ベトナム旅行
3日目:完全フリー、買い物三昧
(2003.11.3 Mon.)



この日は1日自由行動。昨日行ったベンタイン市場で思う存分買い物するために、
朝5:00起床。5:30ごろになると薄明るくなってくるんだけど、外の様子を見てびっくり。
川岸のところが公園みたいになっているんだけど、人、人、人。朝早く起きて、バトミントンやら体操やら
運動をしてから仕事や学校に行く人が多いんですって。早起きするけど、昼寝もするそう。
で、朝食までに化粧(日焼け止め対策は万全に)やら、準備を完璧にして、
6:00から朝食。旅行中はたっぷり派の旦那サマに対して、旅行中は便秘対策に
余念がない?私はヨーグルト3つにサラダ中心でお腹の調子を整える(笑)
もちろん、他のも食べましたけど・・・ ゆっくり朝食を取って、7:20ごろ、ホテル出発。
途中、バインミー(サンドイッチ)やフォーを路上で買って食べている人もいる
この時間でも通勤する人がかなり多い。20分くらいで市場へ。
ベンタイン市場は6:00〜ってガイドブックに書いてあったから、もう充分賑わってるだろうと思ったけど全然。
まだまだ準備中のお店が多い。あ、なるほど。6:00開場だけど、それから準備なのね。で、一つのお店が
小さくて、毎日ギューギューにディスプレイするから時間かかるんだ。どうりでガイドのサンさんが
市場は8:30ごろからですって言ってたわ(^^ゞ 今日のお目当てはサンダルなんだけど、
サンダルやさんや、カバンやさんはすごい量を並べたり、吊ったりしてるのでまだまだかかりそう。
うろうろしてたら、「買わないお客」と思われたらしくあんまし声もかけてくれなくなった。
とりあえず、準備ができてるコーヒーやさんのお姉さんにちょうどいい具合?につかまった(笑)ので
自分たちへのお土産のコーヒーを買う。どの店のお姉さんも日本語が上手なので
言葉はすべて日本語。楽チーン!?でも、「どれがおいしい?」って聞いても
「これが一番」「じゃ、これは?」と別のを指して聞いても「これ一番」って
「何でも一番かい!」結局一番高いのと3番目くらいに高いのを買ってしまった。
乗せられすぎ?それも250gを2袋。いくらコーヒー好きでも飲み終わるころには風味も落ちてそう。
100gを5袋買うほうがよかったなぁ。ベトナムコーヒーを飲むのにはかかせないフィルター1つおまけしてもらったけど。

 
左:時計が目印のベンタイン市場。中は迷路のようで迷ってしまいます。
右:市場内のコーヒーやさん。どの店もディスプレイが上手で、美的センスにすぐれてます。


で、またまたサンダル探し。アオザイに合う赤い刺繍のサンダルを探すも、ぴったりな赤がなく、
暗めの赤ばかり。ぐるぐるぐるぐる回ってたら、旦那サマすでに疲れ気味。
「どこ行くの?」 「何買うつもり〜」とかうるさい。やっぱ買い物は1人か、女同士がいいよ。
「嫌やったら、どこかで座ってビールでも飲んどいて」って言っても「いいよ。一緒に探す」と言いながら
やっぱり嫌そう。もー(-_-メ)。サンダルを探すって言っても他のもいろいろ見たいんだよ。

しょうがないのでまだ9:00だというのに旦那サマ、ビールで休憩。お酒を飲んでる時はほんと幸せそう。
隣ではおばさんが焼肉(豚肉)を焼いていておいしそうなにおいが。1枚8000ドン。約60円弱。
安いので食べようかと思ったけど、まだお腹いっぱいなのでやめた。
お酒のおかげで旦那サマも元気を取り戻したので、頑張ってサンダル探し。
結局一番品揃えが多そうなお店にどかっと座り込んで(みんな風呂の椅子みたいなのをすすめてくれる)
片っ端から赤いサンダルを出してもらい、刺繍がきれいなのに決定。ある程度値切ってこれ以上下がらないな
と思ったところで、もう1足買うからまけてと交渉。黒のサンダルをもう1足買って結構まけてもらった(と思う)。

