東京都の登録文化財建造物    2018-8-13 現在
特徴等
旧伊勢屋質店は、万延元年(1860)から昭和57年(1982)まで、120年以上文京区本郷菊坂で商いを続けてきた質店で、近くの貸家に母と妹と移り住んだ樋口一葉が苦しい家計をやりくりするために度々通った店として知られている。菊坂に面して見世と土蔵が並んで建ち、背後に座敷棟が配されている。
土蔵は2階建、瓦葺で、妻面を通りに見せて建っている。明治初期の建造で、売渡証から明治20年(1887)に現在の足立区鹿浜より移築されたことが分かっている。見世とともに、明治時代の本郷菊坂の景観を今日に伝える。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(文京区教育委員会)
2005-8-13
旧伊勢屋質店土蔵 (撮影:2003-11) 旧伊勢屋質店土蔵 (撮影:2006-11)
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番号-名称 年 代   構造等
135 旧伊勢屋質店
土蔵
明治(1868-1911)初期
明治20年(1887)移築
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積22㎡
       
       
       
       
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