東京都の登録文化財建造物    2018-8-13 現在
番号-名称 年 代   構造等
061 松本家住宅主屋 昭和6年
(1931)
木造3階建、瓦葺、建築面積137㎡
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松本家住宅主屋 (撮影:2003-12) 松本家住宅主屋 (撮影:2005-2)
特徴等
松本家住宅は神田多町に残る震災復興町家で、多町大通りに面した角地に東面して建っている。神田多町は、昭和の初めに秋葉原の北側に市場が移転するまで一大青果市場があり、江戸・東京の消費生活に大きな役割を果たしていた。この建物は、現在は住宅として使用されているが、建築当時は青果物問屋の店舗併用住宅として使われていた。災復興期の建物は大別すると、いわゆる看板建築タイプの建物と出桁造の町屋タイプの建物に分けることができるが、この建物は後者のタイプで、軒下に出桁がある。正面からは2階建に見えるが、3階建であり、横壁(妻面の壁)は、一時モルタル塗のときもあったようだが、訪れた時には下見板張りであった。保存状態も良く、下町における震災復興町家として貴重な遺構とされる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/東京の近代建築(地人書館発行)
2005-8-11