重要文化的景観 ~田染荘小崎の農村景観~ |
067 田染荘小崎の農村景観 国東 (くにさき) 半島には、奈良時代から平安時代にかけて、宇佐八幡の八幡信仰 (神道) を取り入れた仏教文化が形成され、その寺院群は「六郷満山」(ろくごうまんざん) と呼ばれた。田染 (たしぶ) 地区はその「六郷」の一つで、平安時代に宇佐神宮により荘園「田染荘」(たしぶのしょう) が立荘された。なかでも田染小崎 (おさき) 地区は荘官・田染氏の屋敷跡があり、「田染荘」の中心部であったことが知られている。 「田染荘小崎の農村景観」は、荘園誕生以来、緩やかな進化を遂げながら現在まで継承されてきた水田、里山の景観である。近くには富貴寺大堂、真木大堂などの寺院や、熊野磨崖仏などの六郷満山文化の遺跡がある。 参考資料:全国文化的景観地区連絡協議会HP/千年の時を刻む荘園遺跡「田染荘」(豊後高田市website) 2023-7-5 |
田染荘 (撮影:2017-10) |