東京都選定歴史的建造物等 2018-7-28 現在 |
名 称 | 年 代 | 構造等 | |
伊勢丹本店本館 |
昭和8年 (1933) |
鉄骨鉄筋コンクリート造、地上7階地下2階建 |
特徴等 |
明治19年(1886)、伊勢屋丹治呉服店として神田に創業した伊勢丹は、昭和8年(1933)に、郊外と都心を結ぶターミナル駅として急速に発達しつつあった新宿に本拠を移し、本格的な百貨店を目指した。店舗は、ゴシック的モチーフとアール・デコ的意匠を混在させた折衷様式のデザインでまとめられた。その後まもなく隣接のほてい屋を吸収し、明治通り側のほてい屋の建物も伊勢丹の意匠に合わせて改修、その後も数次の増築を経て現在の規模にいたっている。建物の外装は垂直線を強調した構成で、2・3階までの下層部は、ブロンズ製の精緻なレリーフ、照明用ブラケットなどを配し、装飾はアール・デコを思わせる単純明快な意匠でまとめられている。
参考資料:現地の説明板(東京都生活文化局)/東京都都市整備局HP 2005-8-12 |