当文化遺産の特徴
木造の建物を配し、石造の城壁と白色の土塀をめぐらせる日本の独特の城郭の様式は16世紀中頃に確立したが、姫路城はこの城郭建築の最盛期の遺産であり、17世紀初頭の日本の城郭を代表するものである。木造建造物群の傑作であるとともに、白漆喰の使用及び、多数の建築群と屋根の重なりが築く繊細な構成の両面において、合理的機能を卓越した美に結合させていること、また、その重要な特徴を損傷なく保存している点が評価され、平成5年(1993)に世界文化遺産に登録された。
周囲は二重の濠(内濠・外濠)で囲まれ、内濠と高い石垣に囲まれた内郭地域には城柵主要部と城主の居館が造営され、内濠と外濠のあいだの外郭地域には武家屋敷があった。その外は一般民衆の居住地と商業地からなる城下町であり、その周囲にも濠が巡っていた。内郭地域の城郭建築は当初の姿がほぼ完全に残っており、外郭地域とあわせて、整備基本構想のもとに保存・整備が進められている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2023-7-23


三の丸から西の丸(ワの櫓・カの櫓など)を望む


三の丸から菱の門・化粧櫓などを望む
姫路城 (2023-7) 姫路城 (2023-7)
        世界文化遺産姫路城-


三の丸から天守を望む


三の丸から天守を望む
姫路城 (2023-7) 姫路城 (2023-7)


西の丸から乾小天守・西小天守などを望む


内堀(大手門西方)
姫路城 (2023-7) 姫路城 (2023-7)
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三の丸から天守の東側を望む


三の丸から天守の西側(西小天守など)を望む
姫路城 (2023-7) 姫路城 (2023-7)