沖縄の世界文化遺産 ~琉球王国のグスク及び関連遺産群~ 
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園比屋武御嶽石門 (そのひゃんうたきいしもん)
石門とその背後の森を園比屋武御嶽といい、王府の祈願所であった。石門は神社でいう拝殿にあたるが、本殿に相当する建物はなく、石門の後ろに広がる森がそれにあたるという。石門の創建は第二尚氏王統第三代王の尚真王時代の1519年で、竹富島出身の西塘 (にしとう) の築造と伝えられている。沖縄戦で大破したが、1957年に復元され、その後に解体修理されて1986年に完成した。石材は主に琉球石灰岩を用い、屋根は板葺唐破風形式である。屋根の飾りなどに日本と中国の様式を併せて用いた沖縄独特の優れた石造建築で、国の重要文化財になっている。今も多くの人が祈りに訪れている。
参考資料:現地の説明板(沖縄県・那覇市教育委員会)/沖縄県HP)/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-4-10
園比屋武御嶽石門 (撮影:2004-12)
       
       
       
       
園比屋武御嶽石門 (撮影:2004-12) 園比屋武御嶽石門 (撮影:2004-12)