世界文化遺産日光の社寺-
文化遺産の内容
奈良時代末期の782年に、僧勝道が男体山の登頂に成功したのち寺院を建立し日光山を開いて以来、日光山は、日本古来の神の信仰と仏教信仰とが結びついた、山岳信仰の聖地として発展していった。二荒山神社と輪王寺は、この伝統を受け継ぐものである。
江戸時代初期の1616年に徳川初代将軍家康の霊廟である東照宮が造営されてから、徳川幕府の聖地となり、さらに、1653年には3代将軍家光の霊廟である大猷院が造営された。また、江戸時代を通して、二荒山神社社殿、輪王寺の伽藍の造営をはじめ、旧衆徒の寺跡再興、堂社廟塔の修造、造営や維持修理の活動が継続して行われた。
幕府が総力をあげて造営した建物は、人物・動物・植物などの彫刻を多用し、漆塗や彩色、飾り金具などで華やかに飾られている。
「日光の社寺」は建築上、芸術上の傑出した能力を表すものであること、神社仏閣に適用された江戸時代の建築様式の最適な例証であること、また、その周辺環境とともに日本で古くから宗教の中心とされてきた場所の顕著な事例であることから、1999年12月に背世界文化遺産として登録され、いつも内外の観光客で賑わっている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2023-6-18
二荒山神社神橋 (2007-3) 二荒山神社本殿 (2007-3)
輪王寺護法天堂 (2007-3) 輪王寺大猷院霊廟皇嘉門 (2007-3)

東照宮陽明門 (2001-9) 東照宮唐門 (2001-9)
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招き猫

三猿「見ざる、言わざる、聞かざる」
東照宮東回廊 (2001-9) 東照宮神厩 (2001-9)
二荒山神社鳥居 (2002-9) 輪王寺三重塔 (2007-3)