名 称 年 代   構造等
自由学園女子部食堂 昭和9年(1934) 木造1階(一部2階)建
    東京都選定歴史的建造物等    2018-7-28 現在 
自由学園女子部食堂 (撮影:2004-6) 自由学園女子部食堂 (撮影:2004-6)
「東京都選定歴史的建造物等」トップ
特徴等
自由学園は、大正10年(1921)、羽仁もと子・羽仁吉一夫妻により、現東京都豊島区西池袋にて女子校として開学された。学校の名は、新約聖書ヨハネによる福音書の「真理は汝らに自由を得さすべし」からとられた。昭和2年(1927)4月に新設された小学校(現初等部)は、昭和4年(1929)3月に、新校舎が完成した南沢に移転した。また、昭和9年(1934)9月、ライトの弟子遠藤新設計による校舎が南沢に完成して目白から移転、目白は「明日館」と名付け、卒業生が社会に働きかける拠点とされた。女子部体操館、講堂及び食堂はいずれもこの時に建設された建物群である。
女子部食堂は開学の地に現存するライトと共同設計の自由学園明日館(大正11年(1922)竣工、重要文化財)と同様、妻側に屋根まで達する列柱と開口部が設けられ、その意匠は開放的である。天に向かって伸びる姿は、あたかも生徒たたちの限りない成長を祈っているかのようでもある。
参考資料:TOKYO ART INDEX HP(東京都生活文化局)
2005-8-23
自由学園女子部食堂 (撮影:2004-6)
リストに戻る