特徴等
この建物は、皇太子(後の昭和天皇)のご成婚のお祝いとして台湾在住邦人の有志が造営し、献上したものである。日本庭園の池に面し、御休息所、御手洗所、控室、御茶準備室などからなる木造平屋建で、昭和2年(1927)に完成した。御休息所の平面を卍形にしていることをはじめ、屋根の軒の反りや漆喰仕上げとした棟の燕尾、瓦の色、内部の装飾など、清朝中期以降の台湾で用いられた閩南(びんなん)建築様式の特徴を取り入れており、わが国では、大倉集古館と並ぶ本格的な中国風建築物である。柱に台湾杉、天井の鏡板に台湾扁柏(へんぱく)や台湾桧など、台湾から取り寄せた部材が多く使われている。
参考資料:現地の説明板/東京都都市整備局HP
2018-9-2
       
       
       
       
新宿御苑旧御凉亭 (台湾閣) (撮影:2004-7) 宿御新宿御苑旧御凉亭 (台湾閣) (撮影:2004-7)
    東京都選定歴史的建造物等    2018-7-28 現在 
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名 称 年 代   構造等
新宿御苑旧御凉亭 (台湾閣) 昭和2年(1927) 木造、平屋建
       
       
       
       
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