あとほしいのはバッチャン焼の陶器。今度も素敵なディスプレイと、きれいな日本語のかわいいお姉さんの
呼び込みでお店決定。ここまで日本語通じるともうせっかく覚えたベトナム語も、英語も面倒くさくて
話せません(笑) 目をつけていたハート型のお皿を早速購入。雑誌で見ていたしょうゆさしの色、柄違いしか
見あたらなかったので、「これの赤い色のがほしい」というと「あー、しょうゆさしね♪あるよ。」だって。
しょうゆさしって言ってもわからないかな?って思ったのにちゃんと知ってるのね。あとはお土産のコーヒーフィルター。
重いのでこれらはお姉さんにちょっと預かってもらって、今度は市場から10分くらいのデタム通りへ。
ここは市場とうってかわって、バックパッカーが多いので英語での呼び込みが多い。近くの公園は結構しつこいシクロマンが多いし。
このとおりのお店は安いと聞いていたので言ってみたけど、私の好きなのはあまりなかった。
でも、ここでのもう一つの目当ては新鮮なフルーツシェイクで有名な「カフェ・シントゥー」。
私はマンゴーシェイクを注文。旦那サマはいつものごとく333(ビール)。旦那サマよ、たまには違うものも頼みな。
シェイク(シントゥー)はマンゴーと一緒に氷をいれて作ってる。氷は食べないほうがいいって言われたけど、
ま、いいか。これでおなか壊したら原因わかりやすすぎ。でも、キーンと冷えてて、ほんのり甘くておいしい。

     
左:カフェ・シントゥーの店先にいた犬。あまりの暑さに呼んでもじろっと見るだけ。でもかわいい。
右:カフェ・シントゥーの店先のショーケース。すごくおいしそうなフルーツが並んでます。


ちょっと早いけど、市場近くにあるフォーで有名なお店、「PHO2000」で昼食。
フォー・ガー、揚げ春巻き、333(ビール)で40,000ドン。300円弱。これまた安すぎ。

市場に戻り、ビーズのバッグもほしくなったので昨日のお姉さんのお店へ。けど、すごく入りくんだところの
小さいお店だったので私は全くわからず。旦那サマに連れてってもらった。
お姉さんは私を見つけて「まーたーきーたー。今日はナニホシイ?」「ナンデモアールー。コレカワイイ。これ、ニューデザイン」
などとたくみに売り込みに来て、楽しい。「私がこのデザインの青のバッグがほしい」と言えば
「アールゥー。チョットマッテ」とはだしで市場内をかけまわり、どこからか持ってくる。けど、デザインも色も違ってたりする。
そこがまたかわいくて憎めない。お姉さんは自分で肩からさげてみては「これカーワーイーイー。色イッパイアールゥー」と
言ってみたり、「これデザイン嫌い。」と言えば、悲しい顔をしてみたり。なんとも表情豊か。
結局思っていたのとは全然違うピンクの刺繍+ビーズ少しのバッグを購入。お金ないからって
最後の最後まで日本円で考えると50円ほどのディスカウント交渉をしてると旦那サマそれ見て笑ってた。
こういうのが楽しいんだよぉ。

さっき買った陶器を受け取り、さすがに疲れたのでホテルに向かってぶらぶら。でも一旦帰ってしまうともう動けないような
気がして、アオザイを買ったお店「Mangrove」へ。今度はワンピースをオーダー。けど、ちょうど昼食中らしく、
ちょっと待ってと言われる。日本だと、お客様第一だよね。私が生地も選べないでいると、旦那サマは
もう嫌になったらしく、一人でホテルへ。前に雑誌に載っていたここのワンピースのデザインがいいと言うと
わかってくれたらしく、生地も新しく入ったのを出してきて、薦めてくれたので、それに決定。そのまま
帰ろうと思ったけどせっかく?旦那サマがいないので一人で気になっていたお店でサンダルを買う。
他にも見たいお店を見て、ホテルへ。旦那サマは寝てた。シャワーを浴びて、ちょっと休憩してから、今度は
マッサージへ。雑誌で紹介されているところと迷ったんだけど、ガイドさんからもらった日本人向けの
フリーペーパーみたいなのに格安&チップ不要のマッサージ店が載っていたのでそこに行ってみることに。
普通のマッサージ店はチップの要求がすごいらしく、そういうの嫌だなと思ってるので・・・

