特徴等
旧伊勢屋質店は、万延元年(1860)から昭和57年(1982)まで、120年以上文京区本郷菊坂で商いを続けてきた質店で、近くの貸家に母と妹と移り住んだ樋口一葉が苦しい家計をやりくりするために度々通った店として知られている。菊坂に面して見世と土蔵が並んで建ち、背後に座敷棟が配されている。
座敷棟は土蔵の背面側に建ち、見世と接続している。8畳の座敷を中心に東南2方に縁を廻し、南側には中庭を設ける。狭小な敷地の中で眺望を確保するなど町屋に設けられる座敷の特徴を示している。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(文京区教育委員会)
2005-8-13
旧伊勢屋質店座敷棟 (撮影:2004-11) 旧伊勢屋質店座敷棟 (撮影:2004-11)
   東京都の登録文化財建造物    2018-8-13 現在
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番号-名称 年 代   構造等
136 旧伊勢屋質店
座敷棟
明治23年
(1890)
木造平屋建、瓦葺、建築面積25㎡
       
       
       
       
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