特徴等
江戸から明治にかけて雷門付近は材木町と呼ばれ、隅田川を利用して木材を運ぶ材木問屋が立ち並んでいた。この土蔵は、川に面して材木店を構えていた3代目竹屋長四郎が、慶応4年(1868)に内蔵として建てたものである。江戸時代の土蔵造りの技法を踏襲して建てられた堅牢な土蔵で、関東大震災、東京大空襲という二度の大災害を耐え抜いてきた。ギャラリー・エフ蔵は、この土蔵を利用して、平成9年(1997)にオープンしたアート・スペースで、さまざまなジャンル、国籍のアーティストたちの発表の場として活用されてきている。蔵の前はカフェになっていてギャラリーへの導入部としての役割を持っている。心の安らぐ空間であり、また、刺激な空間でもある。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/ギャラリー・エフ案内リーフレット
2005-8-16
ギャラリー・エフ蔵 (撮影:2005-1) ギャラリー・エフ蔵 (撮影:2005-1)
   東京都の登録文化財建造物    2018-8-13 現在
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番号-名称 年 代   構造等
084 ギャラリー・エフ蔵
(株式会社淵川金属事務所)
慶応4年
(1868)
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積20㎡
ギャラリー・エフ蔵 (撮影:2005-1)
       
       
       
       
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