが綺麗でよさそう。
約1時間で周遊。急いでヒョンテとの待ち合わせ場所、「アックジョン」へ。
アックジョンまではぐるっと遠回りのような感じになるので、何度か乗換しなければならないんだけど、
韓国の乗換はかなり歩かないといけないことが多い。駅数が多くても乗換が少ない方が結局早く着けるようです。
約50分ほどで、到着。しかし、切符が改札を通らず・・・いつも料金を確かめずに900ウォンの切符を買ってたんだけど、
今回は1000ウォンの区間だったようだ。窓口で切符とお金を出せば書き換えてもらえます。

ヒョンテは車の渋滞にはまり10分ほど遅れて到着。大学生の8年前に会った時よりも一段と大人になって
落ち着いていたよ。初めての旦那サマも紹介。夕食は「ヒョンテがいつも友達の行くようなお店に」という
リクエストをしたんだけど、ファミレスっぽいところだった(うーん、ちょっと違うんだけど、ま、いいか)。
日本から持ってきた日本酒をお土産に渡す。アルコールも大丈夫とのことで、ほっ。

ヒョンテは現在28歳。大学で2年間学んで(専攻は日本語!)兵役につき、あとの2年間を修了して
2年前にLGカードというクレジッドカード会社に就職。現在は会計部にいるそうだ。そして独身。
韓国俳優の不正な兵役逃れがニュースになっているし、高校の時とても嫌だと言っていた兵役について
尋ねてみると、彼は学生時代受けた「TOEIC」の成績がよく、選抜されてソウルにある米軍基地に配属になったそう。
他の部門とは違い、かなりよい待遇だったらしく、普通は半年に1度ほどしかない休暇も、
毎週末実家(ソウル市内)に帰れたそう。やはりここでも学歴というか頭の良さが必要なのね。
ちなみに前回会ったヒョンテの友達、ソンホは歯科医になり、普通は無給のところ、
給料をもらいながらの兵役に現在ついているそう・・・

他にも、結婚についてや、お互いの仕事について、以前ホームステイに来た時の話、韓国ドラマの話などをする。
そうそう、昨日の「どうして、市場などで日本人とすぐわかってしまうのか?」という疑問に対して、
髪型や歩き方を見ればよくわかるらしい。髪形は日本人はおしゃれなんだそう。歩き方は
日本人は猫背で内股、韓国では女の人も堂々と歩いているんだそう。かばんも韓国の女の人は
決して腕を曲げてかける持ち方はしないらしい。なるほどー。

それにしてもヒョンテは私たちの日本語はほぼすべてカンペキに理解できるようだ。留学経験もないし、
大学を卒業して2年、普段はまったく日本語を使わないのに。それだけ頑張って勉強したんだねぇ(しみじみ)。
彼と話をしたり、手紙を書いたりしたくて、私も大学で韓国語を勉強したのに、まったく身につかなかったもんね。反省。

店を出てヒョンテの車でドライブへ。昼間登らなかったソウルタワーに連れて行ってくれたけど、週末だからか
駐車場がいっぱいで断念。ソウル駅や、米軍基地のある「梨泰院(イテウォン)」、先ほど遊覧船に乗った
「ヨイド」やヒョンテの住んでいるマンション周辺(笑)をぐるぐる案内してくれた。
2時間ほどドライブしてお別れ。忙しいのになんとか時間の都合をつけてくれて、会うことができて本当によかった。
実は、一家でもうすぐ引越しする予定らしく、その後に手紙を出していたら連絡がたぶん取れなかったとのこと。
今度は日本(できれば大阪)にぜひぜひ遊びに来てね。今度は私たちが案内します。本日は22:50ごろ帰宿。

 
左:「漢江」の遊覧船。のんびり景色を見るのが気持ちいい。1人9000ウォン=約900円
右:友人のヒョンテ。初めて会ったのは16歳の時だったのにねぇ。なんとなくゴジラ松井似!?


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