東京都選定歴史的建造物等 2018-7-28 現在 |
特徴等 |
静嘉堂文庫は、三菱合資会社の第4代社長であった岩崎小彌太がその父彌之助の収集した日本や中国の貴重な古典籍を永久に保存し、 更に研究者に公開することを目的に建設したものである。鉄筋コンクリート造2階建、スクラッチタイル貼りの瀟洒な建物で、イギリスの郊外住宅のスタイルを濃厚に表現している。設計者の桜井小太郎は、イギリスで建築を学び、英国風の落ち着いた品格のあるデザインを得意とした。岩崎小彌太も明治33年イギリスに留学し、ケンブリッジ大学を卒業した英国通であり、両者の呼吸が一致した作品である。内部は玄関ホール、ラウンジ、閲覧室、2階に応接室等があり、19世紀後半イギリスのアーツ・アンド・クラフト運動の雰囲気を持っている。 参考資料:現地の説明板(東京都生活文化局) 2005-8-18 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
静嘉堂文庫 | 大正13年(1924) | 鉄筋コンクリート造、2階建 |