東京都選定歴史的建造物等 2018-7-28 現在 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
浴風会本館 |
大正15年(1926) | 鉄筋コンクリート造、地上2階(一部3階)地下1階建、塔屋付 |
特徴等 |
浴風会は、大正12年(1923)の関東大震災等のために自活することができなくなった老廃疾者及び扶養者を失った者の救護を行うため、大正14年(1925)に設立された施設である。第二次世界大戦後、連合軍による施設建物の接収や運営資金の凍結により事業は一時不振に陥ったが、昭和21年(1946)、生活保護法による保護施設として再生復興された。現在は社会福祉法人として老人ホーム、病院、在宅福祉サービス等の老人福祉事業を経営し、地域福祉の拠点になっている。この本館は、内田祥三らの設計により浴風会設立当初に建設された建物で、中央に塔を配置し、垂直線が強調されたデザインが、東京大学安田講堂と共通する表情を見せている。外壁は、スクラッチ磁気質タイル張。当初病棟として建設されたが、現在は事務所として使用されている。 参考資料:東京都都市整備局HP 2005-8-19 |