袋とじ本の作り方

(1) 袋とじ本は作りやすい


片面コピーは刷りやすく、失敗が少ない。
コピー本は 少ないページで厚みがあり
初心者でも作れ 見栄えがする。
通販は送料が問題。
売るならコミックマーケット向き
ホッチキスが止まる厚さで おしゃれにする。

(2)袋とじ本を作る用意

用意するもの
・描く道具
・コピー用紙
・カッターナイフ
・カッター用下敷き
・金属又はカッター用定規
・ホッチキス
・表紙、裏表紙(厚紙)
・背表紙

(3)袋とじ本のページ取り 

原稿を描きコピー版下を作る
■袋とじ本の形は図参照

 本を作る前にページ取りの編集をする
■原稿の ページ取り
 ・コピー用紙に2pは 2の倍数
  (2、4、6、8、10/・・・・・・P)
 ・コピー用紙に4pは 4の倍数
  (4、8、12、16、20、24・・・・P)
 原稿とコピー紙のページが違うと余る

■余ったページ(白紙)をうめる
 ・1p余ったら 扉1pか 最終1pを 白紙にする
 ・奥付を入れるなら 最後に1p残す
  奥付は本の最後に載っているので 参考にしよう
  (タイトル/定価/発行年月日)
  (著作者/発行者/発行所/印刷所etc)
 ・前書きや後書きなどでページをうめ、編集する

(4)袋とじ本の版下を作る 

袋とじ本の版下用紙を作る

■内ワクを描く
 ・版下コピー紙に 原稿の内枠を描く
  図のように コピー紙を折って分け 広げる
  回り1~1.5cmあけ、版下紙を作る
 ・左右両側が ホッチキスを閉じる所
 ・袋とじのタチキリは 内側1cmくらい
   製本になれたら数mmは好みで変えよう
   タチキリ/内枠は 「製本基本」(3)より

■版下原稿を作る
【初めての人は 内枠に描けば楽】
 ・100%コピー(上図 右参照)
 ・上質紙か ケント紙に描く
  (ズレ防止に真ん中6mmは描かない)
 ・B5の本は2p、
  B6やA6(はがき大)の本は4p
 ・(5)ページ配置へ飛んで 原稿を描く

【原稿をコピーの人は縮小が多い】
 ・縮小は 「製本基本」(10)~(14)より
 ・原稿を(縮小)コピーする
【版下用紙を作る前に】
 ・内枠を書いた紙に 白いコピー紙を重ね
  内枠を透かす
 ・原稿の(縮小)コピーを透けた内枠に置く
  置く位置を知ろう! 次を見る

(5)袋とじ本のページ配置

ページの置く位置に注意!(図参照)


■タテ文字、ヨコ文字の違い
 ・タテ文字(日本 中国)は「右」から始まる
 ・ヨコ文字(西洋 インド)は「左」から始まる

【版下(レイアウト)紙に 直接 描く人】
 ・余りページ(白紙pや奥付等)も考えて原稿を描き
  (6)のコピーへ飛ぶ

【原稿コピーの人は版下を作る】
 ・内枠入り版下の上に コピー白紙を1枚置く
 ・白紙に鉛筆でページを書く
 ・余りページ(白紙pや奥付や後書き等)も考え
  原稿のコピーを置いていく
 ・ページ分のコピー紙に 原稿コピーを切って 貼る
  コピー紙より はみ出さない!
■版下原稿ができる
 *(ページ間違いが無いか見直す)

(6)版下原稿のコピーをする

コピーをする
■版下原稿にページの間違いがないか見る
■版下原稿を 冊数分刷る。
   □□□□□□□□□□□□□□□□□□
■B5以下は 2枚1度にコピーできる
 

(7)表紙のコピー

表紙のコピー方法
■コピーして 厚い紙に貼る
・本より2-3mm大きいカラー厚紙を2枚用意
・カラーコピーは高い。表紙は数枚1度に刷る
・コピー表紙を 厚紙に貼る



■プリンターがあれば 厚紙に表紙をプリント
・本より2-3mm大きい厚紙にプリンターで刷る
・裏表紙に定価や奥付を刷ってもいい

表紙の準備をする
■表紙 裏表紙 背表紙を用意する

(8)袋とじ本の作り方

コピーを切って折る
・1枚に2pの人は山折り
 1枚に4pの人は 紙の長い方を半分に切る
  下にカッティングマット等を敷く
  金属定規か カッター用定規で切る
・絵の方を山折りにする

(9)袋とじ本の仕上げ

袋とじ本にする

・ページ順に並べる
・表紙 裏表紙と中身をホッチキスで2か所止める
・背表紙をつける 
 少し大きめに切って 貼り、余分は切る
  かわいい紙のノリ付けや店の背表紙もいい
  袋とじ本ができた! \(^0^)/

(10)袋とじ本 紹介コーナー

自作本を同人本やHPでCMしよう
■本の紹介の仕方
 タイトル/ペンネーム/
 本のサイズ/ページ/印刷形式/
 定価(定価+送料)/本の内容/など
■クスクス/松本エリ
 A6/コピー/64p/
 560円(400+160)/75g
 全部楽しい1コマまんが



本を 載せたい人や 買いたい人は 「コミケ」も紹介

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