無題01

手が届くと、錯覚しそうなほどの月

明日だけを見て、突っ走って来れたのは、

自分を待ってる、守るべき存在が居たから

不意に過去を振り返ってしまう今は、

どうしても失いたくない存在ができたから

お互いが知っている

明日が来るとは限らないと

明日を絶対に迎えてやると、

来ないなら、迎えに行ってやると、

それぐらいの、不遜なほどの自信はあるけれど……

ふと、不安になる

何もできないこのもどかしさ

分かり合えるからこそ、

今は、別々の道を行く

夜空を見上げて、思う

信念を貫いて、とても大切なものを失っても良いのかと

俺たちは馬鹿だな……

生きて

幸せに

そんなことを薄れゆく意識の中で思うけれど、

自分がそんなことを言われたなら、きっと恨むだろう

ごめん……

追いかけて来るなと言えない

待ってるから

いや、もう待ってる?

もう、どっちでもいい

どこでだっていい

君とまた、

不敵な笑みを浮かべて

いつもの距離を保って

笑い合おう

そこから、新しい一歩を

距離をゼロにして

愛しき人に贈る、最高の笑顔で

唯一君だけに、

同じ日に別々の場所へ乗り込んで~……同時に同じ事を思う。

というとんでもなく在りえない話。分かりにくい話ですいません…。

新一とキッドと分けようとして、同じかも?と。

別ジャンルでも同じようなことをしたけれど、同じかも?と

手が止まったのは初めてです……