特徴等
朝倉家は、明治以降、精米業をはじめ米穀販売や土地経営により発展した家で、住宅は、猿楽町の南西斜面を利用して大正8年(1919)に建設された。宅地中央に主屋が南面して建ち、西に土蔵、東方に庭門や附属屋がある。
主屋は、一部2階建の主体部を中心に、奥に座敷部や茶室、土蔵を連ね、家族室、台所、内玄関なども備えている。土蔵は、鉄筋コンクリート造及び木造、2階建で、庇を東面に設けている。東京中心部に残る関東大震災以前に遡る良質の和風住宅であり、数少ない貴重な遺構とされる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/東京都文化財情報DB(東京都)
2018-9-29
       
       
       
       
名 称 年 代   構造等
旧朝倉家住宅 大正8年
(1919)
主屋:木造一部2階建、建築面積573.76㎡、桟瓦葺 土蔵:鉄筋コンクリート造及び木造2階建、建築面積29.03㎡、桟瓦葺、東面庇附属 庭門:棟門、杉皮葺 附属屋:木造、建築面積42.96㎡、鉄板葺 宅地:5419.81㎡

土蔵

土蔵
旧朝倉家住宅 (撮影:2005-3) 旧朝倉家住宅 (撮影:2005-3)
    東京都選定歴史的建造物等    2018-7-28 現在 
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主屋

主屋
旧朝倉家住宅 (撮影:2005-3) 旧朝倉家住宅 (撮影:2005-3)
       
       
       
       

茶室
旧朝倉家住宅 (撮影:2005-3)
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