[HOME] > Buファンの独り言 > 2001年の独り言
(オリックス 6 - 7x 近鉄)[大阪ドーム]
Buファンの独り言
祝!! パ・リーグ制覇!!
うおっしゃあああああああああああああああっ
優勝やあああああああ
やったでえ!!
もう何も言うことはありません。文句なしの近鉄らしい優勝です。 あの10.19に勝るとも劣らない嘘のようなほんとの試合でした(涙_涙)
では気を落ち着けて....。今日は、お仕事をフレックス勤務にして、 14:00過ぎに切り上げ一旦帰宅。さらには、今日優勝した時のこと まで考えて、明日は会社をお休み.....(コラコラ)。地下鉄・鶴見緑地線で 大阪ドーム前千代崎から17:00過ぎには大阪ドームへ。Aシートの前売券 を購入していたので、1塁側内野席下段11列からの観戦。既に大阪ドームに 到着した時点で、チケットは完売。ダフ屋も結構出てました :-)
席は、ちょうど1塁ベースの正面になる位置で、試合前にベンチ前で キャッチボールする選手を間近で見ることができます。おっ、水口先生 や。うーん、いつも自然体の雰囲気がにじみ出ています:-)いつ、打席 に入っても過度の緊張はせず、自分の仕事をきっちりしてくれます。 今最高の二番バッターですねえ。
お次は左から、川口、市原、大村、北川の各選手。大村選手は、以外と 小柄でした。そして、一番右の北川捕手....。この後、とんでもないこと を自分がこの大観衆の前でやってのけてしまうとは、夢にも思ってない でしょう...この時点では、選手は結構リラックスムードのようでした。
さて、いよいよ18:00にPLAY BALL。近鉄先発はここ二試合安定感 の増したバーグマン。四球を出しながらも、1,2,3回をまあまあの ピッチングで0点に抑えます。ただ、ちょっとコントロールが悪く ボールがすぐに高めに浮く投球が多く見受けられました。うーん、 5回まで3点で抑えればいいかなの感じ。
一方、オリックス先発は、北川。最初、前日に先発:北川と聞いて 「知らんなあ。仰木さん勝たせてくれるんかあ?」とあほなことを 思っていましたが、新聞やテレビで話題になっていた、あの契約金 0円の投手でした。先発は、これまで一試合とのことで、どんな投手 か未知数でしたが、「まあ、いけるやろ」とタカをくくっていました。 1回表に、水口が四球で出塁し、ローズがライト前ヒットで一死1,3塁 のチャンス。この場面で、併殺打王の中村(ゴメンなさい。でも私は 中村ファンです)。
「中村、併殺打だけはやめてくれえ」
と祈りが通じたのか、三塁への深いゴロでなんとか併殺打だけは免れ、 その間に先制の1点。あー、良かった。でも、やっぱりここはクリーン ヒット以上が欲しかったなあ。早く、故障が直ってくれればなあ....。
とりあえず先制したので、この後も打っていけるのかなあと期待し ていましたが、思いっきりこの思惑が外れてしまいます。毎回ヒットは 出るものの打線が繋がらず、6回まで無得点が続いていきます。北川投手 は、右のサイドスローで、初回からすべてセットポジションでの投球。 右手をほんの少しだけ振りかぶる(後ろに引く)独特のフォームで、これ まで見たことのないピッチャーでした。先日対戦したロッテの超アンダースロー: 渡辺(俊)投手といい、パ・リーグは個性 のあるピッチャーが多いのかな?
で、何故かヒットも出るので打てそうなのですが、これが打てない。 そう、これは近鉄打線が一番苦手な
「あー、のらりくらり系かあ?!」
なのでした。うーん、やばい(汗)。
とそうこうしている内に、回は4回表のオリックスの攻撃。まず、ここから この試合のネタ振りが始まります。バーグマンが先頭から二者続けてヒットを 打たれ、さらに内野ゴロの間にランナーがそれぞれ進塁し、一死2,3塁の場面。 バッターは、最近調子の良さそうな葛城。葛城の打球は、ファースト吉岡の 正面へのゴロ。
「ああっ!?」
やっちまいました吉岡。見事なトンネル.....。席が一塁の正面だったので、 しっかりと吉岡の腰が地面からピョコンと飛び跳ねるのを見てしまいました。 ボールは転々とライトへ。走者の二人がホームインして2点。吉岡選手には 悪いのですが、あまりに見事なトンネルだったので、笑ってしまいました。 ゴメンなさいm(_ _)m。さらに、一死1塁。
「まあ得点圏から走者がいなくなったことやし、まあええかあ。」
えー、ところが、まだネタ振りは続きます。次の藤井が、またもやファースト への内野ゴロ。今度は吉岡、ガッチリ捕球しお決まりのゲッツーコース。 素早くセカンドのギルバートに送球!?
