沖縄の世界文化遺産 ~琉球王国のグスク及び関連遺産群~ 
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識名園 (撮影:2007-1) 識名園 (撮影:2007-1)
識名園 (撮影:2005-1) 識名園 (撮影:2005-1)
識名園 (しきなえん)
識名園は18世紀の終わり頃造られた琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や外国使臣の接待などに利用された。造園形式は、池の周りを歩きながら景色の移り変わるのを楽しむことを目的とした廻遊式庭園になっている。王家の別邸は、17世紀の後半、首里の崎山村(現在の首里崎山町)に御茶屋御殿が造られた。首里城の東に位置したので「東苑」とも呼ばれ、識名園は首里城の南にあるので「南苑」とも呼ばれた。御殿は当時の上流階級だけに許されていた格式ある木造建築で、赤瓦が使われている。廻遊式庭園は近世に日本の諸大名が盛んに造るようになった造園形式であるが、識名園の池に浮かぶ島には、中国風あずまやの六角堂や大小のアーチ橋が配され、池の周囲を琉球石灰岩で積みまわすなど、琉球独特の工夫が見られる。国の特別名勝となっている。
参考資料:識名園案内リーフレット(識名園管理事務所/那覇市教育委員会)/グスク及び関連遺産群(沖縄県HP)
2018-4-19
       
       
       
       
識名園 (撮影:2005-1) 識名園 (撮影:2005-1)
識名園 (撮影:2005-1) 識名園 (撮影:2005-1)
識名園 (撮影:2005-1) 識名園 (撮影:2007-1)