世界文化遺産 ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献- |
文化遺産の内容 ル・コルビュジエ (1887-1965) は、パリを拠点に活躍した建築家・都市計画家で、彼の建築が全世界に与えた影響力の大きさ等から、三大陸7か国(フランス・日本・ドイツ・スイス・ベルギー・アルゼンチン・インド)に所在する17資産が世界遺産となっている。東京上野にある国立西洋美術館はそのうちの一つで、わが国に唯一ある彼の作品である。 国立西洋美術館は、わが国がフランス政府から旧松方コレクションの寄贈を受けるに当たって昭和34年(1959)に建てられた美術館建築で、彼が探求してきた「限りなく発展する美術館」の構想を具現化したものとされる。建物は、鉄筋コンクリート造2階建、一部3階建、地下1階、平面は40.7メートル四方の正方形で、園地とともに世界遺産になっている。 三大陸7か国に所在する建築がまとまって世界遺産になっているというのも興味深い。 参考資料:国指定文化財等DB 2023-6-8 |