世界文化遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群
この文化遺産の特徴
「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した人々の生活と精神文化を伝える文化遺産で、北海道・青森県・岩手県・秋田県に所在する下記の17遺跡で構成されています。
 
大平山元遺跡、垣ノ島遺跡、北黄金貝塚、田小屋野貝塚、二ツ森貝塚、三内丸山遺跡、
 大船遺跡、御所野遺跡、入江貝塚、小牧野遺跡、伊勢堂岱遺跡、大湯環状列石、
 キウス周堤墓群、大森勝山遺跡、高砂貝塚、亀ヶ岡石器時代遺跡、是川石器時代遺跡

これらの遺跡が位置する北海道・北東北では、ブナを中心とする落葉広葉樹の森林が広がり、海洋では暖流と寒流が交わり豊かな漁場が生まれました。 このような自然環境のもと、人々は食料を安定的に得ることができ、今から約 15,000年前に土器を使用し、定住を開始しました。その後、1万年以上の長きにわたって農耕に移行することなく、気候の温暖化や寒冷化などの環境変化にも巧みに適応しながら、採集・漁労・狩猟による定住を継続しました。この間、土偶や環状列石、周堤墓などにみられるように、精緻で複雑な精神文化を育みました。本資産は、このような農耕以前の人類の生活や精神文化を伝える貴重な遺産です。

参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2023-6-13
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三内丸山遺跡 (2013-7) 5
三内丸山遺跡 (2013-7) 三内丸山遺跡 (2013-7)
三内丸山遺跡 (2013-7) 三内丸山遺跡 (2013-7)
三内丸山遺跡 (2013-7) 三内丸山遺跡 (2013-7)
上記の遺跡のうち、写真のあるのは三内丸山遺跡だけです。