東京都選定歴史的建造物等    2018-7-28 現在 
特徴等
本大学は、明治7年(1874)、ウィリアムズ主教が築地に聖書と英語を教える私塾を数名の生徒で開設したことに始まる。大正7年(1918)池袋に本館、図書館、寄宿舎(現2号館、3号館)、食堂が 完成し移転した。昭和24年(1949)に新制大学として認可され、今日に至っている。
池袋キャンパスの基本計画は、ニューヨークの著名な建築家マーフィー&ダナ建築事務所の手になり、大学の主要な機能を持つ諸施設が校地の東側に集約して建てられた。 正面から見て中央に塔屋を持つ大学本館を据え、左に図書館、右に諸聖徒礼拝堂(チャペル)を配して正面を構成し、 さらに中央の軸線を延長して、中央を囲んで学生食堂を中心に左右に寄宿舎を整える構想となっている。各建物の意匠はゴシックリヴァイバル様式を基調とし、簡素ながら重厚な赤レンガ造りでまとめられている。
ツタで覆われた池袋キャンパスのシンボルともいうべき本館は、米国聖公会宣教師アーサー・ラザフォード・モリス氏の寄付によって建てられたので、モリス館と呼ばれている。時計台はイギリスのデント社製で、直径90cm、動力は分銅式で、今でも6日に一度職員の手によって巻かれている。
参考資料: 立教大学HP
2005-8-20
名 称 年 代   構造等
立教大学本館(モリス館) 大正7年(1918) 煉瓦造 地上2階・地下1階建
立教大学本館 (撮影:2004-10)
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立教大学本館 (撮影:2003-10) 立教大学本館 (撮影:2004-10)
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