「ああっ!?」
今度は一塁走者の葛城の後頭部にボールが直撃。ボールはセンター方向 に転々と......。すいません、また笑ってしまいましたm(_ _)m。申し訳 ないm(_ _)m。これで一死1.3塁。
「バーグマンなんとか抑えてくれえ。」
の願いも虚しく、続く相川にセンター前へのタイムリーヒットでさらに 1点追加。後は、なんとか後続を断ちましたが、これで1-3の2点差。
続いて5回には、二死からヒットと死球で1,2塁の場面。左打者の葛城 を迎えるところで、バーグマンを諦め、左の関口にスイッチ。が、関口が 葛城に二塁打を打たれ1点追加で1-4。関口は、最近あんまり抑えていない 印象が強いです....。がんばれえ>関口。後を受けた愛敬は、後続をピシャリ。 さらに、6,7回も0点に抑える好投。ええでえ>愛敬。愛敬は、結構安心し て見られます:-)
7回裏には、先頭の川口が先発北川からセンターバックスクリーンにソロを 放ちますが、その後が全く続かない....。うーん。嫌な雰囲気が漂い続けます。
8回表からは岡本が登板。8回は見事なピッチングでリズムを作ります。 このリズムに乗って、8回裏の攻撃。調子のいい水口からの打順でしたが、 水口、ローズと倒れます。中村が久しぶりのヒットを放ちますが、これ までと同じく、礒部がアウトであっさりこの回を終了。礒部は、これまで チャンスに強かったのですが、最近はちょっと打ててないですね。
8回裏の攻撃で得点できなず、さらに敗戦ムードが増して迎えた 9回裏。この試合最後のネタ振りが起こります。8回をピシャリと 抑えた岡本が突如乱れ、オリックス:相川にセンターバックスクリーン 左へのソロホームラン。さらにピンチを招いてしまいます。
「ああ、もうこりゃ千葉(マリン)やな.....」
とこの時点では、ほとんど諦めていました。で、このピンチで、 ベンチはピッチャーの交替を告げます。ベンチから姿を現した背中の 畝番号は、『11』...
「ええっ、大塚かあ!?」
2-5の3点リードされての場面で、大塚の投入。これには、さすがにビックリしました。 でも、これだけお客さんが入っている(48,000人)ので、
「ファンサービスなんやろなあ...」
ぐらいに思っていました。大塚は、危なげなく後続を打ちとり、3点差のまま 9回裏へ。オリックスのピッチャーは、8回から抑えのルーキー:大久保に 交替しています。
先頭は、最初のネタ振りをした六番:吉岡。見事なレフト前ヒットを 放ち、なんとか後ろに繋ぎます。少しはホッとしたかな?
お次は、前の打席でホームランを放り込んでいる川口。打球は、一塁手の 左を抜けてライトフェンスへ。見事な二塁打です:-) これで、無死2,3塁。
次は八番ギルバートでしたが、今日は当たっていなかったせいか、代打に 左バッターの益田。先日の西武戦でも、 満塁からライト前へのタイムリー を放っているので、期待が持てました。ですが結局四球を選んで、無死満塁。 よく言われることですが、無死満塁は以外と点が入らないんです。これまで の近鉄の試合でも無死満塁で大量点が入るのをあまり見たことがないような 気がします。得点できても、相手エラーとか犠牲フライどまり。うーん。
この場面でバッターは古久保でしたが、当然ここは代打。「鷹野かな?」と予想して いたのですが、代打は北川。先日の西武戦 では9回にソロホームランを打ってい ますが、やはり後半戦全体として打っていないので、
「外野フライでええから、打ってくれえ。」
の気持ちで応援していました。しかし、私はここで大きな勘違いをして いました。点差は3点で無死満塁。バッターは、「サヨナラ男」 の異名をとる北川捕手。そうです。答えは一つだったのです。それにも関 わらず、そんなことは全く考えていませんでした。
大久保が、ベンチから間を貰って北川を1ストライク、さらに2ストライク と追い込みます。球場全体が大きな深呼吸。3球目は、定石通り1球外して カウントは、2 Strike 1 Ball。今度は、北川が大きな深呼吸。大久保が 4球目を投げる。北川のバットが大久保の投げた白球を捉える。ボールは 近鉄ファンの夢を乗せ、ぐんぐんと伸びる。その先は......
センターバックスクリーン左への
代打 & 逆転 & 満塁 & サヨナラ & 優勝 & ホームラン!!!!
うおおおおおおおおおっ!!
北川が飛び跳ねながら一塁へ。中村がいの一番にベンチから飛び出し、小踊り しながらグランドへ。礒部がバーグマンにタックルを浴びて転倒(笑)。北川が、 先日の西武戦と同じく、いやそれ以上に興奮 した近鉄ナインの白い渦の中へ。ローズが中村が礒部が、選手全員が北川を ホームに迎え入れる。
うおっしゃあ!! 優勝やあ!!
劇的な幕切れが近鉄のリーグ優勝を演出しました。先日の西武戦に続き、 二試合連続の嘘のようなサヨナラ勝ち。近鉄の試合は、野球の感動を すべて詰め込んだ宝箱のようなものです。一生に何回見れるかわからない ような感動する試合を、今年何度見たことか......。
すばらしい感動をありがとう
そして悲願の日本一へ...
『闘志をひとつに、栄光へ』
Buファンの独り言
Written by kabada