特徴等
東京女子大学は、キリスト教主義に基づき高い知性と自由な精神を育む女子高等教育を目指して大正7年(1918)に創立された大学で、新渡戸稲造が初代学長である。武蔵野の面影を残す杉並区善福寺のキャンパスに建つ歴史的建造物群は、いずれもアントニン・レーモンドの設計によるもので、端麗清楚なたたずまいで学生たちを見守っている。
講堂・礼拝堂は正門を入って右手に位置しており、鉄筋コンクリートの打ち放しという大胆な手法が用いられている。手前の礼拝堂部と奥の講堂部とから成り、その接点にエントランス・ホールを設け、その上に高い塔屋を聳えさせる。礼拝堂は、プレキャストのコンクリート・ブロックにステンドグラスをはめ込み、ゴシック教会堂に見られる荘重な空間を現代的手法で表現している。オーギュスト・ペレのランシー教会堂をモデルとしたことで知られる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/現地の説明板(東京都生活文化局)/本校HP
2005-8-19
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東京女子大学講堂・礼拝堂
(撮影:2004-4)
東京女子大学講堂・礼拝堂
(撮影:2004-4)
   東京都の登録文化財建造物    2018-8-13 現在
       
       
       
       
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番号-名称 年 代   構造等
036 東京女子大学
講堂・礼拝堂
昭和13年
(1938)
鉄筋コンクリート造2階建塔屋付,建築面積1186㎡
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