首里城正殿(復元工事中)  中城城跡 斎場御嶽 
用語の解説
按司(あじ、あんじ)
琉球王国成立前においては、地域を治める首長や豪族の呼称。(琉球王国では位階名の一つ。

三山時代
琉球の各地の按司たちの抗争と離合集散の末、 大きく3つの勢力圏にまとまった時代。三山とは、北から、今帰仁城を拠点とする 「北山」、浦添城を拠点とする「中山」、そして島尻大里城を拠点とする「南山」の三つを指している。

グスク
一般的には、石積みの城塞のこと。ただし、小高い丘にある拝所などをグスクと呼んでいる場合もある。

冊封(さっぽう)
中国皇帝は朝貢国の王が代わると、使者を派遣して新王を任命する。これを冊封といい、その使者を冊封使と呼んだ。

御嶽(うたき)
琉球の信仰における聖地のこと。


  登録遺産リスト
 名 称  所在地
グスク    
01 今帰仁城跡(なきじんじょうあと) 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊ハンタ原
02 座喜味城跡(ざきみじょうあと) 沖縄県中頭郡読谷村字座喜味 2975
03 勝連城跡(かつれんじょうあと) 沖縄県中頭郡勝連町字南風原 3759他
04 中城城跡(なかぐすくじょうあと) 沖縄県中頭郡北中城村
05 首里城跡(しゅりじょうあと) 沖縄県那覇市首里当蔵町
関連遺産
06 園比屋武御嶽石門
(そのひゃんうたきいしもん)
那覇市首里真和志町 1-7
07 玉陵(たまうどぅん) 沖縄県那覇市首里金城町 1-3
08 識名園(しきなえん) 沖縄県那覇市真地 421-7
09 斎場御嶽(せーふぁうたき) 沖縄県島尻郡知念村字久手堅サヤハ原
     世界文化遺産 -琉球王国のグスク及び関連遺産群- 
「世界遺産」トップに戻る
文化遺産の内容
13世紀の沖縄は、農耕経済の発展や海外交易などによって富と権力を手にした有力な按司がグスクを築き、武力を背景にそれぞれの地域を支配していましたが、やがて北山、中山、南山の政治的勢力圏に集約され(三山時代)、15世紀初めに中山の尚氏によって統一国家「琉球王国」が形成されました。
この時代の歴史の舞台となった主なグスクと関連遺産群が、2000年12月にユネスコの世界文化遺産として登録されました。毎年多くの観光客らがこれらの遺産群を訪れ、琉球・沖縄の歴史や文化に思いをはせています。
2018-4-18