特徴等
椿山荘三重塔は、平安時代の歌人として名高い小野篁ゆかりの篁山竹林寺(広島県賀茂郡入野)にあったものを、藤田平太郎が譲り受け、藤田男爵邸(現椿山荘)に移築したものである。和様を基調に各部に禅宗様を加味し、組物は三手先、軒は各層とも本繁平行垂木、移築時に軸部が改造されたが、外観は細部に至るまで本格的な構成をよくとどめ、苑内の景観の核となっている。東京都区内に現存する古塔は、旧寛永寺五重塔(江戸前期)と池上の本門寺五重塔(桃山期)、そしてこの椿山荘(室町末期)の三重塔だけであり、貴重な文化財である。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の案内板/椿山荘HP
2008-8-15
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椿山荘三重塔 (撮影:2007-3) 椿山荘三重塔 (撮影:2004-1)
椿山荘三重塔 (撮影:2004-1)
   東京都の登録文化財建造物     2018-8-13 現在
番号-名称 年 代   構造等
106 椿山荘三重塔 室町末期(1333-1572)
大正14年(1925)移築
木造三重塔、銅板葺、建築面積29㎡
       
       
       
       
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