石川酒造向蔵

特徴等

石川酒造は、文久3年(1863)創業という造り酒屋で、日本酒「多満自慢」やビール「多摩の恵」を製造販売している。福生市熊川に所在する敷地には酒造蔵などが建ち並び、老舗造り酒屋の歴史的景観を今に伝えている。
向蔵は切妻造、桟瓦葺、桁行35ｍ・梁間13.5ｍの2階建土蔵で、敷地西寄りに南北棟として建っている。扉口のある東面に下屋庇、窓に小庇を付け、開口部は丁寧に鳥居型に縁取る。平成11年(1999)、111年振りに地ビールの生産が1階で再開された。2階にはホールがあって、演奏会が開かれたりしている。
参考資料：国指定文化財等DB(文化庁)
2005-8-24

番号-名称		年代	構造等
185 石川酒造向蔵		明治29年 (1896)	土蔵造2階建、瓦葺、建築面積577㎡、東面庇付


石川酒造向蔵 (撮影：2004-9)	石川酒造向蔵 (撮影：2004-9)

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