特徴等
東京市周辺の近郊農村は、大正12年(1923)の関東大震災後の都心から周辺地域への人口移動によって宅地化していった。久が原地区もこのような地域の一つで、耕地整理と大正11年(1922)の池上電鉄の開通がその宅地化に拍車をかけた。久が原台地の上の方は、畑だけで家がなかったので、道路が碁盤の目のように整然とつけられた。
この住宅は、このような住宅地の一角に建築されたもので、丁寧なつくりの昭和初期和風住宅の好例である。入母造で、外壁は下見坂を高く張り純和風特色の構えになる。室内は洋室の応接間、食堂以外は和室とするが、居間中心型の整然とした平面を持っている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2005-8-16
h:      
     
       
       
三橋家住宅主屋 (撮影:2004-9) 三橋家住宅主屋 (撮影:2004-9)
   東京都の登録文化財建造物    2018-8-13 現在
番号-名称 年 代   構造等
085 三橋家住宅主屋 昭和((1926
-1988) 初期
木造2階建、瓦葺、建築面積88㎡
       
       
       
       
リストに戻る
リストに戻る