023 高島市海津・西浜・知内の水辺景観
「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」は、マキノ町海津・西浜・知内の海岸一帯および地内川と琵琶湖を含む約1,842ヘクタールの地域である。この地域では、琵琶湖や河川、内湖 (ないこ) の周辺で続けられる昔ながらの生活習慣、洗濯のための「橋板」や「イケ」と呼ばれる水場や共同井戸、ヤナ漁やイサデ漁等の伝統漁法、湖岸の石積など多様な水文化が残っている。
本地区が歴史的に本格的な発展を遂げるのは、日本海から琵琶湖を経て京都に向かう湖上交通網が整備された15世紀以降のことである。特に江戸時代においては、宿場・港町として多くの人や荷物が行き交い、内湖を活用した荷物の積み出しや受け取りが行われ、旅人を相手とする商売が栄えるなど、港湾都市としての様相を呈していたとみられている。
「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」は、多様な水文化と、琶湖の湖上交通を背景として、輸送や商業活動それに携わる人々の流通・往来が生み出した重要な文化的景観である。
参考資料:現地の説明板(西浜)/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-5-30
高島市海津・西浜・知内の水辺景観
(撮影:2011-6)
高島市海津・西浜・知内の水辺景観
(撮影:2011-6)
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橋板 (今津浜)

ヤナ漁
高島市海津・西浜・知内の水辺景観
(撮影:2011-6)
高島市海津・西浜・知内の水辺景観
(撮影:2011-6)
高島市海津・西浜・知内の水辺景観
(撮影:2011-6)
高島市海津・西浜・知内の水辺景観
(撮影:2011-6)
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