体も随分疲れているのでタクシーに乗る。事前にいいタクシーと悪いタクシーを聞いていたので
いいタクシーを捜して乗り込む。クーラーがギンギンでうれしい。ちゃんとメーターもたおしてくれるし、安全で快適。
初乗り12,000ドン。約90円弱で到着。やすーい。サイコー。で、ついたお店は・・・
ホテル内なんだけど、なんだかあやしい。薄暗い。どうしよう。入る?やめる?
意を決して入ってみるも、やばいところに来てしまったのではという思いが。
案内されて、ちゃんと料金を確認しようとフリーペーパーの広告を見せて、
旦那サマがつたない英語で「60ミニッツ、6ダラー、OK?」と聞いても英語が通じない。オーノー。
他にお客さんもいなさそう。お姉さんたちのスカートはかなりきわどいくらいまで短いし、やっぱやばい店?
そうこうしているうちにマッサージは始まり、フットバス、顔には私の嫌いなキューリをたっぷりのせてパック。
ばっちりメイクもしてきたのに、ごしごしタオルでこすられるし(泣)もうされるがまま。結構ハードで時々痛かったり
するんだけど、私は慣れてくると大丈夫。けど、日本でもマッサージには行ったことがなく、
自分でもコリを感じない旦那サマは時々笑ったり、奇声を発したりとちょっと壊れ気味。
結局全身のコースで、背中に乗られたり、えびぞりにされたり、顔をモミモミされたり、「グエッ」っと
思うことはあったけど、案外病みつきになったりして・・・で、お会計は90分で8ドル。やっぱ通じてなかった(>_<)
でもぼられなくてよかった。帰りに別の部屋をのぞくとすごい人がいた。仕事帰りの人たちなのかな?
実は結構はやってる?旦那サマはというと・・・力が入って逆に肩こったって。もう二度と行かないって言われた。

マッサージが終わってからまたベンタイン市場へ。ちょこっとお土産のお菓子など買って、今回の目的は
市場が終わってから外に出る屋台?というか路上レストラン!?衛生的にはちょっと不安もあるけど、
庶民的なところで食べてみたかったの。で、一番食べたかったのは「カニ!」。でも、メニューを見ると
1kg単位だった。けど、1kg注文。他のメニューに比べてかなり高価なのでなかなか注文がないのか
「今、新鮮なのを大急ぎで買いに行っていますので10分待ってください」って言われた(笑)
おいしいのであればいつまででも待ちますよぉ。それと、えびをとりあえず注文。えびもぷりぷりでおいしい。
旦那サマのビールも進むわ。日本と違って安いのでどんどん飲んでもいいよ。
で、カニの1kgはというと、3匹分デデーンと(笑)高い高いって言っても約900円くらいなので
笑っちゃいます。ミソもおいしくてどんどんいけちゃいます。
食事の最中、突然停電になったりしたけど、こっちではあたりまえのことらしく、みんな動じない。
なかなかつかなくても、普通に食事してた。
そういえばホテルでも停電になったなぁ。こっちはすぐに自家発電に切り替わったみたいだったけど。
隣で食べていたお姉さんたちのビーフンっぽい麺がおいしそうだったのでそれっぽいのを
注文したのに、うどんみたいな、ふっとい麺がでてきた。残念。あれはなんだったの?
周りのほとんどの人たちは香草たっぷりの生春巻きを食べてた。暑いのに鍋を食べてる人も多い。
満足したところで会計。今日も約1600円。2人で2000円分も食べられないなんてすごすぎ。

またぶらっと国営デパートのスーパーに寄ったりして、今日出来上がる予定のアオザイを取りに。
お店は21:00までって雑誌に出ていたので20:00過ぎに行ってみると、閉まってた(汗)
少し開いた隙間から「すみませーん。今日アオザイを受け取る予定だったんですが・・・」と
入っていくと、オーナーが「私バスの時間せまってるから、ホテルでフィッティングしてみて。
お金は明日のワンピースと一緒でいいから」だって。これ持って逃げてもわかんないぞ?いいのか?
そのままホテルに帰り、早速着てみる。うんうん、思っていたとおりで、ぴったり。けど、
色がちょっと明るすぎ。うーん、色だけ残念。でも刺繍もとってもかわいくて素敵だぁ。
でも、この色ちょっと派手すぎないか?結婚式とかに着ていく予定なのに。ちょっと不安。

買ったものの整理やお金の計算をしてたけど、さすがに疲れて、そのまま就寝。


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