東京都選定歴史的建造物等 2018-7-28 現在 |
特徴等 |
九品仏 (くほんぶつ) の名で ひろく親しまれている当山の開山は、江戸時代初期の高僧珂碩上人 (かせきしょうにん) で、4代将軍徳川家綱公の治世延宝6年(1678)に、奥沢城跡であったこの地を賜り、この寺を創建された。
境内約12万平米は、往古の面影を保存する都内有数の風致地区となっている。境内周囲の土手は、この地がかって奥沢城であった名残である。 仁王門(山門)は別名「紫雲楼」とも呼ばれ、寛政5年(1793)の建立である。重厚荘重なる構えで、一対の仁王像、楼上に阿弥陀如来と二十五菩薩像が安置されているほか、風神、雷神の像もあり、寺域全体の安全が意図されている。 三仏堂は上品堂 (じょうぽんどう) 、中品堂、下品堂の3つのお堂 (三仏堂) からなり、 :元禄11年から12年(1698-1699)にかけて建造された。堂内には、開山珂碩上人作の九躰の阿弥陀如来像 (九品仏) がそれそれ三躰ずつ安置されている。京都府下の浄瑠璃寺 (九躰寺) とともにわが国における東西の九品仏像の双璧である。 参考資料:九品仏縁起(浄真寺発行) 2005-8-19 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
浄真寺 (仁王門・三仏堂・ 奥沢城跡) |
仁王門:寛政5年(1793) 三仏堂:元禄11-12年(1698-1699) |
木造、1階建 |