東京都選定歴史的建造物等    2018-7-28 現在 
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特徴等
この建物は、昭和6年(1931)に呉服問屋・森五商店の社屋として建てられた。建築家・村野藤吾が渡辺節建築事務所から独立後はじめて手がけた作品で、大阪御堂筋の大阪ガスビルと並ぶ昭和初期の日本を代表するオフィスビル建築である。装飾に頼るのではなく、立面全体と窓の比例、外壁の平面性を強調する黒褐色のタイル、精妙なディテールを表現のテーマとしており、当時の最新の美意識と村野の芸術的センスが統合されていると評され、ドイツ製ガラスモザイクを用いた天井や大理石張の壁で構成された1階玄関ホールも注目されている。8階は昭和30年(1955)の増築である。
参考資料:現地の説明板(東京都生活文化局)/都選定歴史的建造物詳細(東京都都市整備局HP)
2005-8-11
名 称 年 代    構造等
近三ビルヂング
(旧森五商店東京支店ビル)
昭和6年
(1931)
鉄筋コンクリート造、地上8階地下1階建
近三ビルヂング (撮影:2004-10) 近三ビルヂング (撮影:2004-10)
近三ビルヂング (撮影:2004-10) 近三ビルヂング (撮影:2003-11)
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