東京都選定歴史的建造物等    2018-7-28 現在 
特徴等
小笠原邸は、昭和2年(1927)に、礼法の宗家で有名な小笠原家第30代当主・小笠原長幹伯爵(旧小倉藩主)の本邸として建設されたものである。設計者は、曾禰中條建設事務所である。平成14年(2002)に1年半の歳月をかけて復元修復工事が実施され、往時の姿を取り戻した。掻き落とし仕上げと呼ばれるクリーム色の外壁にエメラルドグリーンのスペイン瓦、窓には鉄格子の飾りが施され、中庭を囲むロの字型のプランは、日本に希少な完成度の高いスパニッシュ建築と言われている。南側の庭にまるく張り出した喫煙室の外壁には、生命の賛歌をモチーフにしたと言われる小森忍の装飾タイルが復元された。建物の内部には、ロビーをはじめ、回廊、喫煙室(シガールーム)やラウンジなどの各部屋があり、通常はレストランとして使用されているが、大邸宅とガーデン全てを貸しきってパーティーを開くこともできる。また、邸内には、バー&カフェ、小笠原流礼法の教室、ギャラリーなどもある。このような歴史的建造物が広く一般に開放されていることは、まことに嬉しいことである。
参考資料:小笠原邸HP/東京都都市整備局HP

2005-8-12
旧小笠原邸 (撮影:2005-2) 旧小笠原邸 (撮影:2005-2)
名 称 年 代   構造等
旧小笠原邸 昭和2年(1927) 鉄筋コンクリート造、地上2階・地下1階建
       
       
       
       
旧小笠原邸 (撮影:2005-2) 旧小笠原邸 (撮影:2005-2)
旧小笠原邸 (撮影:2005-2) 旧小笠原邸 (撮影:2005-2)
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旧小笠原邸 (撮影:2004-7) 旧小笠原邸 (撮影:2004-7)
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