東京都選定歴史的建造物等 2018-7-28 現在 |
特徴等 |
この建物は「放浪記」「浮雲」などの代表作で知られる作家・林芙美子が、昭和16年(1941)8月から昭和26年(1951)6月にその生涯を閉じるまで住んでいた家である。大正11年(1922)に上京して以来、多くの苦労をしてきた芙美子は、昭和5年(1930)に落合の地に移り住み、昭和14年(1939)にはこの地を購入、新居を建設し始めた。新居建設当時、建坪の制限があったため、芙美子名義の生活棟と、画家であった夫・緑敏名義のアトリエ棟をそれぞれ建て、その後つなぎ合わせた。芙美子は新居の建築に当たっての思い入れは格別のものがあり、山口文象設計によるこの家は、数奇屋造のこまやかさが感じられる京風の特色と、芙美子らしい民家風のおおらかさを併せ持ち、落ち着きのある住まいになっている。 参考資料:林芙美子記念館案内リーフレット/東京都都市整備局HP 2005-8-11 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
新宿区立林芙美子記念館 |
昭和16年(1941) | 木造、1階建 |