東京都選定歴史的建造物等    2018-7-28 現在 
名 称 年 代    構造等
日本ハリストス正教会教団
復活大聖堂(ニコライ堂)
明治24年
(1891)
煉瓦及び石造、一階建、銅板葺、建築面積805.3㎡
日本ハリストス正教会教団復活大聖堂
(ニコライ堂) (撮影:2004-5)
日本ハリストス正教会教団復活大聖堂
(ニコライ堂) (撮影:2004-11)
特徴等
日本ハリストス正教会教団復活大聖堂(ニコライ堂)のハリストスとはギリシャ語でキリストを意味し、ニコライ堂の名称は、文久元年(1861)にロシアより来日した聖ニコライ大司教に由来する。大聖堂は、ミハイル・シチュールポフの設計をもとにジョサイア・コンドルの実施設計により建造され、明治24年(1891)に竣工した。様式はビザンチン風、構造は煉瓦造りであった。大正12年(1923)、関東大震災により上部ドームは崩落し、全体が火災に見舞われて、土台と煉瓦壁のみが残された。大震災後の復興工事は、岡田信一郎の設計により、昭和4年(1929)に竣工した。本堂のドーム屋根は、互いに隣接した12の縦長のアーチ窓を周囲に廻らせた上に、緑色の独特の丸屋根を載せたもので、鐘楼の高さは本堂ドームよりも低く抑えられている。鉄筋コンクリート造がやがて主流になっていく時代の先駆的役割を果たした建物として評価されている。平成10年(1998)の修復工事は、昭和4年(1929)の再建当時の復原を目指したもので、ビザンチン様式の美しい姿が蘇った。 緑色のドームや鐘楼がそびえる大聖堂の姿は、この地区のランドマークとして広く親しまれている。
参考資料:現地の説明板/東京文化財解説カード(東京都教育庁)/国指定文化財等DB(文化庁)
2005-8-11
       
       
       
       
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日本ハリストス正教会教団復活大聖堂
(ニコライ堂) (撮影:2004-5)
日本ハリストス正教会教団復活大聖堂
(ニコライ堂) (撮影:2004-5)
日本ハリストス正教会教団復活大聖堂
(ニコライ堂) (撮影:2004-5)
日本ハリストス正教会教団復活大聖堂
(ニコライ堂) (撮影:2002-3)
       
       
       
       
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