沖縄の世界文化遺産 ~琉球王国のグスク及び関連遺産群~ 
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玉陵墓室 (撮影:2004-12) 玉陵墓室(東室) (撮影:2004-12)
玉陵 (たまうどぅん)
玉陵は、1501年、尚真王が父尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、 その後、第二尚氏王統 の陵墓となった。墓室は、洗骨前の遺体を安置する中室、王と王妃の遺骨を安置する東室、その他王族の遺骨を安置した西室より構成され、その周囲を石牆で囲む。墓室正面は切石積で、中央に石扉を構える。沖縄における最大規模の墓の遺構で、墓陵は琉球石灰岩の高い石垣で囲まれ、すべての庭には珊瑚砂利が敷きつめられている。全体のつくりは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造建造物になっている。沖縄戦で大きな被害を受けたが、3年余りの歳月をかけて修復工事が行われ、往時の姿を取り戻して今日に至っている。玉陵は国の史跡になっており、構成要素の墓室と石牆は重要文化財に指定されている。
参考資料:現地の説明板・琉球文化アーカイブHP(いずれも沖縄県教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-4-18
玉陵石牆 (撮影:2004-12) 玉陵石牆 (撮影:2004-12)
       
       
       
       
玉陵墓室(中室) (撮影:2006-12) 玉陵墓室(西室) (撮影:2006-12)